Bernstein / Goldings / Stewart "Live At Smalls"

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Live at Smallsシリーズの5回目くらいのリリースでしょうか?

今回は以下の3枚のリリースとなります。
 Tim Ries(http://www.hmv.co.jp/product/detail/4237777)
 Joel Frahm(http://www.hmv.co.jp/product/detail/4237780)
 Bernstein / Goldings / Stewart(http://www.hmv.co.jp/product/detail/4237786)
※今回も前回変わったジャケ仕様になってます。
 開けて中央からCDを取り出すタイプから、外側から取り出すタイプで、内スリーブ付きです。

この盤は、下記3者の並列記載によるユニットとなります。名手3人によるオルガンギタートリオなのでかなりの期待感を持って聴ける演奏と思われます。
Peter Bernstein(G)、Larry Goldings(Org)、Bill Stewart(Ds)

演奏曲は、Peter BernsteinとLarry Goldingsが1曲ずつ。デュークピアソン、コールポーター、マイルズデイビス等で全7曲の構成となります。
1 Chant
2 Molto Molto
3 Everytime We Say Goodbye
4 Just A Thought
5 Milestones
6 Nobody Else But Me
7 The Danger Zone

ギター、オルガンのトリオと言うことですが、昨今のオルガントリオは黒いドロドロ感を醸し出すことなくあっさりでもないですが濃すぎない塩梅の演奏が楽しめます。
Peter Bernsteinが実直と言ってもいいくらいに正統的なギターを弾く人で、その盤石でオーソドクスにメロディラインを厚めの音色でガッツリ弾いているその周囲をLarry Goldingsのオルガンが埋めていくような展開。
でもって、このギターの低音とLarry Goldingsのオルガンの低音が絶妙に絡むところのめいっぱい音が厚くなる部分が妙に気持ちよくて、こういうのはギター、オルガンのオーソドクスな演奏だからこそ楽しめる部分であると思います。

で、白眉はBill Stewartになるわけですが、上掲の"盤石でオーソドクスにメロディラインを厚めの音色でガッツリ弾いているその周囲をLarry Goldingsのオルガンが埋めていく"演奏を、さらにその下から鋭角的に切り込んで、スリリングに緊張感を注入していくようなドラムで煽り立てるわけであります。
旋律楽器の2人が(けっして凡庸ではないですが)比較的正統的な演奏を繰り広げているにも関わらず、そのフロントの2人を喰っているわけでもないのに、この打音が加わることで演奏を絶妙かつ最大限効果的に盛り立てていると感じられるのです。
Bill Stewarのこの辺のバランス感覚ってのは凄いんだろうなと感じさせます。

Larry Goldingsは、自blogを漁るとJohn Scofieldと演っているのが2つほど出てくるのですが、John Scofieldのちょっとアウトするギターよりもこう正統的に攻めてくるギタリストのほうが合っているような気がします。
で、この3人の演奏は(レギュラーではなく)一過性のものだと思うんですが、違和感を感じさせない絶妙なバランスの素晴らしいものに仕上がっていると思います。


Bernstein / Goldings / Stewart "Live At Smalls" (http://www.hmv.co.jp/product/detail/4237786)

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