Medeski Martin And Wood / John Scofield "Msmw Live: In Case The World Changes Its Mind"
MM&WとJohn Scofieldとの競演は、1997年の"A Go Go"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/671014)以来とのことなので、すでに15年もつかず離れずの活動を続けていたということになります。
MM&Wのデビューが1992年とのことなので、MM&Wの活動期の大半でJohn Scofieldが絡んでいたと..(驚)
MM&Wも、20年くらい活動しているということになりますから、息の長いバンドであります。
MMS&W名義のアルバムは2006年の"Out Louder"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/1239652)って、このアルバムのライブ収録は2006年だそうです。なんでこの時期になってのリリースなんでしょう??
2006年以降は、MM&Wは子供向けアルバム、TZADIKレーベルからのアルバム、Radiolariansの3部作をリリース一貫して、ジャムバンドとしてのサウンドに拘りを見せた活動を続けています。
一方のJohn Scofieldは、"This Meets That""54"と管をフィーチャしたアルバム、アメリカンルーツミュージックに歩み寄った"Piety Street"、スローで優しい音楽という"Moments Peace"をリリースと相変わらずの変幻自在ぶりを見せてくれています。
双方、それぞれにアルバムもしっかりリリースし、堅実?な活動を続けている印象ではあります。
強いて言えば、MM&Wはアルバムは2年間出てないことになります(この直前に映像作が出てるようです)ので、この辺がこのアルバムのリリースに繋がっているということになるんでしょうか?(大人の事情)
ということで、メンツはMMS&Wそのまんまとなります。
John Medeski(Kb)、Billy Martin(Ds)、Chris Wood(B)、John Scofield(G)
演奏曲も、そういうわけで2枚のアルバムからの曲を演奏
"A Go Go"から4曲。"Out Louder"から7曲に、Amazing Graceを加えた12曲を2枚に渡って収録しています。
Disk1
1 A Go Go
2 Deadzy
3 What Now
4 Tootie Ma Is a Big Fine Thing
5 Cachaca
6 In Case the World Changes It’s Mind
7 Miles Behind
Disk2
1 Little Walter Rides Again
2 Hanuman
3 Amazing Grace
4 Southern Pacific
5 Hottentot
演奏ですが、さすがにジャムバンドの真骨頂はライブにありを体現するような、実に気持ちよい演奏に酔いしれることができます。
基本的には、ちょっとゆっくりめの似たようなテンポの曲を、リズムに変化を加えたベーストラック(と書きますが当然人力)の上で、技巧的とは言えない単純なテーマからズルズルのソロへと展開する形式(をジャムバンドと言うんしょうけど)は終始一貫しており..。
そう言う意味では単調なライブなんですが、しっかり盛り上がるところは盛り上がってますし、5曲目の冒頭はかなり長いベースソロをフィーチャしてたり趣向を凝らしている部分もありますが、この音塊に身を委ねていることの気持ちよさは、代え難いものがあります。(こういうのがジャムバンドの楽しみ方なんでしょうけど)
MM&Wとしての演奏は、(当然ですが)しっかり盤石なものがあり、乾系のドラムによく歌うベース、うねうねでありながらどろどろでないオルガンと王道を行くジャズ系ジャムバンドの演奏を繰り広げています。
そこにさらに、ジョンスコですから(笑)
ジョンスコもらしいアウトする演奏で勝負する曲も多いですが、もっとまっとうな演奏でがっつり弾き倒している曲が印象的でそれがまた格好良かったりします。
この4人の演奏を聴いていると、MM&Wがこの後も3人で活動を続けていたのが不思議なほど、ギターが入ることによる音の色彩の良さを実感してしまいます。
さらにさらに、ちゃんと1枚目は1stセットの演奏になっていて、7曲目の終わりに「ちょっと休憩するよ」なんてジョンスコのMCもしっかり収録されていて、ライブ感がよりいっそう増します。
元アルバムはすでに忘却の彼方ですが、そこここに聞き覚えのあるテーマが出てくる耳馴染みの良さもありますが、約6年前の演奏とは思えないほど、古さを感じさせない演奏は、やっぱり気持ちいいなぁという語に尽きます。
この時期にこのアルバムを出す意義は、それでもピンとはきていないのですが、これを気にまた一緒に活動をしてくれたりするとおもしろいなぁと密かに感じているのですが。。
個人的なベストは1枚目の最後の演奏ですかねぇ。
Medeski Martin And Wood / John Scofield "Msmw Live: In Case The World Changes Its Mind"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/4223726)
MM&Wのデビューが1992年とのことなので、MM&Wの活動期の大半でJohn Scofieldが絡んでいたと..(驚)
MM&Wも、20年くらい活動しているということになりますから、息の長いバンドであります。
MMS&W名義のアルバムは2006年の"Out Louder"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/1239652)って、このアルバムのライブ収録は2006年だそうです。なんでこの時期になってのリリースなんでしょう??
