平井庸一バンド (20120210)
昨日、橋爪さんのリーダー作を紹介しましたが、その橋爪さんを擁した平井庸一さんのクールジャズ探求バンドのライブを聴きに行ってきました。
このユニット。実は2ベースにピアノ入りというのがレギュラーなはずなのですが、No Trunksでは参加メンバー数に上限があるとのことで、メンバーを絞った編成となっています。
で下に書きますが、演奏曲に拡がりが出てきているというのもあって、No Trunksではクールファイブと呼ぶことにしたそうです。
このユニットは実は結構好きで、ライブはこれで(それでも)3回目くらいになるようです。
(個人的嗜好から行くと、同じメンツのライブに3回行くのは(PM関連以外では)かなり多いほうです。)
2009/11/7(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a58733906.html)
2010/9/17(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a59855981.html)
メンツは、変わっていないと思います。
平井庸一(G)、橋爪亮督(Ts)、増田ひろみ(As)、蛯子健太郎(B)、井谷享志(Ds)
が、演奏曲は変化をしてきていて、当初はトリスターノ関連の楽曲を持ってきて複雑なアレンジを施したものを演奏するというスタイルでしたが、最近はそれでは飽き足らなくなったようで、オリジナルでトリスターノばりにクールで複雑な楽曲を作ってきてそれを演奏する比率が高くなってきているとのことでした。
ということで、常套の2ndからの参戦ということで9時前後にお店に赴きました。
入った時点で、6人くらいはお客さんいたんじゃないかと思います。
2ndセットは9時15分頃スタートで、オリジナルの楽曲を多めに選択して演奏を進めていきます。
ほぼ全部の曲で譜面を準備して譜面を見ながらの演奏となりますが、楽曲もアレンジも複雑なので、冒頭から皆で譜面に首っぴき状態で演奏をしているのはジャズらしからぬと言われても仕方ない部分があるかの如くであります。(演奏は充分ジャズだし、満足度の高い演奏を堪能できますよ)
(聴いてる側はテンポとか意識したら大変なことになるんでしょけど、音の並びに身を委ねていればそんなことを気にする必要はないですから気楽なもんですw)
さらに、演奏中に平井さんがソロの順番とか進行とか指示を出してくるので、メンバーの緊張感は結構なものがあると思います。
相変わらず増田さんのスウィングするアルトは快調でしたし、橋爪さんのテナーもちょっと早めのテンポの曲では快調な演奏を楽しめます。(この辺、リーダー作を直前に聴いているのも効いているかも)
フリー系特殊音を多用しているのは、そういう模索をしているんだと解釈していますが、個人的には広瀬さんばりの複雑音の域にまでは達していないし、クールスタイルの演奏との親和性が高いとも思えないので??な気分が高いのですが、この融合が違和感の無いところまで昇華できたら凄いことだと思うので、そのまま探求心を持って続けて欲しいとは思います。
と、正直なところ橋爪さんのスタイルに素直に馴染み切れていない部分があって、だいぶ払拭されたと思ってますがまだ完全ではありません。
平井さんは、steinbuager(http://www.steinberger.com/GTPRODLX.html)のギターを持ち込んでの演奏で、この辺もスタイルの変遷に影響をあたえているのかな?と伺わせます。ちなみに以前は、セミアコだったと思う。
が、この日野平井さんは、指がかなり動いていたんじゃないかと思うのですが、複雑で早いフレーズをキッチリ決めて感嘆のため息を漏らしたいほどに気持ちの良い演奏を楽しませてくれました。
それを下支えするベースとドラムも、素晴らしかった。
楽曲的には、従来からの雰囲気に近いクールスタイルのものだらけ、構成もテーマー>テナーソロ->アルトソロ->ギターソロテーマ->終了に近いもので斬新さはないのですが、あの独特の雰囲気の演奏(マスターは変態度増強とおしゃってました)は麻薬的に効いて来るというか、かなり後々まで余韻を楽しませてくれる満足度の高い演奏でありました。
