ドクトル梅津バンド(20110520)

5/20のどくとる梅津バンドのライブに行って来ました。
この４人が揃うのは、年に１～２回あるかないかということで、No Trunksでも初めてのライブとのことでした。

どくとる梅津バンド＝DUB=梅津和時as,片山広明ts,早川岳晴b,菊地隆ds

相変わらずの２部からの参戦のつもりだったのですが、ちょと遅刻してすでに開始していました。
お店は、文字通り立錐の余地無しという感じの大盛況で、今回は立ち見となりました。
40人は超えていたようです。

演奏は、全体的にはラフな雰囲気の演奏であるのは予想通り。本当にどう展開していくのか判らないような演奏で、途中で音が途切れるのもなんのその。その後の勢いでライブの流れはかたち作られていくってなもんです。
ソロの応酬というか、有名曲のフレーズ対決なんてやらかしてくれたり、その場で打ち合わせまではやりゃしないですが、かなり行き当たりばったり的なところが随所に見られる(でも楽しい)演奏でした。

遠くから見ていると、早川さんってかなり若く見えてまして、ソロ回しでも梅津さんにいじられているような感じで、このバンドの中でも若手なんだろうなと感じてしまっていたのですが、ＤＵＢ結成３０年くらい経過しているわけでして、終演後間近でみると相応の年輪が伺えたのが、驚きでもあり納得でもありと..

後半は、ボイスをイントロとかアクセントに使い出して、「聴衆にもコール＆レスポンスではなく、勝手に声出すのも気持ち良いよ」なんてカマかけられて、普通は皆ニヤニヤしてるだけなんですが、調子こいてＫ氏と"うぉ～"とか"いぇぃ"とかやらせていただきました(笑)

梅津さんのＭＣもなかなかにウィットに富んでいて、チェルノブイリが話題になっていた頃の欧州ツアーで放射能にはミソだか豆腐だかが効くという風評で、よく売れていたが、実はキャラメルが効くらしいよなんて。。。　　「おせん(汚染)にキャラメル・・」　なんて冗談まで飛び出して　(これ、すぐに判らなくて笑えなかった)

菊地さんのドラムと早川さんのベースは迫力満点で、この辺は気分としてはロックになるんでしょうがフロントの２人は、演歌な雰囲気が濃密でありまして(笑)、この辺の絶妙な融合感がこのバンドの魅力なんでしょう。


と、あっという間に過ぎ去った１時間でありました。
アンコールは、４人が管楽器を持たされて、ブォーなんてやってみたりと、なんでもありの圧倒的でありながら圧巻な演奏でありました。