Brad Mehldau "Live In Marciac"
Brad Mehldau の新作は2006年収録のソロピアノでのライブ盤です。2枚組+DVD1枚となります。
前作が、"Highway Rider"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a59390974.html)だったので、約1年ぶりの新譜と言うことになると思います。
しかし、2011年に5年前の録音をリリースするのって..
演奏曲は、2枚にわたっててんこ盛り状態で、下記17曲。オリジナルが5曲に、その他12曲という塩梅です。
Disk 1
1 Storm
2 It’s All Right with Me
3 Secret Love
4 Unrequited
5 Resignation
6 Trailer Park Ghost
7 Goodbye Storyteller (for Fred Myrow)
8 Exit Music (for a Film)
Disk 2
1 Things Behind the Sun
2 Lithium
3 Lilac Wine
4 Martha My Dear
5 My Favorite Things
6 Dat Dere
DVDは見てないので一番最後にリストだけ書くことにして音のほうで文章を作っていきます。
1曲目、しばらくインプロビゼーション的な演奏を行ったところで、しっかり明瞭なテーマを出してきて、曲名をあきらかにします。
その後、またアドリブに入って、あれやこれやと繰り出した演奏をとなるのですが、これがいわゆるBrad Mehldauの右手、左手という、本当に1人で弾いてんの的な演奏で圧倒されてしまいます。
こういう彼のスタイルは、ソロピアノであるから手数を多くしている部分も含めて、ひときわ際立っているというところなんだと思います。
さらに、ダイナミックな展開の曲はしっかりダイナミックに、静かな曲はより情感を込めてと曲毎にしっかりわかりやすく曲の表情を出しているところも、演奏の判りやすい凄さに繋がっているんだと思います。
当初、Brad Mehldauというと内に入ったような演奏で、聴いてると顔が難しい表情になってくるような風説がありましたが、この盤では実にエンターテイメントに聴衆を楽しませる選曲と演奏をしていて、ずっと「あ、あの曲だ、うわ凄いっ」 みたいな感じで、あれよあれよと時間が過ぎ去ってゆく印象です。
オリジナルも含めて耳覚えのある曲がかなり並んでいるので、Brad Mehldauのピアノの魅力を十分堪能しながら、それでいて曲をも楽しめるアルバムになっています。
ディスク2の4曲目からアンコールとなるのですが、このアンコールの3曲がタイトルを見て判る通りのお馴染みの曲の連発で、(実は全般的に聴きどころなんですが)ここがこの盤のハイライトになるんじゃないかと勘ぐっています。
コンサートとしてとても馴染みやすくそれでいながらBrad Mehldau凄さ魅力をたっぷり堪能できるかなり満足度の高いアルバムだと思います。
中年音楽狂さんが、
"ある意味,ピアノ・ソロでこれだけ聞かせるのは,Keith Jarrettか,Brad Mehldauか
と言いたくなるぐらいである。"
と書いてますが、わたしは"ある意味"と言う語をとって、同じ文章をこの中に書きたかったです。
でもって、さらに映像まで見れるってんですから。。(驚)
DVD
1 Storm / It's All Right With Me
2 Secret Love
3 Unrequited
4 Resignation
5 Trailer Park Ghost
6 Goodbye Storyteller (for Fred Myrow) / Exit Music [for a Film]
7 Things Behind The Sun
8 Lithium
9 Lilac Wine
10 Martha My Dear
11 My Favorite Things
Brad Mehldau "Live In Marciac"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/3964743)
前作が、"Highway Rider"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a59390974.html)だったので、約1年ぶりの新譜と言うことになると思います。
しかし、2011年に5年前の録音をリリースするのって..
演奏曲は、2枚にわたっててんこ盛り状態で、下記17曲。オリジナルが5曲に、その他12曲という塩梅です。
Disk 1
1 Storm
2 It’s All Right with Me
3 Secret Love
4 Unrequited
5 Resignation
6 Trailer Park Ghost
7 Goodbye Storyteller (for Fred Myrow)
8 Exit Music (for a Film)
Disk 2
1 Things Behind the Sun
2 Lithium
3 Lilac Wine
4 Martha My Dear
5 My Favorite Things
6 Dat Dere
DVDは見てないので一番最後にリストだけ書くことにして音のほうで文章を作っていきます。
1曲目、しばらくインプロビゼーション的な演奏を行ったところで、しっかり明瞭なテーマを出してきて、曲名をあきらかにします。
その後、またアドリブに入って、あれやこれやと繰り出した演奏をとなるのですが、これがいわゆるBrad Mehldauの右手、左手という、本当に1人で弾いてんの的な演奏で圧倒されてしまいます。
こういう彼のスタイルは、ソロピアノであるから手数を多くしている部分も含めて、ひときわ際立っているというところなんだと思います。
さらに、ダイナミックな展開の曲はしっかりダイナミックに、静かな曲はより情感を込めてと曲毎にしっかりわかりやすく曲の表情を出しているところも、演奏の判りやすい凄さに繋がっているんだと思います。
当初、Brad Mehldauというと内に入ったような演奏で、聴いてると顔が難しい表情になってくるような風説がありましたが、この盤では実にエンターテイメントに聴衆を楽しませる選曲と演奏をしていて、ずっと「あ、あの曲だ、うわ凄いっ」 みたいな感じで、あれよあれよと時間が過ぎ去ってゆく印象です。
オリジナルも含めて耳覚えのある曲がかなり並んでいるので、Brad Mehldauのピアノの魅力を十分堪能しながら、それでいて曲をも楽しめるアルバムになっています。
ディスク2の4曲目からアンコールとなるのですが、このアンコールの3曲がタイトルを見て判る通りのお馴染みの曲の連発で、(実は全般的に聴きどころなんですが)ここがこの盤のハイライトになるんじゃないかと勘ぐっています。
コンサートとしてとても馴染みやすくそれでいながらBrad Mehldau凄さ魅力をたっぷり堪能できるかなり満足度の高いアルバムだと思います。
中年音楽狂さんが、
"ある意味,ピアノ・ソロでこれだけ聞かせるのは,Keith Jarrettか,Brad Mehldauか
と言いたくなるぐらいである。"
と書いてますが、わたしは"ある意味"と言う語をとって、同じ文章をこの中に書きたかったです。
でもって、さらに映像まで見れるってんですから。。(驚)
DVD
1 Storm / It's All Right With Me
2 Secret Love
3 Unrequited
4 Resignation
5 Trailer Park Ghost
6 Goodbye Storyteller (for Fred Myrow) / Exit Music [for a Film]
7 Things Behind The Sun
8 Lithium
9 Lilac Wine
10 Martha My Dear
11 My Favorite Things
Brad Mehldau "Live In Marciac"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/3964743)
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