Helen Sung "(Re)conception"
Helen Sungもなんとなく見(聴き)逃せない存在となっておりまして、あまり巷で話題になっている感じはないのですが、購入してしまいました。
個人的には4枚目の購入となります。
"HELENISTIQUE"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a49437835.html)
"Sung Bird"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a52297933.html)
"Going Express"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60046823.html)
最近作"Going Express"のジャケ買いできないけどメンツ良しの好盤だったというのが印象的ですね(笑)
今回のリリースはsteeple chaseからということで、オーソドクスな内容が期待されます。
気になるメンツは、以下の通り。なかなか盤石な布陣となっています。
Helen Sung(P)、Peter WAshington(B)、Lewis Nash(Ds)
演奏曲は以下の9曲。オリジナルは1曲だけで、ほとんどがジャズメンオリジナルのようです。
1 (Re)conception
2 I Believe In You
3 Far From The Home I Love
4 Duplicity
5 C Jam Blues
6 Wives And Lovers
7 Crazy, He Calls Me
8 Teo
9 Everything But You
内容は、予想通り実にsteeple chaseらしいオーソドクスなもので、4ビート中心で3拍子5拍子の曲を交えて変化をつけている感じ。
Helen Sungのピアノが、「女性的な優しいだけの演奏でもなく、かなりアグレッシブな演奏も聴かせ」という印象にあまり変化はありません。
実にスウィンギーで気持ちよい演奏を聴かせてくれています。山中さんとか好きな人にはなかなか好感触に聴ける演奏かと思います。
が、それにも増してPeter WAshingtonのベースのゴリゴリがえらく気持ちよい演奏というか、ベースだけ追っかけてても面白く聴ける演奏だと思います。
全体にはピアノ主役の従来型ピアノトリオのスタイルで良いと思うのですが、ベースとドラムがただリズムを刻むだけなんてことにはなっておらず、少なからず曲を引っ張る部分というのは感じられます。
4曲目後半のドラムの疾走感なんて、思わずLewis Nashを見直しちゃいました(笑)
オーソドクスで均整のとれた安心感のある演奏で黒さを感じるヘヴィな部分もあまりありませんが、いわゆる国産レーベルにあるようなスウィート感というのはほとんど感じられず、欧州の低い温度感の演奏でもなくそこそこにホットな演奏が繰り広げられ、と書くとやっぱり広い意味でのエバンス系ということになるんでしょうかね。
ピアノトリオというフォーマットの魅力を効果的に表出していると感じられる、なかなかに聴き応えのあるピアノトリオが楽しめるアルバムに仕上がっていると思いました。
Helen Sung "(Re)conception"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/4021172)
個人的には4枚目の購入となります。
"HELENISTIQUE"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a49437835.html)
"Sung Bird"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a52297933.html)
"Going Express"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60046823.html)
最近作"Going Express"のジャケ買いできないけどメンツ良しの好盤だったというのが印象的ですね(笑)
今回のリリースはsteeple chaseからということで、オーソドクスな内容が期待されます。
気になるメンツは、以下の通り。なかなか盤石な布陣となっています。
Helen Sung(P)、Peter WAshington(B)、Lewis Nash(Ds)
演奏曲は以下の9曲。オリジナルは1曲だけで、ほとんどがジャズメンオリジナルのようです。
1 (Re)conception
2 I Believe In You
3 Far From The Home I Love
4 Duplicity
5 C Jam Blues
6 Wives And Lovers
7 Crazy, He Calls Me
8 Teo
9 Everything But You
内容は、予想通り実にsteeple chaseらしいオーソドクスなもので、4ビート中心で3拍子5拍子の曲を交えて変化をつけている感じ。
Helen Sungのピアノが、「女性的な優しいだけの演奏でもなく、かなりアグレッシブな演奏も聴かせ」という印象にあまり変化はありません。
実にスウィンギーで気持ちよい演奏を聴かせてくれています。山中さんとか好きな人にはなかなか好感触に聴ける演奏かと思います。
が、それにも増してPeter WAshingtonのベースのゴリゴリがえらく気持ちよい演奏というか、ベースだけ追っかけてても面白く聴ける演奏だと思います。
全体にはピアノ主役の従来型ピアノトリオのスタイルで良いと思うのですが、ベースとドラムがただリズムを刻むだけなんてことにはなっておらず、少なからず曲を引っ張る部分というのは感じられます。
4曲目後半のドラムの疾走感なんて、思わずLewis Nashを見直しちゃいました(笑)
オーソドクスで均整のとれた安心感のある演奏で黒さを感じるヘヴィな部分もあまりありませんが、いわゆる国産レーベルにあるようなスウィート感というのはほとんど感じられず、欧州の低い温度感の演奏でもなくそこそこにホットな演奏が繰り広げられ、と書くとやっぱり広い意味でのエバンス系ということになるんでしょうかね。
ピアノトリオというフォーマットの魅力を効果的に表出していると感じられる、なかなかに聴き応えのあるピアノトリオが楽しめるアルバムに仕上がっていると思いました。
Helen Sung "(Re)conception"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/4021172)
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