MSG "Tasty!"

イメージ 1

この盤はお店で聴いて気に入った盤となります。ほとんど衝動買いをしそうになったのですが、グッとこらえて周辺事情の調査を行った後に、結局購入となりました。
家での調査では、Rudresh Mahanthappaインド系アメリカ人でVijay Iyerとも共演歴のある人で、リーダーアルバムも10枚前後リリースしている中堅という位置づけになりそうな人でした。全然知らなかった(汗)
買ってないですが、naryさんが絶賛していた昨年の"APEX"(http://www.amazon.co.jp/dp/B003X2O72Y/)も彼のリーダー作です。
で、これを聴くならMauger Trio "The Beautiful Enabler"(http://www.amazon.co.jp/dp/B001EL2AS4/)が良いなんて文章まで見つけて、あれこれいろいろ悩み出したらキリがなくなって、最初の自分のインスピレーションに賭けてこの盤を買った次第であります。

本作はMSGという他のユニットに間違えられそうな名称のユニットですが、参加3人の姓をくっつけただけなので、安易ですがわかりやすいというか。。(汗)
Rudresh Mahanthappa(Sax)、Chander Sardjoe(Ds)、Ronan Guilfoyle(B)

収録曲は、全部で8曲。5曲がMahanthappa 3曲がGuilfoyleの作品となっています。
1 Black Jack
2 Sucking Stones
3 Installation
4 Guile
5 Groove Band Rebellion
6 Traditional
7 Chant
8 Waltz for the Anatomically Correct

中身は、典型的なSAX Trioという感じのハードでヘヴィな演奏が繰り広げられます。
リズムは、M-Baseな雰囲気を感じさせるものが多くいイメージですかねぇ。
ベースが強力でありながら(良い意味で)単調なリズムを刻む中、ドラムが高速にガツガツと責め立てるタイトで強烈なリズムの上を、Rudresh MahanthappaのSAXが縦横無尽にはね回るようなイメージの演奏となります。

Rudresh MahanthappaのSAXはあまりトリッキーな音を駆使するようなタイプではなく、正統的な音色で自分のインスピレーションに従って矢継ぎ早にフレーズを送り出すようなタイプで、しっかり聴いているとかなり圧倒される演奏だと思います。
Rudresh MahanthappaのSAXももちろん良いのですが、個人的にはChander Sardjoeのやかましいくらいのドラムのガツガツした音に浸っているのが気持ちよいんじゃないかと..(笑)


Rudresh Mahanthappaの矢継ぎ早フレーズに圧倒されて。。というのができれば、1枚は早いんでしょうけど、曲調が似ているものが多いので普通に聴いているとアルバム1枚分だとちょっと飽きるかも..。


MSG "Tasty!"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/3935099)

この記事へのコメント