板橋文夫fit! "New Beginning"

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板橋文夫さんの新しいトリオによる、2枚組のアルバムがリリースされました。この3人の演奏は2010年の国立パワージャズ(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60081899.html)で、(そのときは+梅津和時でしたが)聴いております。
瀬尾さん、竹村さんのリズム隊は石田幹雄さんの1stアルバムのリズムを担っていた面々で、奥野義典 "赤い月"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60545124.html)にも両名で参加していた北海道出身の若手となります。ので、板橋さんとトリオを組むのはもの凄い出世(?)になると思います。

板橋文夫(P)、瀬尾高志(B)、竹村一哲(Ds)

演奏曲は、16曲。6曲を除いて板橋さんの曲。Disk1の4,5が竹村さんの曲。Disk2の2が瀬尾さんの曲。Disk2に3曲(3,5,6)有名曲が入ります。
Disk 1
1 がんばんべー!東北 No.1
2 終わりのないはじまり
3 ゴー!ゴー!ゴー!
4 A
5 DE・BA・GA・ME
6 にわとりのいたあの頃のふるさとの家

Disk 2
1 春が来る
2 ラプラス
3 ロータス・ブロッサム
4 がんばんべー!東北 No.2
5 内なる印象第1番「哀歌」
6 黒く塗れ!
7 旅立ち
8 ムーン・ダイン

Disk1の1曲目が"がんばんべー!東北"。この曲はライブ会場等でしか販売されていないと言う、林さんを加えたカルテットの復興応援CDの1曲目でもありまして、なかなかノリの良い聴いていて元気の出る1曲です。
Disk2の"がんばんべー!東北"は、瀬尾さんのベースで奏でる津軽三味線調のイントロでのけぞるオープニングが印象的な曲でした。

板橋さんのピアノは、いつも通りのクオリティのいかにも板橋さんらしいピアノをたっぷりと楽しませてくれます。
いや、いつもよりも勢いのある演奏かも知れません。
瀬尾さんのベースはゴリゴリ感が気持ちの良いもので、随所にあらわれるソロが場の雰囲気を一変させる力量を感じさせ、全般的には野太く力強い音色を楽しむことが出来ます。
竹村さんのドラムがかなり良い感じで、このアルバムの聴きどころの大きな1つになっています。
ドラムの勢いが演奏全体を支配していると言っても過言ではないかもしれません。力感があって勢いがあって演奏をグィグィと鼓舞していて、ずっとドラムだけ聴いていてもしばらく飽きないんじゃないかというくらい。これは良かったです。

2枚組で14曲ととても内容の多いアルバムなんですが、前半は元気な曲が多めに配され、後半は静かめな曲が多くなるような感じ。
全体がいかにもライブを聴いているような雰囲気で作られており、軽く聴いてもしっかり聴いても楽しく聴き続けられ、元気をもらえるような作品に仕上がっています。
録音も、ちょいと広めのスタジオであることが判るほどに良い音で録られて、こちらも満足度高いです。

ベストは曲の良さで、がんばんべー!東北 No.1 か ムーン・ダイン ですかねぇ..

板橋文夫fit! "New Beginning" (http://www.hmv.co.jp/product/detail/4166000)

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