このユニット。実は2ベースにピアノ入りというのがレギュラーなはずなのですが、No Trunksでは参加メンバー数に上限があるとのことで、メンバーを絞った編成となっています。
で下に書きますが、演奏曲に拡がりが出てきているというのもあって、No Trunksではクールファイブと呼ぶことにしたそうです。
このユニットは実は結構好きで、ライブはこれで(それでも)3回目くらいになるようです。
(個人的嗜好から行くと、同じメンツのライブに3回行くのは(PM関連以外では)かなり多いほうです。)
2009/11/7(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a58733906.html)
2010/9/17(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a59855981.html)
メンツは、変わっていないと思います。
平井庸一(G)、橋爪亮督(Ts)、増田ひろみ(As)、蛯子健太郎(B)、井谷享志(Ds)
が、演奏曲は変化をしてきていて、当初はトリスターノ関連の楽曲を持ってきて複雑なアレンジを施したものを演奏するというスタイルでしたが、最近はそれでは飽き足らなくなったようで、オリジナルでトリスターノばりにクールで複雑な楽曲を作ってきてそれを演奏する比率が高くなってきているとのことでした。
ということで、常套の2ndからの参戦ということで9時前後にお店に赴きました。
入った時点で、6人くらいはお客さんいたんじゃないかと思います。
2ndセットは9時15分頃スタートで、オリジナルの楽曲を多めに選択して演奏を進めていきます。
ほぼ全部の曲で譜面を準備して譜面を見ながらの演奏となりますが、楽曲もアレンジも複雑なので、冒頭から皆で譜面に首っぴき状態で演奏をしているのはジャズらしからぬと言われても仕方ない部分があるかの如くであります。(演奏は充分ジャズだし、満足度の高い演奏を堪能できますよ)
(聴いてる側はテンポとか意識したら大変なことになるんでしょけど、音の並びに身を委ねていればそんなことを気にする必要はないですから気楽なもんですw)
さらに、演奏中に平井さんがソロの順番とか進行とか指示を出してくるので、メンバーの緊張感は結構なものがあると思います。
相変わらず増田さんのスウィングするアルトは快調でしたし、橋爪さんのテナーもちょっと早めのテンポの曲では快調な演奏を楽しめます。(この辺、リーダー作を直前に聴いているのも効いているかも)
フリー系特殊音を多用しているのは、そういう模索をしているんだと解釈していますが、個人的には広瀬さんばりの複雑音の域にまでは達していないし、クールスタイルの演奏との親和性が高いとも思えないので??な気分が高いのですが、この融合が違和感の無いところまで昇華できたら凄いことだと思うので、そのまま探求心を持って続けて欲しいとは思います。
と、正直なところ橋爪さんのスタイルに素直に馴染み切れていない部分があって、だいぶ払拭されたと思ってますがまだ完全ではありません。
平井さんは、steinbuager(http://www.steinberger.com/GTPRODLX.html)のギターを持ち込んでの演奏で、この辺もスタイルの変遷に影響をあたえているのかな?と伺わせます。ちなみに以前は、セミアコだったと思う。
が、この日野平井さんは、指がかなり動いていたんじゃないかと思うのですが、複雑で早いフレーズをキッチリ決めて感嘆のため息を漏らしたいほどに気持ちの良い演奏を楽しませてくれました。
それを下支えするベースとドラムも、素晴らしかった。
楽曲的には、従来からの雰囲気に近いクールスタイルのものだらけ、構成もテーマー>テナーソロ->アルトソロ->ギターソロテーマ->終了に近いもので斬新さはないのですが、あの独特の雰囲気の演奏(マスターは変態度増強とおしゃってました)は麻薬的に効いて来るというか、かなり後々まで余韻を楽しませてくれる満足度の高い演奏でありました。
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