Adam Cruz "Milestone"
この盤も、話題になっていたリリース時には購入せずに、ほとぼりが過ぎた頃、忘れた物を思い出したように購入した盤となります。
話題の要因がメンツであることは、以下メンツを見ていただければ一目瞭然と思います。
Chris Potterは置いといて、それでも中堅のなかなか渋いところを揃えていて、そそられる面々であることが判る人には判ると思います。
Chris Potter(Ts)、Edward Simon(P,Fender Rhodes)、Steve Cardenas(G)、Ben Street(B)、Adam Cruz(Ds)
Miguel Zenon(As:1,2,5,8)、Steve Wilson(Ss:3,4,6,7)
演奏曲は、以下の8曲。すべてAdam Cruzのオリジナルとなります。
1 Secret Life
2 Emje
3 Crepuscular
4 The Gadfly
5 Resonance
6 Outer Reaches
7 Magic Ladder
8 Bird Of Paradise
冒頭こそドラムのイントロになりますが、全体的にはリーダーが前面に出ない展開は、ドラマーのリーダー作で好感触を得る最近の常套となります。
ゲスト参加の2人が曲を分けて参加しているので、2管+ギター+ピアノトリオという編成での演奏となります。
基本的には、Edward Simon、Ben Street、Adam Cruzのピアノトリオに、Chris Potter、Steve Cardenasとゲスト的参加の2人が旋律とソロで乗っかってくるような構成となります。
曲としては、8ビート等非4ビートな曲が多いですが、あまり複雑な構成の曲は少ないと思います。
そして、それぞれアレンジがしっかり施されているようで、ユニゾン、旋律楽器の交換(交歓)、管楽器の応酬といったあたりが、淀みなくしかも効果的に繰り広げられていて、構築された部分を聴いていても気持ちよいものがあります。
で、良くも悪くも演奏者のテンションが良い塩梅にバランスしていまして、誰かが飛び抜けて高いテンションで演奏をしていると言うことがないかわりに、全体のバランスとしては上手くまとまった演奏になっているという印象。
それでいて、ソロイストがしっかり聴かせるだけの演奏をしているというのが、リーダーでドラマーのAdam Cruzの力量だとしたら、こりゃとんでもない逸材と言えるのか?とか思ってしまいます。
その、各人の演奏ですが、Chris Potterは言わずもかな、上述の通りテンションは上がりきらないですが相変わらずの彼らしい演奏は聴いていて気持ちいいです。
Edward Simonのピアノは、基本は裏方での演奏が多い印象ですが、たまに前面に出てくると一筋縄ではいかないフレーズでしっかり責めてきて、必ずオッと思わせるところは大したもんだと思います。
Steve Cardenasのギターも、主役は管でリズムはピアノトリオという中で出番は若干少ないか?と思わせるところもあるのですが、前面にきたときには昨今多いダラダラ系ソロではなく、一発勝負的なところで勝負していて、これまた耳を惹くものがあります。
演奏として前面には出ていないAdam Cruzのドラムですが、音量的には若干大きめなのか目立っている感じはあります。
が、曲調にあった良いドラムを叩いていると思います。でも演奏家というより
全体にちょっとだけダークな雰囲気を醸しつつ展開するイメージで、あまり派手さは感じないのではありますがそれが故にあまりすぐ飽きるというところもなく、じっくり聴き倒すに値する作品に仕上がっていると思います。
これも、結構な頻度で聴いています。
ベストは6曲目ですかねぇ。後半のソロ回しでの各人のソロも良いしその盛り上がりっぷりも好きです。
Adam Cruz "Milestone"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/4007355)
話題の要因がメンツであることは、以下メンツを見ていただければ一目瞭然と思います。
Chris Potterは置いといて、それでも中堅のなかなか渋いところを揃えていて、そそられる面々であることが判る人には判ると思います。
Chris Potter(Ts)、Edward Simon(P,Fender Rhodes)、Steve Cardenas(G)、Ben Street(B)、Adam Cruz(Ds)
Miguel Zenon(As:1,2,5,8)、Steve Wilson(Ss:3,4,6,7)
演奏曲は、以下の8曲。すべてAdam Cruzのオリジナルとなります。
1 Secret Life
2 Emje
3 Crepuscular
4 The Gadfly
5 Resonance
6 Outer Reaches
7 Magic Ladder
8 Bird Of Paradise
冒頭こそドラムのイントロになりますが、全体的にはリーダーが前面に出ない展開は、ドラマーのリーダー作で好感触を得る最近の常套となります。
ゲスト参加の2人が曲を分けて参加しているので、2管+ギター+ピアノトリオという編成での演奏となります。
基本的には、Edward Simon、Ben Street、Adam Cruzのピアノトリオに、Chris Potter、Steve Cardenasとゲスト的参加の2人が旋律とソロで乗っかってくるような構成となります。
曲としては、8ビート等非4ビートな曲が多いですが、あまり複雑な構成の曲は少ないと思います。
そして、それぞれアレンジがしっかり施されているようで、ユニゾン、旋律楽器の交換(交歓)、管楽器の応酬といったあたりが、淀みなくしかも効果的に繰り広げられていて、構築された部分を聴いていても気持ちよいものがあります。
で、良くも悪くも演奏者のテンションが良い塩梅にバランスしていまして、誰かが飛び抜けて高いテンションで演奏をしていると言うことがないかわりに、全体のバランスとしては上手くまとまった演奏になっているという印象。
それでいて、ソロイストがしっかり聴かせるだけの演奏をしているというのが、リーダーでドラマーのAdam Cruzの力量だとしたら、こりゃとんでもない逸材と言えるのか?とか思ってしまいます。
その、各人の演奏ですが、Chris Potterは言わずもかな、上述の通りテンションは上がりきらないですが相変わらずの彼らしい演奏は聴いていて気持ちいいです。
Edward Simonのピアノは、基本は裏方での演奏が多い印象ですが、たまに前面に出てくると一筋縄ではいかないフレーズでしっかり責めてきて、必ずオッと思わせるところは大したもんだと思います。
Steve Cardenasのギターも、主役は管でリズムはピアノトリオという中で出番は若干少ないか?と思わせるところもあるのですが、前面にきたときには昨今多いダラダラ系ソロではなく、一発勝負的なところで勝負していて、これまた耳を惹くものがあります。
演奏として前面には出ていないAdam Cruzのドラムですが、音量的には若干大きめなのか目立っている感じはあります。
が、曲調にあった良いドラムを叩いていると思います。でも演奏家というより
全体にちょっとだけダークな雰囲気を醸しつつ展開するイメージで、あまり派手さは感じないのではありますがそれが故にあまりすぐ飽きるというところもなく、じっくり聴き倒すに値する作品に仕上がっていると思います。
これも、結構な頻度で聴いています。
ベストは6曲目ですかねぇ。後半のソロ回しでの各人のソロも良いしその盛り上がりっぷりも好きです。
Adam Cruz "Milestone"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/4007355)
この記事へのコメント