板橋文夫 "Live At Watarase"
板橋さんのソロピアノアルバムです。
今年は板橋さんは多作です。地震復興に音楽でできることをやっているという側面もあるとは思いますが。。
にわとりのいた あの頃のふるさとの家
がんばんべぇ東北:復興支援
New Beginning:新トリオでの作品。2枚組
わたらせ・アット・渡良瀬
本作は、2011年6月に、渡良瀬川の河川敷にピアノを持ち出して演奏したソロ演奏を録音したものだとのことです。
演奏曲は、以下の通り。オリジナルに童謡を加えたようなラインナップとなります。
1 インプロヴィゼーションPart 1「渡良瀬川は今日も流れる」
2 インプロヴィゼーションPart 2「故郷に帰ったぞー」
3 足利オン・マイ・マインド
4 にわとりのいたあの頃のふるさとの家
5 うみ
6 渡良瀬
演奏ですが、冒頭わざとらしい鳥の鳴き声からスタートするのはご愛嬌と言うことで。。(笑)
前半は、インプロで雄大な渡良瀬川の流れのようなおおらかな雰囲気を感じる演奏を繰り広げて板橋ワールドを堪能させてくれます。
"足利オン・マイ・マインド"も、その延長で聴かせる感じで、少々哀愁感を漂わせた演奏となっています。
"にわとりのいたあの頃のふるさとの家"という曲は、童謡をモチーフにしたり、がんばんべぇ東北のフレーズが紛れたりの大作。約22分の演奏となります。
この作品に限らず今年の作品は、童謡の旋律を大幅に取り込んだり、モチーフに使用したりしている作品が多い印象でこの作品でも、この道、ふるさと、ラジオ体操第一、うみ、 と多くの童謡が盛り込まれています。
これが、個人的にはなんだか気恥ずかしいところがありまして、演奏してる側にもそういう感情が少なからずあるんじゃないかと思うんですが、個人差があるんでしょうかね。。
もっとも、今年の演奏は地震で故郷へ帰れない人へ郷愁を誘うための演奏という側面もあるとは思いますが。。
そして、最後が名曲「わたらせ」で大団円となります。ここでの「わたらせ」は10分程度の演奏で、これも思い入れたっぷりな演奏をがっつり演っている感じがして聴き応えがあります。
屋外での演奏と言うことですが、聴いていて屋外である感じはほぼ皆無で、普通にスタジオで録音したような良い音でしっかり録られています。
途中に挟まれる鳥の声も後から付け足したような感じだし。。
きっと、屋外だと響きが全部なくなって、薄っぺらな音になることを危惧して、楽器に突っ込んだマイクだけで、楽器の響きを活かした録音をしたんだろうなと推察されます。
良い意味でも悪い意味でも屋外で録音した感じを極力感じさせないようにしちゃったのかなぁという感じではありますが、屋外で音が悪い録音ではなく、板橋さんのピアノを存分に楽しむことができる作品に仕上がっていることは間違いありません。
しかし、わたらせはやっぱり名曲だなぁ。。(感慨)
板橋文夫 "Live At Watarase"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/4165751)
今年は板橋さんは多作です。地震復興に音楽でできることをやっているという側面もあるとは思いますが。。
にわとりのいた あの頃のふるさとの家
がんばんべぇ東北:復興支援
New Beginning:新トリオでの作品。2枚組
わたらせ・アット・渡良瀬
本作は、2011年6月に、渡良瀬川の河川敷にピアノを持ち出して演奏したソロ演奏を録音したものだとのことです。
演奏曲は、以下の通り。オリジナルに童謡を加えたようなラインナップとなります。
1 インプロヴィゼーションPart 1「渡良瀬川は今日も流れる」
2 インプロヴィゼーションPart 2「故郷に帰ったぞー」
3 足利オン・マイ・マインド
4 にわとりのいたあの頃のふるさとの家
5 うみ
6 渡良瀬
演奏ですが、冒頭わざとらしい鳥の鳴き声からスタートするのはご愛嬌と言うことで。。(笑)
前半は、インプロで雄大な渡良瀬川の流れのようなおおらかな雰囲気を感じる演奏を繰り広げて板橋ワールドを堪能させてくれます。
"足利オン・マイ・マインド"も、その延長で聴かせる感じで、少々哀愁感を漂わせた演奏となっています。
"にわとりのいたあの頃のふるさとの家"という曲は、童謡をモチーフにしたり、がんばんべぇ東北のフレーズが紛れたりの大作。約22分の演奏となります。
この作品に限らず今年の作品は、童謡の旋律を大幅に取り込んだり、モチーフに使用したりしている作品が多い印象でこの作品でも、この道、ふるさと、ラジオ体操第一、うみ、 と多くの童謡が盛り込まれています。
これが、個人的にはなんだか気恥ずかしいところがありまして、演奏してる側にもそういう感情が少なからずあるんじゃないかと思うんですが、個人差があるんでしょうかね。。
もっとも、今年の演奏は地震で故郷へ帰れない人へ郷愁を誘うための演奏という側面もあるとは思いますが。。
そして、最後が名曲「わたらせ」で大団円となります。ここでの「わたらせ」は10分程度の演奏で、これも思い入れたっぷりな演奏をがっつり演っている感じがして聴き応えがあります。
屋外での演奏と言うことですが、聴いていて屋外である感じはほぼ皆無で、普通にスタジオで録音したような良い音でしっかり録られています。
途中に挟まれる鳥の声も後から付け足したような感じだし。。
きっと、屋外だと響きが全部なくなって、薄っぺらな音になることを危惧して、楽器に突っ込んだマイクだけで、楽器の響きを活かした録音をしたんだろうなと推察されます。
良い意味でも悪い意味でも屋外で録音した感じを極力感じさせないようにしちゃったのかなぁという感じではありますが、屋外で音が悪い録音ではなく、板橋さんのピアノを存分に楽しむことができる作品に仕上がっていることは間違いありません。
しかし、わたらせはやっぱり名曲だなぁ。。(感慨)
板橋文夫 "Live At Watarase"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/4165751)
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