2006年以降は、MM&Wは子供向けアルバム、TZADIKレーベルからのアルバム、Radiolariansの3部作をリリース一貫して、ジャムバンドとしてのサウンドに拘りを見せた活動を続けています。
一方のJohn Scofieldは、"This Meets That""54"と管をフィーチャしたアルバム、アメリカンルーツミュージックに歩み寄った"Piety Street"、スローで優しい音楽という"Moments Peace"をリリースと相変わらずの変幻自在ぶりを見せてくれています。
双方、それぞれにアルバムもしっかりリリースし、堅実?な活動を続けている印象ではあります。
強いて言えば、MM&Wはアルバムは2年間出てないことになります(この直前に映像作が出てるようです)ので、この辺がこのアルバムのリリースに繋がっているということになるんでしょうか?(大人の事情)
ということで、メンツはMMS&Wそのまんまとなります。
John Medeski(Kb)、Billy Martin(Ds)、Chris Wood(B)、John Scofield(G)
演奏曲も、そういうわけで2枚のアルバムからの曲を演奏
"A Go Go"から4曲。"Out Louder"から7曲に、Amazing Graceを加えた12曲を2枚に渡って収録しています。
Disk1
1 A Go Go
2 Deadzy
3 What Now
4 Tootie Ma Is a Big Fine Thing
5 Cachaca
6 In Case the World Changes It’s Mind
7 Miles Behind
Disk2
1 Little Walter Rides Again
2 Hanuman
3 Amazing Grace
4 Southern Pacific
5 Hottentot
演奏ですが、さすがにジャムバンドの真骨頂はライブにありを体現するような、実に気持ちよい演奏に酔いしれることができます。
基本的には、ちょっとゆっくりめの似たようなテンポの曲を、リズムに変化を加えたベーストラック(と書きますが当然人力)の上で、技巧的とは言えない単純なテーマからズルズルのソロへと展開する形式(をジャムバンドと言うんしょうけど)は終始一貫しており..。
そう言う意味では単調なライブなんですが、しっかり盛り上がるところは盛り上がってますし、5曲目の冒頭はかなり長いベースソロをフィーチャしてたり趣向を凝らしている部分もありますが、この音塊に身を委ねていることの気持ちよさは、代え難いものがあります。(こういうのがジャムバンドの楽しみ方なんでしょうけど)
MM&Wとしての演奏は、(当然ですが)しっかり盤石なものがあり、乾系のドラムによく歌うベース、うねうねでありながらどろどろでないオルガンと王道を行くジャズ系ジャムバンドの演奏を繰り広げています。
そこにさらに、ジョンスコですから(笑)
ジョンスコもらしいアウトする演奏で勝負する曲も多いですが、もっとまっとうな演奏でがっつり弾き倒している曲が印象的でそれがまた格好良かったりします。
この4人の演奏を聴いていると、MM&Wがこの後も3人で活動を続けていたのが不思議なほど、ギターが入ることによる音の色彩の良さを実感してしまいます。
さらにさらに、ちゃんと1枚目は1stセットの演奏になっていて、7曲目の終わりに「ちょっと休憩するよ」なんてジョンスコのMCもしっかり収録されていて、ライブ感がよりいっそう増します。
元アルバムはすでに忘却の彼方ですが、そこここに聞き覚えのあるテーマが出てくる耳馴染みの良さもありますが、約6年前の演奏とは思えないほど、古さを感じさせない演奏は、やっぱり気持ちいいなぁという語に尽きます。
この時期にこのアルバムを出す意義は、それでもピンとはきていないのですが、これを気にまた一緒に活動をしてくれたりするとおもしろいなぁと密かに感じているのですが。。
個人的なベストは1枚目の最後の演奏ですかねぇ。
Medeski Martin And Wood / John Scofield "Msmw Live: In Case The World Changes Its Mind"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/4223726)
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