Ambrose Akinmusire "When The Heart Emerges Glistening"
近年話題のトランペッターの筆頭であるAmbrose Akinmusireの2枚目のリーダー作です。
1枚目はFSNTからリリースされた"Prerude"(http://www.amazon.co.jp/dp/B0016J7XO0/)になり、メジャーデビュー第一弾にもなります。
個人的にもFSNTの初リーダー作は聴いてないですが、筆頭の注目株であることを疑わない存在になっています。
Walter Smith IIIのリーダー作、Michel Portal盤、Esperanza Spalding盤、Linda Oh盤、Danny Grissett盤。。。と結構な数を聴いて、最近になるに従ってより演奏のもの凄さに圧倒されてきているようなところがあります。。
メンツは、盟友のWalter Smith IIIを擁した2管のクインテットとなります。
Ambrose Akinmusire(Tp)、Walter Smith III(Ts)、Gerald Clayton(P)、Harish Raghavan(B)、Justin Brown(Ds)
演奏曲は13曲。2曲を除いてオリジナルのようです。2曲目がベーシストの作品。11曲目はスタンダードになります。
1 Confessions to My Unborn Daughter
2 Jaya
3 Henya Bass Intro
4 Henya
5 Far but Few Between
6 With Love
7 Regret (No More)
8 Ayneh (Cora)
9 My Name is Oscar
10 The Walls of Lechuguilla
11 What's New
12 Tear Stained Suicide Manifesto
13 Ayneh (Campbell)
1曲目の出だしがTpソロで始まるのですが、彼の力強くぶ厚い音色に抑制を利かせたような感じで、なんとも渋い皮切りです。
すぐに他の楽器が入ってきてWalter Smith IIIとの掛け合いが始まるのですが、抑制の利いた渋い雰囲気はそのまま維持された演奏で、背筋ゾゾーッみたいな格好良い演奏です。
と言う感じで、全体的にスカッと爽やかな路線というよりは、ちょいとダークな雰囲気に包まれたもので、個人的には数曲で良いからスカッと暴れまわるような演奏を入れてくれたらなぁなんて思ってしまうのですが..
とはいえ、各人気合いのしっかり入った演奏を繰り広げていまして..。
Ambrose Akinmusireは、先ほど書いた通りの"力強くぶ厚い音色に抑制を利かせたような"音で、凄みのある演奏を聴かせてくれます。
Walter Smith IIIは、Ambrose Akinmusireの好サポートという感じで、主役をたてつつ裏に表に演奏に厚みを加えるような演奏で、リーダー作ほど暴れてはいないけどやっぱり最近注目の逸材であることを見せつけています。
Gerald Claytonのピアノがソロも含めて控えめの演奏なんですが、不思議なハーモニーを持った演奏で、演奏にミステリアスな雰囲気を加えているような印象です。
しっかり聴いていると、そのフレーズ回しが気になって耳がピアノから離れなくなるような感じがあります。
Harish Raghavanのベース、Justin Brownのドラムも、主役がフロントにいるのをしっかり理解したところで、あまり場を支配しようと言う野心を燃やさない好サポートをしているイメージなんですが、フロントが派手にやらかしているときはしっかりアグレッシブな演奏でバッキングしてまして侮れません。
全体に派手な印象はあまり持たないアルバムなのですが、演ってることは相当な気合いを感じさせるメジャーデビュー作としては万全の作品に仕上がっていると言うにはちと地味ではありますがかなりの力作だと思います。
Ambrose Akinmusire "When The Heart Emerges Glistening"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/3999463)
1枚目はFSNTからリリースされた"Prerude"(http://www.amazon.co.jp/dp/B0016J7XO0/)になり、メジャーデビュー第一弾にもなります。
個人的にもFSNTの初リーダー作は聴いてないですが、筆頭の注目株であることを疑わない存在になっています。
Walter Smith IIIのリーダー作、Michel Portal盤、Esperanza Spalding盤、Linda Oh盤、Danny Grissett盤。。。と結構な数を聴いて、最近になるに従ってより演奏のもの凄さに圧倒されてきているようなところがあります。。
メンツは、盟友のWalter Smith IIIを擁した2管のクインテットとなります。
Ambrose Akinmusire(Tp)、Walter Smith III(Ts)、Gerald Clayton(P)、Harish Raghavan(B)、Justin Brown(Ds)
演奏曲は13曲。2曲を除いてオリジナルのようです。2曲目がベーシストの作品。11曲目はスタンダードになります。
1 Confessions to My Unborn Daughter
2 Jaya
3 Henya Bass Intro
4 Henya
5 Far but Few Between
6 With Love
7 Regret (No More)
8 Ayneh (Cora)
9 My Name is Oscar
10 The Walls of Lechuguilla
11 What's New
12 Tear Stained Suicide Manifesto
13 Ayneh (Campbell)
1曲目の出だしがTpソロで始まるのですが、彼の力強くぶ厚い音色に抑制を利かせたような感じで、なんとも渋い皮切りです。
すぐに他の楽器が入ってきてWalter Smith IIIとの掛け合いが始まるのですが、抑制の利いた渋い雰囲気はそのまま維持された演奏で、背筋ゾゾーッみたいな格好良い演奏です。
と言う感じで、全体的にスカッと爽やかな路線というよりは、ちょいとダークな雰囲気に包まれたもので、個人的には数曲で良いからスカッと暴れまわるような演奏を入れてくれたらなぁなんて思ってしまうのですが..
とはいえ、各人気合いのしっかり入った演奏を繰り広げていまして..。
Ambrose Akinmusireは、先ほど書いた通りの"力強くぶ厚い音色に抑制を利かせたような"音で、凄みのある演奏を聴かせてくれます。
Walter Smith IIIは、Ambrose Akinmusireの好サポートという感じで、主役をたてつつ裏に表に演奏に厚みを加えるような演奏で、リーダー作ほど暴れてはいないけどやっぱり最近注目の逸材であることを見せつけています。
Gerald Claytonのピアノがソロも含めて控えめの演奏なんですが、不思議なハーモニーを持った演奏で、演奏にミステリアスな雰囲気を加えているような印象です。
しっかり聴いていると、そのフレーズ回しが気になって耳がピアノから離れなくなるような感じがあります。
Harish Raghavanのベース、Justin Brownのドラムも、主役がフロントにいるのをしっかり理解したところで、あまり場を支配しようと言う野心を燃やさない好サポートをしているイメージなんですが、フロントが派手にやらかしているときはしっかりアグレッシブな演奏でバッキングしてまして侮れません。
全体に派手な印象はあまり持たないアルバムなのですが、演ってることは相当な気合いを感じさせるメジャーデビュー作としては万全の作品に仕上がっていると言うにはちと地味ではありますがかなりの力作だと思います。
Ambrose Akinmusire "When The Heart Emerges Glistening"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/3999463)
この記事へのコメント