John Scofield "Moments Peace"
John Scofieldの2011年4月リリースの新譜です。
前作が、BigBandと共演した"54"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a59606967.html)
その前が、大半がヴォーカル曲の"Piety Street"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a57290622.html)
と、相変わらずの変幻自在ぶりを発揮している中での本作は、「イージーリスニングではないスローで優しい音楽のアルバム」ということだそうです。
メンツは以下の通り。かなり強力です。ですがこの盤はスローで優しい音楽集なんですよね..
John Scofield(G)、Larry Goldings(P)、Brian Blade(Ds)、Scott Colley(B)
演奏曲は、オリジナルが5曲に、いろいろな人の曲、スタンダードなどを集めた下記全12曲です。
1 Simply Put
2 I Will
3 Lawns
4 Throw It Away
5 I Want To Talk About You
6 Gee Baby Ain't I Good To You
7 Johan
8 Mood Returns
9 Already September
10 You Don't Know What Love Is
11 Plain Song
12 I Loves You Porgy
演奏ですが、前述の通りスローな曲がずらりと並ぶ展開ですが、哀愁漂うバラードな演奏もいくつかありますが、全体的には普通にスローな曲を選んできているような印象で、牧歌的な雰囲気の曲が多いなぁと感じています。
こういう嗜好は、以前のJohn Scofieldのアルバムでも感じられたので、アメリカの田舎人の感覚ってのは彼の中にあるんだろうなということでしょう。
とっても丁寧に叩いているBrian Bladeのドラム上で、Scott ColleyのベースとLarry Goldingsのピアノが演奏の全体像をかたち作り、その上をJohn Scofieldのジョンスコとしか言えないようなギターがうねうねと旋律をつけていくというスタイルが基本となります。
しかしここでのジョンスコはちょっと良いですよ。スローな曲だらけなので勢い弾き倒すというスタイルにはなりませんが、的を得たという表現をしたいフレーズが見事で、いかにもな変態フレーズだけでないところでジョンスコを主張しているとでも言いたいところです。
たいがいの場合、私の嗜好では、疾走感ある格好良い演奏というのをうれしがっているところが多いのですが、このアルバムはそういう演奏はあまり無いにも関わらず惹きつけられるものがあります。
さすがの名手がずらりと並んでいることが、いろいろな個性が有機的に絡み合って聞き手に迫ってきているということか、音楽から伝わってくるものが簡潔で明瞭になっていると感じられるのか..
John Scofield "Moments Peace"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/4036035)
前作が、BigBandと共演した"54"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a59606967.html)
その前が、大半がヴォーカル曲の"Piety Street"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a57290622.html)
と、相変わらずの変幻自在ぶりを発揮している中での本作は、「イージーリスニングではないスローで優しい音楽のアルバム」ということだそうです。
メンツは以下の通り。かなり強力です。ですがこの盤はスローで優しい音楽集なんですよね..
John Scofield(G)、Larry Goldings(P)、Brian Blade(Ds)、Scott Colley(B)
演奏曲は、オリジナルが5曲に、いろいろな人の曲、スタンダードなどを集めた下記全12曲です。
1 Simply Put
2 I Will
3 Lawns
4 Throw It Away
5 I Want To Talk About You
6 Gee Baby Ain't I Good To You
7 Johan
8 Mood Returns
9 Already September
10 You Don't Know What Love Is
11 Plain Song
12 I Loves You Porgy
演奏ですが、前述の通りスローな曲がずらりと並ぶ展開ですが、哀愁漂うバラードな演奏もいくつかありますが、全体的には普通にスローな曲を選んできているような印象で、牧歌的な雰囲気の曲が多いなぁと感じています。
こういう嗜好は、以前のJohn Scofieldのアルバムでも感じられたので、アメリカの田舎人の感覚ってのは彼の中にあるんだろうなということでしょう。
とっても丁寧に叩いているBrian Bladeのドラム上で、Scott ColleyのベースとLarry Goldingsのピアノが演奏の全体像をかたち作り、その上をJohn Scofieldのジョンスコとしか言えないようなギターがうねうねと旋律をつけていくというスタイルが基本となります。
しかしここでのジョンスコはちょっと良いですよ。スローな曲だらけなので勢い弾き倒すというスタイルにはなりませんが、的を得たという表現をしたいフレーズが見事で、いかにもな変態フレーズだけでないところでジョンスコを主張しているとでも言いたいところです。
たいがいの場合、私の嗜好では、疾走感ある格好良い演奏というのをうれしがっているところが多いのですが、このアルバムはそういう演奏はあまり無いにも関わらず惹きつけられるものがあります。
さすがの名手がずらりと並んでいることが、いろいろな個性が有機的に絡み合って聞き手に迫ってきているということか、音楽から伝わってくるものが簡潔で明瞭になっていると感じられるのか..
John Scofield "Moments Peace"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/4036035)
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