Gilad Hekselman "Hearts Wide Open"
この盤は、本年10月開催の異種格闘試聴会で気になった盤となります。
リーダーはイスラエル人ギタリストとなるのですが、昨今のイスラエル人の活躍は目を見張るものがあるので、もしかしたらそういう流れで見出されたひとなのかもしれません。
この盤が3枚目のリーダー作になりますが、以前はまったくのノーチェックでした。
Gilad Hekselman自体は、Ari Hoenigのリーダー作で聴いていることになっていますが..(汗)
メンツは以下の3人。Joe Martinとはずっと共演していて、ドラムは1枚目がari hoenig だったようです。
で、本作は、Mark Turnerがゲスト参加しているところが白眉となります。
Gilad Hekselman(G)、Joe Martin(B)、Marcus Gilmore(Ds)、
Mark Turner(ts on M-3,5,6,8)
演奏曲は以下の10曲。全部Gilad Hekselmanのオリジナルとなるようです。
1 Prologue
2 Hazelnut Eyes
3 One More Song
4 Flower
5 Brooze
6 Hearts Wide Open
7 The Bucket Kicker
8 Understanding
9 Will You Let It?
10 Epilogue
冒頭、カーンと鐘の音から始まるところからスタート、全体的なイメージはPat Methenyのギタートリオの雰囲気を感じます。
ギターの音色としては、Pat Methenyよりはしっかりした音で昨今のギタリストよりも実体感がある印象ですが、かといってロックほどにタイトってことはありません。。
演奏もコード進行でソロを奏でるようなところは少なく、しっかりフレーズを作り出していく奏法が多い印象で、この辺は個人的には結構好感触。
前半は牧歌的な雰囲気を醸し出した演奏で耳馴染みの良い演奏が続きます。後半は4ビート基調の静かめな曲が並ぶのですが、前半が軽いイメージなので後半の重さがより際立っているのは良いのか悪いのか。。
個人的には前半の雰囲気がしっくりきているところがありますが、8曲目のMark Turnerのソロがかなり感情の静かな高まりをググッと感じさせる良い演奏だと感じるのですが、万人受けでもないかな??
ということで、Mark Turnerは曲の雰囲気にしっかり合わせた演奏(特にソロ)を繰り広げていながらかなり良い味をだしています。出していますが他のギタートリオの演奏と違和感ないところは、ある意味唸らされるところです。
Joe Martinのベースはさすがに長らく共演をしているだけあって息のあった演奏をしていると思います。
で、Marcus Gilmoreですが結構暴れていると感じる部分が多くあるのですが、それでも曲の外形を崩さずに鼓舞する演奏で結構聴かせてくれます。
全体にアルバムの温度感に対して奏者の温度感が近いところを保っている感じが全体の一体感をより際立たせていると感じさせるアルバムです。
あまり派手なアルバムではありませんがじわじわと良さを感じさせてくれる好盤と感じています。
最後が1曲目のリフレインになって、鐘の音からスタートして、1曲目の録音をわざと音の悪い装置で再生してノイズをたっぷり混入させたトラックで、心の扉の隙間から垣間見た・・・とかいう演出なんでしょうけど、いらなかったかも(笑)
ベストは3曲目か8曲目だと思っています。双方とも主旋律が耳に残る良い曲だと思います。
Gilad Hekselman "Hearts Wide Open" (http://www.hmv.co.jp/product/detail/4176976)
リーダーはイスラエル人ギタリストとなるのですが、昨今のイスラエル人の活躍は目を見張るものがあるので、もしかしたらそういう流れで見出されたひとなのかもしれません。
この盤が3枚目のリーダー作になりますが、以前はまったくのノーチェックでした。
Gilad Hekselman自体は、Ari Hoenigのリーダー作で聴いていることになっていますが..(汗)
メンツは以下の3人。Joe Martinとはずっと共演していて、ドラムは1枚目がari hoenig だったようです。
で、本作は、Mark Turnerがゲスト参加しているところが白眉となります。
Gilad Hekselman(G)、Joe Martin(B)、Marcus Gilmore(Ds)、
Mark Turner(ts on M-3,5,6,8)
演奏曲は以下の10曲。全部Gilad Hekselmanのオリジナルとなるようです。
1 Prologue
2 Hazelnut Eyes
3 One More Song
4 Flower
5 Brooze
6 Hearts Wide Open
7 The Bucket Kicker
8 Understanding
9 Will You Let It?
10 Epilogue
冒頭、カーンと鐘の音から始まるところからスタート、全体的なイメージはPat Methenyのギタートリオの雰囲気を感じます。
ギターの音色としては、Pat Methenyよりはしっかりした音で昨今のギタリストよりも実体感がある印象ですが、かといってロックほどにタイトってことはありません。。
演奏もコード進行でソロを奏でるようなところは少なく、しっかりフレーズを作り出していく奏法が多い印象で、この辺は個人的には結構好感触。
前半は牧歌的な雰囲気を醸し出した演奏で耳馴染みの良い演奏が続きます。後半は4ビート基調の静かめな曲が並ぶのですが、前半が軽いイメージなので後半の重さがより際立っているのは良いのか悪いのか。。
個人的には前半の雰囲気がしっくりきているところがありますが、8曲目のMark Turnerのソロがかなり感情の静かな高まりをググッと感じさせる良い演奏だと感じるのですが、万人受けでもないかな??
ということで、Mark Turnerは曲の雰囲気にしっかり合わせた演奏(特にソロ)を繰り広げていながらかなり良い味をだしています。出していますが他のギタートリオの演奏と違和感ないところは、ある意味唸らされるところです。
Joe Martinのベースはさすがに長らく共演をしているだけあって息のあった演奏をしていると思います。
で、Marcus Gilmoreですが結構暴れていると感じる部分が多くあるのですが、それでも曲の外形を崩さずに鼓舞する演奏で結構聴かせてくれます。
全体にアルバムの温度感に対して奏者の温度感が近いところを保っている感じが全体の一体感をより際立たせていると感じさせるアルバムです。
あまり派手なアルバムではありませんがじわじわと良さを感じさせてくれる好盤と感じています。
最後が1曲目のリフレインになって、鐘の音からスタートして、1曲目の録音をわざと音の悪い装置で再生してノイズをたっぷり混入させたトラックで、心の扉の隙間から垣間見た・・・とかいう演出なんでしょうけど、いらなかったかも(笑)
ベストは3曲目か8曲目だと思っています。双方とも主旋律が耳に残る良い曲だと思います。
Gilad Hekselman "Hearts Wide Open" (http://www.hmv.co.jp/product/detail/4176976)
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