Chick Corea "Further Explorations"
Chick Coreaのピアノトリオ作で昨年夏に日本盤が出ていたものですが、値段が高かったので輸入盤が入荷するのをずーっと待っていた盤となります。
秋頃から、国内盤を買ってしまおうかと何度も思ったのですが、ぐっとこらえてよかったです。かなり安価に買えたと思っています。
邦題がビルエバンスに捧ぐとなっているとおり、メンツもゆかりの2名を配しているところは、お見事と言うか..
でも、たしかこの2人がソロってビルエバンスと共演はしていなかったと思うのですが、でも絶妙な面容だと
思います。
というメンツは以下の通り。
Chick Corea(P)、Eddie Gomez(B)、Paul Motian(Ds)
演奏曲は以下の通り。
Disk 1
1 Peri's Scope
2 Gloria's Step
3 They Say That Falling in Love Is Wonderful
4 Alice in Wonderland
5 Song No. 1
6 Diane
7 Off the Cuff
8 Laurie
9 Bill Evans
10 Little Rootie Tootie
Disk 2
1 Hot House
2 Mode VI
3 Another Tango
4 Turn Out the Stars
5 Rhapsody
6 Very Early
7 But Beautiful, Pt. 1
8 But Beautiful, Pt. 2
9 Puccini's Walk
前半は、「ビルエバンスに捧ぐ」というタイトル通り、"waltz for debby", "sunday at the village vanguard" な雰囲気たっぷりな演奏が詰まっていまして、ライブハウスの食器の音とかまで含めて、上記2アルバムを再現していると言っても過言ではないほどに、リスペクトした演奏が繰り広げられています。
極端なことをいうと、そのアルバムにも参加していたPaul Motianの1フレーズが当時のサウンドに似ていたりして、思わずハッとしてニヤりとするような場面すらありました。(空耳だったりして(笑))
Chick Coreaも、こりゃChick Coreaでしょというくらいに個性のあるピアノを弾く人という印象でしたが、そういうにはだいぶ個性を隠した演奏をしているんじゃないかと思います。
Eddie Gomezのベースもゴリゴリ感強めの音色は、こっちは"At The Montreux Jazz Festival"を彷彿とさせる好感触なものであります。
最近のEddie Gomezって聴いてないですが、後述の通りこういう演奏は最近していないと思っているのですが..
後半(というか、後半の半ばあたり)になるに従ってそれぞれの個性を際立たせた演奏に変化していっているんだと思いますが、それが如実になるに従ってなんだか演奏の魅力が徐々に落ちていってしまっているような気がするのは、ビルエバンスの演奏に慣れ親しみ過ぎているが故なのでしょうか?
とはいえ、Eddie Gomezがアルコを多用しての演奏は個人的にはあまり感心できるものではないと感じるのは。。
総じては、さすがに往年に名を馳せた名手達のピアノトリオによるコンサートを切り取った記録として、相応に満足感の高いものとなっております。
Chick Corea "Further Explorations"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/4917392)
秋頃から、国内盤を買ってしまおうかと何度も思ったのですが、ぐっとこらえてよかったです。かなり安価に買えたと思っています。
邦題がビルエバンスに捧ぐとなっているとおり、メンツもゆかりの2名を配しているところは、お見事と言うか..
でも、たしかこの2人がソロってビルエバンスと共演はしていなかったと思うのですが、でも絶妙な面容だと
思います。
というメンツは以下の通り。
Chick Corea(P)、Eddie Gomez(B)、Paul Motian(Ds)
演奏曲は以下の通り。
Disk 1
1 Peri's Scope
2 Gloria's Step
3 They Say That Falling in Love Is Wonderful
4 Alice in Wonderland
5 Song No. 1
6 Diane
7 Off the Cuff
8 Laurie
9 Bill Evans
10 Little Rootie Tootie
Disk 2
1 Hot House
2 Mode VI
3 Another Tango
4 Turn Out the Stars
5 Rhapsody
6 Very Early
7 But Beautiful, Pt. 1
8 But Beautiful, Pt. 2
9 Puccini's Walk
前半は、「ビルエバンスに捧ぐ」というタイトル通り、"waltz for debby", "sunday at the village vanguard" な雰囲気たっぷりな演奏が詰まっていまして、ライブハウスの食器の音とかまで含めて、上記2アルバムを再現していると言っても過言ではないほどに、リスペクトした演奏が繰り広げられています。
極端なことをいうと、そのアルバムにも参加していたPaul Motianの1フレーズが当時のサウンドに似ていたりして、思わずハッとしてニヤりとするような場面すらありました。(空耳だったりして(笑))
Chick Coreaも、こりゃChick Coreaでしょというくらいに個性のあるピアノを弾く人という印象でしたが、そういうにはだいぶ個性を隠した演奏をしているんじゃないかと思います。
Eddie Gomezのベースもゴリゴリ感強めの音色は、こっちは"At The Montreux Jazz Festival"を彷彿とさせる好感触なものであります。
最近のEddie Gomezって聴いてないですが、後述の通りこういう演奏は最近していないと思っているのですが..
後半(というか、後半の半ばあたり)になるに従ってそれぞれの個性を際立たせた演奏に変化していっているんだと思いますが、それが如実になるに従ってなんだか演奏の魅力が徐々に落ちていってしまっているような気がするのは、ビルエバンスの演奏に慣れ親しみ過ぎているが故なのでしょうか?
とはいえ、Eddie Gomezがアルコを多用しての演奏は個人的にはあまり感心できるものではないと感じるのは。。
総じては、さすがに往年に名を馳せた名手達のピアノトリオによるコンサートを切り取った記録として、相応に満足感の高いものとなっております。
Chick Corea "Further Explorations"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/4917392)
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