Rudresh Mahanthappa / Bunky Green "Apex"
Rudresh Mahanthappaのリーダー作です。
先日、MSGというユニットのアルバム"Tasty!"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60527557.html)を買って聴いてそこそこ気に入っていたのですが、その後、昨年一部で話題の"APEX"が彼のリーダー作であること、中年音楽狂さんの記事で、米国Down Beat誌のAlto Sax部門で1位になっていることを知り、また最近新譜"Dual Identity"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/3820642)がリリースされていたこともあり、なんだかにわかに周囲の状況が盛り上がってきたことに素直に乗っかって、新旧織り交ぜて一気に3枚発注したので、Rudresh Mahanthappaを集中して聴いてみようシリーズということにしてみます。
と調べていたら新譜が出たようです。(まだ未入手) 凄い勢いです(驚)
"Samdhi"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/4190705)
ということでメンツですが、なかなか鋭い人選で驚きますね。Jason MoranにFrancois MoutinでJack DeJohnetteときました。
Bunky Green(As)、Rudresh Mahanthappa(As)、Jason Moran(P)、Francois Moutin(B)、Jack DeJohnette(Ds:1,2,9,10)、Damion Reid(Ds:3,4,5,6,7,8)
演奏曲はフロントの2人が仲良く半分ずつを分けあっています。全部オリジナルと言うことになります。
1 Welcome
2 Summit
3 Soft
4 Playing With Stones
5 Lamenting
6 Eastern Echoes
7 Little Girl I'll Miss You
8 Who?
9 Ranier and Theresia
10 The Journey
演奏ですが、1曲目がインドというか中東というかのフレーズを前面に出してイントロ然とした曲となってはいますが、その後はそこはかとなく感じることはあっても、露骨にインド、中東フレーズが出てくる感じではありません。
インド、中東が続くと(嫌いじゃないですが)食傷しそうですがそういった危惧はありません。
双頭名義でそのリーダー2人がフロントを担っているわけですが、双方バランス良くしかもテイストが似た演奏をしていながら、それぞれのアイデンティティも感じられる良いコンビネーションを聴かせてくれます。
2曲目の冒頭の掛け合いとか、ゾクゾクしちゃいます。
Bunky Greenは、70歳を超えた大ベテランのようですがこれだけ若々しい演奏をしているというのは、驚嘆であります。
全体的にアルバム構成と曲とをしっかり重視した演奏で、フリーインプロに入ってカオスに入り込むような状況演奏には陥っていません。1曲の長さも適度なところで抑えられています。
とはいえ、アドリブではそれぞれ熱い演奏を繰り広げていて、興奮度も自然と上がっていきます。
途中、無調とまではいかないまでもビート感の弱い曲なども入り、最初に聴いたときは、素直に体に入り込む感じでもなかったのですが、、スルメ感がしっかりありまして何度か聴いていたらじわじわとくるものがありました。
ドラムが2人いて、御大Jack DeJohnetteと相対してDamion Reid("Dual Identity"でも叩いてました)とあまり有名でない人だと思いますが、なかなか遜色のない演奏をしてまして、ちょっとした驚きというか発見というか..
Jason Moranも音色としては柔らかめな音色になっていますが、フレーズはフロントの2人の過激さに遜色のない多彩さで、目立つ感じではないですが、ピアノに注視して聴いているといぶし銀的に良い仕事をしているのが良く判ります。
アルバムの完成度としては、この盤に軍配が上がると思いますが、演奏としては、Mauger、MSG、とかのほうがより熱さを感じられて個人的には好きですかねぇ。微妙な差ですが。。
Rudresh Mahanthappa / Bunky Green "Apex"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/3880210)
先日、MSGというユニットのアルバム"Tasty!"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60527557.html)を買って聴いてそこそこ気に入っていたのですが、その後、昨年一部で話題の"APEX"が彼のリーダー作であること、中年音楽狂さんの記事で、米国Down Beat誌のAlto Sax部門で1位になっていることを知り、また最近新譜"Dual Identity"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/3820642)がリリースされていたこともあり、なんだかにわかに周囲の状況が盛り上がってきたことに素直に乗っかって、新旧織り交ぜて一気に3枚発注したので、Rudresh Mahanthappaを集中して聴いてみようシリーズということにしてみます。
と調べていたら新譜が出たようです。(まだ未入手) 凄い勢いです(驚)
"Samdhi"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/4190705)
ということでメンツですが、なかなか鋭い人選で驚きますね。Jason MoranにFrancois MoutinでJack DeJohnetteときました。
Bunky Green(As)、Rudresh Mahanthappa(As)、Jason Moran(P)、Francois Moutin(B)、Jack DeJohnette(Ds:1,2,9,10)、Damion Reid(Ds:3,4,5,6,7,8)
演奏曲はフロントの2人が仲良く半分ずつを分けあっています。全部オリジナルと言うことになります。
1 Welcome
2 Summit
3 Soft
4 Playing With Stones
5 Lamenting
6 Eastern Echoes
7 Little Girl I'll Miss You
8 Who?
9 Ranier and Theresia
10 The Journey
演奏ですが、1曲目がインドというか中東というかのフレーズを前面に出してイントロ然とした曲となってはいますが、その後はそこはかとなく感じることはあっても、露骨にインド、中東フレーズが出てくる感じではありません。
インド、中東が続くと(嫌いじゃないですが)食傷しそうですがそういった危惧はありません。
双頭名義でそのリーダー2人がフロントを担っているわけですが、双方バランス良くしかもテイストが似た演奏をしていながら、それぞれのアイデンティティも感じられる良いコンビネーションを聴かせてくれます。
2曲目の冒頭の掛け合いとか、ゾクゾクしちゃいます。
Bunky Greenは、70歳を超えた大ベテランのようですがこれだけ若々しい演奏をしているというのは、驚嘆であります。
全体的にアルバム構成と曲とをしっかり重視した演奏で、フリーインプロに入ってカオスに入り込むような状況演奏には陥っていません。1曲の長さも適度なところで抑えられています。
とはいえ、アドリブではそれぞれ熱い演奏を繰り広げていて、興奮度も自然と上がっていきます。
途中、無調とまではいかないまでもビート感の弱い曲なども入り、最初に聴いたときは、素直に体に入り込む感じでもなかったのですが、、スルメ感がしっかりありまして何度か聴いていたらじわじわとくるものがありました。
ドラムが2人いて、御大Jack DeJohnetteと相対してDamion Reid("Dual Identity"でも叩いてました)とあまり有名でない人だと思いますが、なかなか遜色のない演奏をしてまして、ちょっとした驚きというか発見というか..
Jason Moranも音色としては柔らかめな音色になっていますが、フレーズはフロントの2人の過激さに遜色のない多彩さで、目立つ感じではないですが、ピアノに注視して聴いているといぶし銀的に良い仕事をしているのが良く判ります。
アルバムの完成度としては、この盤に軍配が上がると思いますが、演奏としては、Mauger、MSG、とかのほうがより熱さを感じられて個人的には好きですかねぇ。微妙な差ですが。。
Rudresh Mahanthappa / Bunky Green "Apex"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/3880210)
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