Pat Metheny "What's It All About"
Pat Methenyの新譜は、カバー集ということで情報が世の中に出た直後の評判はあまり芳しいものではないのが多かったような印象を受けていました。
なんで、この時期にカバー集なのか?しかも、選んでいる曲が アレにソレにコレっていうのは??
みたいな(笑)
冷静に考えればJAZZなんてスタンダードを演奏することが基本として発展した音楽で、New StandardなんてタイトルのアルバムをHerbie Hancockがリリースしたのは、もう15年も前のことです。
そうでなくてもBeatlesの楽曲なんて発表直後に、Count Basieや、Wes Montgomeryにカバーされていたのは有名な話(だと思う。)
なにもPat Methenyだけ特別扱いする必要はないと思うんですけどね。。
ということで、Pat Metheny のソロギターです。前作(Orchestrion)同様のソロ作品(と書くと、書いてて驚く(笑))となりますが、今回はでっかい装置は起用されていません。
一応メンツを書き出すと
Pat Metheny(G)
演奏曲は、そう言うわけでカバーだらけです。全部の曲を知っているかというと。。全然自信身ありません。
1 The Sound of Silence
2 Cherish
3 Alfie
4 Pipeline
5 Garota de Ipanema
6 Rainy Days and Mondays
7 That’s the Way I’ve Always Heard It Should Be
8 Slow Hot Wind
9 Betcha by Golly, Wow
10 And I Love Her
演奏ですが、冒頭ピカソギターによるS&Gの名曲からスタートなんですが、これが某氏曰く「1人ウィチタフォールズだっ」だったのですが、そんな耳でウィチタフォールズを聴き直したら、逆にピカソギターの発想の元が、ウィチタフォールズの音世界を1人で演奏したいという欲求からだったんじゃないかとそこまで発想が飛躍してしまいました。
演奏は、曲によっては原曲に忠実なものと、原曲の雰囲気を崩した演奏と分かれている感じで、有名すぎる曲では崩しぎみの演奏と言う印象を受けます。
受けますが、ベーシックな部分での演奏の上手さが冴えわたり、いわゆるPat Methenyであるところの音なんですが、曲がなんであろうとあまり関係なく、そのギターを聴いているだけで満足度が高いって感じです。
一番の興味は、4曲目のPipelineだと思いますが、イントロとリズムは緩急と強弱をつけた演奏でアクセントをつけ、主旋律は単音でなくコード(複数音)で奏でることで音の厚みを持たせたているような感じ。
これは、そのまんまでは決してないのですが、思ったよりも忠実に演奏している印象で、良い意味で予想を裏切られたような感じ。 テケテケは残念ながらありません(笑)
次のイパネマの娘もどう料理するか興味津々だったのですが、こちらも主旋律としては、そんなに崩しているような印象はありませんが、テンポはかなり遅くして幻想的な雰囲気を醸し出しています。
全体に、前述の通り”ギターを聴いているだけで満足度が高い”演奏という印象で、聴いている間はこの音世界に全部を委ねてしまうのが吉なんだろうと思います。
Pat Metheny "What's It All About"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/4077579)
なんで、この時期にカバー集なのか?しかも、選んでいる曲が アレにソレにコレっていうのは??
みたいな(笑)
冷静に考えればJAZZなんてスタンダードを演奏することが基本として発展した音楽で、New StandardなんてタイトルのアルバムをHerbie Hancockがリリースしたのは、もう15年も前のことです。
そうでなくてもBeatlesの楽曲なんて発表直後に、Count Basieや、Wes Montgomeryにカバーされていたのは有名な話(だと思う。)
なにもPat Methenyだけ特別扱いする必要はないと思うんですけどね。。
ということで、Pat Metheny のソロギターです。前作(Orchestrion)同様のソロ作品(と書くと、書いてて驚く(笑))となりますが、今回はでっかい装置は起用されていません。
一応メンツを書き出すと
Pat Metheny(G)
演奏曲は、そう言うわけでカバーだらけです。全部の曲を知っているかというと。。全然自信身ありません。
1 The Sound of Silence
2 Cherish
3 Alfie
4 Pipeline
5 Garota de Ipanema
6 Rainy Days and Mondays
7 That’s the Way I’ve Always Heard It Should Be
8 Slow Hot Wind
9 Betcha by Golly, Wow
10 And I Love Her
演奏ですが、冒頭ピカソギターによるS&Gの名曲からスタートなんですが、これが某氏曰く「1人ウィチタフォールズだっ」だったのですが、そんな耳でウィチタフォールズを聴き直したら、逆にピカソギターの発想の元が、ウィチタフォールズの音世界を1人で演奏したいという欲求からだったんじゃないかとそこまで発想が飛躍してしまいました。
演奏は、曲によっては原曲に忠実なものと、原曲の雰囲気を崩した演奏と分かれている感じで、有名すぎる曲では崩しぎみの演奏と言う印象を受けます。
受けますが、ベーシックな部分での演奏の上手さが冴えわたり、いわゆるPat Methenyであるところの音なんですが、曲がなんであろうとあまり関係なく、そのギターを聴いているだけで満足度が高いって感じです。
一番の興味は、4曲目のPipelineだと思いますが、イントロとリズムは緩急と強弱をつけた演奏でアクセントをつけ、主旋律は単音でなくコード(複数音)で奏でることで音の厚みを持たせたているような感じ。
これは、そのまんまでは決してないのですが、思ったよりも忠実に演奏している印象で、良い意味で予想を裏切られたような感じ。 テケテケは残念ながらありません(笑)
次のイパネマの娘もどう料理するか興味津々だったのですが、こちらも主旋律としては、そんなに崩しているような印象はありませんが、テンポはかなり遅くして幻想的な雰囲気を醸し出しています。
全体に、前述の通り”ギターを聴いているだけで満足度が高い”演奏という印象で、聴いている間はこの音世界に全部を委ねてしまうのが吉なんだろうと思います。
Pat Metheny "What's It All About"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/4077579)
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