Dafnis Prieto "Si O Si Quartet Live At Jazz Standard Nyc"
メンツは以下の通り。Manuel Valeraって名前は聞いた記憶があります。
"Historia"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a59213013.html)というアルバムで聴いています。
他の人はリーダー含め初めてだと思います。
Dafnis Prieto(Ds)、Peter Apfelbaum(Ts)、Manuel Valera(P)、Charles Flores(B)
演奏曲は、全部全部オリジナルのようです。曲名は以下の通り。
1 Si o Si
2 Claveteo
3 Seven by Seven
4 Ilu-Uli
5 Just Go
6 3 poems 1 Song
7 Me Neither
8 Thoughts
9 Intro Absolute
10 Trio Absolute
Dafnis Prietoで検索すると"「エル・ネグロ」に追随する、N.Y.ラテン・スピリチュアル・ジャズ・ドラムの若き天才"みたいな紹介をされているようですが、ラテン系でありながら拠点がNYなんでしょう。
NYジャズを基本とした中にラテンのテイストと、個人的にはアフリカンな雰囲気をも感じさせる音楽性と受け取りました。
編成が1ホーンカルテットなので、通常であれば、SAXとPIANOが前面に出る分、印象はこの2つの楽器に持って行かれることが多いのですが、この盤ではなんだかんだ言ってやっぱりドラムの存在感が大きいなぁと言う感じです。
もちろん、他の3人もしっかりした演奏してますし、普通に聴けば旋律楽器が前面にあるのも間違いないですし、ドラムだけが目立つような演奏なんてことは決して無いのですが、それでもドラムの存在感が際立っているように感じるところが"若き天才"たる所以なのかと感じ入る次第であります。
特にリズム強調な演奏が多いわけではないのですが、それでもリズムをとっても大切にした演奏という印象を(個人的には)強く感じています。
というわけで、全体的にラテンに脳天気ってわけでもなく、高速ドラムに圧倒されるような感じでもなく、なかなかスピリチュアルな雰囲気を醸し出す演奏で、一筋縄ではいかないかなりスルメ度の高い演奏と感じています。
結果的に、かなりのヘヴィローテーションで聴いてしまいました。
個人的には4曲目の雰囲気に妙に惹かれています。
Dafnis Prieto "Si O Si Quartet Live At Jazz Standard Nyc"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/3679538)
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