ALex Lopez "We Can Take This Boat"
この盤もLinda Oh買いとなります。先日のSarah Manning盤(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61077599.html)を見つけた後、その勢いでまだあるんじゃないか?と探して見つけた盤で、ALex Lopezプロデュースの自主制作盤となります。
メンツは以下の通り、テナーのワンホーンカルテットにギターがゲストで登場する内訳となります。
Linda Oh意外のメンツで知ってる人はいないと思います。
Alex Lopez(Ts)、Sam Harris(P)、Linda Oh(B)、Norman Edwards(Ds)、
Greg Duncan(G:3,4,5,7)、Sean Richey(G:8)
演奏曲は、ALex Lopez のオリジナルだらけの以下の全8曲となります。
1 Rejected
2 Sleep Like a Starfish
3 We Can Take This Boat
4 Curtains
5 Remember When
6 End Of a Dream
7 Self-Fulfilling Prophecy
8 Trying To Star Over
楽曲としては4ビート8ビートの凝っていない曲が多め(だと思います)。言ってしまえば演奏するのに特段に高い能力が必要というのはなさそうな感じ。
とはいえ、それが(演奏者も聴衆も)曲を追うことに意識を傾ける必要がなく、奏者の演奏と即興とに集中できると考えれば、逆に期待感に繋がります。
さらに、疾走感を感じるものも含め、あまり重くない楽曲がなかなか格好良いものが多く、この辺も聴いていてかなり気持ちの良いものがあります。
リーダーのサックスは、あまり個性爆裂という感じではないですが、盤石な演奏を繰り広げる印象。演奏面では及第点といった感じか。。
ピアノは、残念ながらあまり前面に出るタイプではないかなぁ。あまり目立っている感じではないです。
とはいえ、6曲目でイントロとってますし、曲によってはしっかりソロも演ってますし、悪くはないんですが地味という感じですかねぇ。
もしかしたら、5/8に入っているギターのほうを立てるために控えめな演奏をしているのかも知れません。
そのギターは、Greg Duncanがいわゆる現代ギタリスト的な音色と演奏をするタイプで、昨今のNYジャズを形作っている1つはこの音色のギターであるとすると、多用しているのは流行を追っているということになるのか(笑)
8曲目に入るSean Richeyはディストーションのかかった音で もうちょっとロックよりな感じの人なのかも知れません。
で、概ねギター入りの曲のほうが演奏が立っていて気持ちよい印象を持っています。
ベースは盤石です。Linda Oh良い仕事しています。
最後にドラムですが、これがなかなかに派手にぶっ叩いていて、全体をしっかり煽って演奏に活力を与えているところが好感触。
このドラムがあって、全体が成り立っているんだと思います。
ということで、作曲能力もさることながら、当人の演奏の力量を踏まえた上での全体のアレンジ、バランスはかなり秀逸な印象で、そっち方面でも今後活躍してくるんじゃないかと思います。
Sarah Manning盤もそうでしたが、この盤も予想以上に良い演奏で、Linda Oh買いをしばらく続けようかと思ってしまっています。
ALex Lopez "We Can Take This Boat" (http://www.amazon.co.jp/dp/B005Y05GZ0/)
メンツは以下の通り、テナーのワンホーンカルテットにギターがゲストで登場する内訳となります。
Linda Oh意外のメンツで知ってる人はいないと思います。
Alex Lopez(Ts)、Sam Harris(P)、Linda Oh(B)、Norman Edwards(Ds)、
Greg Duncan(G:3,4,5,7)、Sean Richey(G:8)
演奏曲は、ALex Lopez のオリジナルだらけの以下の全8曲となります。
1 Rejected
2 Sleep Like a Starfish
3 We Can Take This Boat
4 Curtains
5 Remember When
6 End Of a Dream
7 Self-Fulfilling Prophecy
8 Trying To Star Over
楽曲としては4ビート8ビートの凝っていない曲が多め(だと思います)。言ってしまえば演奏するのに特段に高い能力が必要というのはなさそうな感じ。
とはいえ、それが(演奏者も聴衆も)曲を追うことに意識を傾ける必要がなく、奏者の演奏と即興とに集中できると考えれば、逆に期待感に繋がります。
さらに、疾走感を感じるものも含め、あまり重くない楽曲がなかなか格好良いものが多く、この辺も聴いていてかなり気持ちの良いものがあります。
リーダーのサックスは、あまり個性爆裂という感じではないですが、盤石な演奏を繰り広げる印象。演奏面では及第点といった感じか。。
ピアノは、残念ながらあまり前面に出るタイプではないかなぁ。あまり目立っている感じではないです。
とはいえ、6曲目でイントロとってますし、曲によってはしっかりソロも演ってますし、悪くはないんですが地味という感じですかねぇ。
もしかしたら、5/8に入っているギターのほうを立てるために控えめな演奏をしているのかも知れません。
そのギターは、Greg Duncanがいわゆる現代ギタリスト的な音色と演奏をするタイプで、昨今のNYジャズを形作っている1つはこの音色のギターであるとすると、多用しているのは流行を追っているということになるのか(笑)
8曲目に入るSean Richeyはディストーションのかかった音で もうちょっとロックよりな感じの人なのかも知れません。
で、概ねギター入りの曲のほうが演奏が立っていて気持ちよい印象を持っています。
ベースは盤石です。Linda Oh良い仕事しています。
最後にドラムですが、これがなかなかに派手にぶっ叩いていて、全体をしっかり煽って演奏に活力を与えているところが好感触。
このドラムがあって、全体が成り立っているんだと思います。
ということで、作曲能力もさることながら、当人の演奏の力量を踏まえた上での全体のアレンジ、バランスはかなり秀逸な印象で、そっち方面でも今後活躍してくるんじゃないかと思います。
Sarah Manning盤もそうでしたが、この盤も予想以上に良い演奏で、Linda Oh買いをしばらく続けようかと思ってしまっています。
ALex Lopez "We Can Take This Boat" (http://www.amazon.co.jp/dp/B005Y05GZ0/)
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