Antonio Figura "Strong Place"
Antonio Figuraというピアニストは全然知りませんでした。どうやらイタリア人のようです。
もうそろそろそんなこと言ってらんない状態ですが、イタリアものはあまりのめり込まないようにしています。
とはいえ、アレとかコレとかソレとかいろいろ買い漁ってますけどね..
ということで、これはひょんなタイミングで全曲をしっかり聴いたアルバムで、その後(内容を気に入ったので)しっかり購入したアルバムとなります。
このアルバムは、Antonio Figuraの実力をかって、イタリアのレーベルがNYでの録音と世界へのアルバムリリースを行ったという位置づけであっていると思います。
メンツは以下の通り、リズム隊が強力なピアノトリオとなります。
この2人って山中千尋の"Abyss"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a49172578.html)とか、Danny Grissettの"Promise"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a52159228.html)、"ENCOUNTERS"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a52404552.html)
と同じなんですよね、
NYでアルバム作るならこの人達と作りたいというリストの高い位置にいる2人ってことなんだと思います。
Antonio Figura(p) Vincent Archer(b) Kendrick Scott(ds)
演奏曲は全部で7曲。オリジナル6曲+他人の曲1曲という構成。とはいえ、その1曲がluciano figuraと言う人の作品だから家族の誰かが作曲した曲なんでしょう。
1 Intro/Promenade (On a Dotted Line)
2 Strong Place
3 Coincidenze
4 Thapsos
5 Mercy Street
6 Buenos Aires 1952
7 Josephine
冒頭、かなり静かにスタートします。静かですが、温度感はあまり低くは感じないのであります。
ドラムがKendrick Scottなんですが、彼は風貌に似合わずなかなか繊細なドラムを叩く人と認識しているのですが、まさにそういうイメージの彼のドラムがよく似合うような。。という感じの演奏です。
Vincent Archerが低温感払拭の大半を担っているようで、それが冷凍庫のような演奏にならない一線を保っているんだろうなって気がします。でもって、ソロもなかなか良いソロを演ってます。
Antonio Figuraは欧州人(あまり南欧ぽい感じではないが、とはいえ北欧ぽくもない)らしい冷静に美しさを紡ぎ出すようなスタイルが基本で、多少熱さを発散する部分も垣間見えるような感じ。
楽曲的には難解なものはほぼ皆無。演奏は全体を通して表面的には静かめな曲が多く、1音1音を丁寧に紡ぎ出すような感じで演奏が進行していくという表現が合いそうな感じ。
雰囲気としては、冷徹、深淵だったりと感じることが多いのですが、それでも熱さを感じる瞬間というのもしっかり持っていまして、一言で言うと青い炎的な演奏集というイメージで良いんじゃないかと思います。
冒頭にも書いた通りAntonio Figuraの実力をかってのリリースだと思っているので、ピアニストの実力が気になるとことですが、全体としてはアルバム全体の雰囲気を作っている通りのクールな演奏をしていて、タッチもそう強くなく、フレーズも含めて美しい演奏を心がけているような印象になります。
とはいえ、ひたすらに美しいだけって感じでもなく、凡庸な感じに成り下がりもせずの演奏は、個人的にはなかなか気に入って聴いています。
Antonio Figura "Strong Place" (http://www.hmv.co.jp/product/detail/3760476)
もうそろそろそんなこと言ってらんない状態ですが、イタリアものはあまりのめり込まないようにしています。
とはいえ、アレとかコレとかソレとかいろいろ買い漁ってますけどね..
ということで、これはひょんなタイミングで全曲をしっかり聴いたアルバムで、その後(内容を気に入ったので)しっかり購入したアルバムとなります。
このアルバムは、Antonio Figuraの実力をかって、イタリアのレーベルがNYでの録音と世界へのアルバムリリースを行ったという位置づけであっていると思います。
メンツは以下の通り、リズム隊が強力なピアノトリオとなります。
この2人って山中千尋の"Abyss"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a49172578.html)とか、Danny Grissettの"Promise"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a52159228.html)、"ENCOUNTERS"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a52404552.html)
と同じなんですよね、
NYでアルバム作るならこの人達と作りたいというリストの高い位置にいる2人ってことなんだと思います。
Antonio Figura(p) Vincent Archer(b) Kendrick Scott(ds)
演奏曲は全部で7曲。オリジナル6曲+他人の曲1曲という構成。とはいえ、その1曲がluciano figuraと言う人の作品だから家族の誰かが作曲した曲なんでしょう。
1 Intro/Promenade (On a Dotted Line)
2 Strong Place
3 Coincidenze
4 Thapsos
5 Mercy Street
6 Buenos Aires 1952
7 Josephine
冒頭、かなり静かにスタートします。静かですが、温度感はあまり低くは感じないのであります。
ドラムがKendrick Scottなんですが、彼は風貌に似合わずなかなか繊細なドラムを叩く人と認識しているのですが、まさにそういうイメージの彼のドラムがよく似合うような。。という感じの演奏です。
Vincent Archerが低温感払拭の大半を担っているようで、それが冷凍庫のような演奏にならない一線を保っているんだろうなって気がします。でもって、ソロもなかなか良いソロを演ってます。
Antonio Figuraは欧州人(あまり南欧ぽい感じではないが、とはいえ北欧ぽくもない)らしい冷静に美しさを紡ぎ出すようなスタイルが基本で、多少熱さを発散する部分も垣間見えるような感じ。
楽曲的には難解なものはほぼ皆無。演奏は全体を通して表面的には静かめな曲が多く、1音1音を丁寧に紡ぎ出すような感じで演奏が進行していくという表現が合いそうな感じ。
雰囲気としては、冷徹、深淵だったりと感じることが多いのですが、それでも熱さを感じる瞬間というのもしっかり持っていまして、一言で言うと青い炎的な演奏集というイメージで良いんじゃないかと思います。
冒頭にも書いた通りAntonio Figuraの実力をかってのリリースだと思っているので、ピアニストの実力が気になるとことですが、全体としてはアルバム全体の雰囲気を作っている通りのクールな演奏をしていて、タッチもそう強くなく、フレーズも含めて美しい演奏を心がけているような印象になります。
とはいえ、ひたすらに美しいだけって感じでもなく、凡庸な感じに成り下がりもせずの演奏は、個人的にはなかなか気に入って聴いています。
Antonio Figura "Strong Place" (http://www.hmv.co.jp/product/detail/3760476)
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