Jack Dejohnette "Sound Travels"
が、調べてみると、"Live at YOSHI'S 2010"(http://www.jackdejohnette.com/music/live-at-yoshis-2010)というのがダウンロードだけでリリースされているんですね。
そういえば、どっかで見た記憶はありますがダウンロード音源はまだ積極的に買う気にならないので、放っておいた気がします。でも、このメンツはソソられる。
さて、本作のメンツは以下のような面容で、こちらもなかなか豪華です。全員が全部の曲に入っているわけではなく曲ごとに多少増減する感じです。
Jack Dejohnette(Ds,P)、Esperanza Spalding(B,Vo)、Lionel Loueke(G)、Ambrose Akinmusire(Tp)、Tim Ries(Ss,Ts)、Luisito Quintero(Per)、
Bruce Hornsby(Vo:3)、Bobby Mcferrin(Vo:7)、Jason Moran(P:9)
演奏曲は以下の通り。全部Jack Dejohnetteのオリジナルです。最初と最後は、Jack Dejohnette のピアノ演奏となっています。
8曲目のIndigo Dreamscapeは、Parallel Realities(http://www.hmv.co.jp/product/detail/76347)に入っていた曲です。
1 Enter Here
2 Luisito Serena Salsa
3 Dirty Ground
4 New Muse
5 Sonny Light
6 Sound Travels
7 Oneness
8 Indigo Dreamscape
9 Home
冒頭、鐘の音からスタートするのが。。(苦笑)
その後、エリーゼのためにか?のようなイントロからピアノソロ曲に入るのですが、これがJack Dejohnetteのソロピアノ演奏となります。美旋律の小品という感じの作品なんですが、これを聴いてその後のこのアルバムのサウンドを類推すると大間違いの元って感じになります。
直後の2曲目がいきなりラテンのサウンドでちょっとビビります。タイトル通りサルサのリズムってやつです。
Lionel Louekeのギターの上でEsperanza Spaldingが歌う前半から、途中でJack Dejohnetteのピアノが入ってきますが、これが、うまいわけではないんですが変な味があって良いんです。ちょっと不思議な、3曲目は、アメリカンカントリーな雰囲気の曲で、これはBruce Hornsbyの歌がフィーチャされているんですが、Tim Riesの合いの手のようなサックスソロが良いアクセントになっていて好感触。
4曲目は、ちょっとエキゾチックな雰囲気を醸した演奏。5曲目6曲目がまたまたラテン系のリズム。7曲目がBobby McferrinのボイスとJason Moranのピアノをフィーチャした美しい曲となります。
ということで、アルバムタイトル通り、音で世界旅行をしているような感じをイメージしているのかも知れません。
演奏面では、手堅い面々を要所に配したと言う感じで、Lionel LouekeとTim Riesの配分が多めで、しっかり良い仕事をしているのが印象的。
で、Esperanza Spaldingのベースが歌無しで聴けるってのもある意味価値のあるアルバムと言えるかも知れません。
最後に、またJack Dejohnetteのピアノソロ これもクラシック然とした美しい曲を奏でて終了となります。
ベストは。。。聴き馴染んだ8曲目が良い響きで、どうしても気が惹かれてしまいました。。
Jack Dejohnette "Sound Travels"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/4917525)
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