Jimmy Woods "Conflict"

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これは、深く考えない買い。たしかG氏だかM氏だかのツイートを見て、聴いてみようかなと思っただけです。
1963年3月25/26日にLos Angelsで録音されたcontemporaryレーベルの作品です。

メンツは以下の通り、3管のセクステットとなります。白眉はElvin Jones、George Tuckerということになるでしょう。
Jimmy Woods(As)、Harold Land(Ts)、Carmell Jones(Tp)、Andrew Hill(P)、Elvin Jones(Ds)、George Tucker(B)

演奏曲は以下の通りの9曲ですが、7~9がボーナストラックとなります。全部Jimmy Woodsのオリジナルのようです。
1 Conflict
2 Coming Home
3 Aim
4 Apart Together
5 Look to Your Heart
6 Pazmuerte
7 Conflict [Alt. Take 5]
8 Aim [Alt. Take 43]
9 Look to Your Heart [Alt. Take 39]

演奏は正調ハードバップで、3管とあいまってジャズメッセンジャーズを聴いているんじゃないかと錯覚するくらい 1曲目のテーマなんて、ブルースマーチでしょう(笑) というのは言い過ぎですが。。(笑)

テーマを3人の管でしっかりとしたアレンジとハーモニーで奏でた後、管のソロがずずっと続いて、その後リズム楽器のソロが入ったり入らなかったりという構図も、実に正調ハードバップなところで安心して聴いていられる所であります。

管のソロのバックではピアノが良い感じに合いの手を入れていて、それがかゆいところに手が届く如くにタイムリーに入ってきていてこれがまた気持ちいいったらありゃしない。
なんて、まっとうな聴き方をして"ハイ、おしまい"なんて盤ではありませんで、実はさらにその後ろで暴れているベースとドラムが聴きどころ。
George Tuckerはオンタイムで気持ちよいところでフレーズを入れてくるのですが、そのゴリゴリ感が最高に気持ちよい。
Elvin Jonesは言わずもかな。まだ、個人的には真価を完全に享受し切れていない部分があると認識しているのですが、それにしてもどういうタイミングでどういう意識でスティックを振り回しているのか、そしてそれがうしてこんなにも演奏が躍動するのか。。。圧巻としか言いようがありません。

ベストは3曲目にしたいと思います。熱く歌う管のソロも格好良いが、ラストに近いところでのドラムがまた良い。
しかし、ボートラのTake43とか39って。。(唖然)


Jimmy Woods "Conflict"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/143363)

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