Jeremy Pelt "Soul"

"Talented Mr Pelt"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60373451.html)が約1年前。
その前の"Men Of Honor"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a59167299.html)が約2年前と、1年1枚のペースが出来ているようです。
しかもメンツも不変ということでかなり安定した活動状況になっているのでしょう。
でも、マンネリ化もしていないんでしょうからたいしたもんです。
というか、完全にバンドサウンドを熟成させようという魂胆なんでしょうけどね。多分成功していると思います。
そのメンツは以下の通り。
Jeremy Pelt(Tp)、J.D.Allen(Ts)、Danny Grisset(P)、Dwayne Burno(B)、Gerald Cleaver(Ds)
自分が彼を聴くきっかけになったwired(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a49796080.html)の活動は、現在どうなっているのか気になってしまいますねぇ(たしか、ダウンロード音源があったような..)
演奏曲はJeremy Peltのオリジナルが6曲と、その他2曲の計8曲構成となります。
1 Second Love
2 Ballad of Ichabod Crane
3 Sweet Rita Suite Part 2: Her Soul
4 Tempest
5 Story
6 Moondrift
7 What's Wrong Is Right
8 Tonight
のっけから、モーダルなスローテンポな楽曲からスタート。丁寧な演奏で繰り広げられるクールな楽曲というのが正統な言説なんでしょうけど、なんだか怪しい雰囲気を感じさせるというのが正直なところ(笑)
皆さんのBlogを読むと、Miles Davisの演奏を範としているような記述を多く見ますが、個人的にはモードな演奏という程度で、雰囲気とかあまり似ているようには感じていません。
こっちのほうが、もっと端整な響きを重視していてインテリ度合いが高いというか、頭で勝負している感が強いというか。。
あっちは、Tony Williamsの肉体派な演奏が響いてきているのが印象的でここまで知性的な演奏には聞こえてこないです。
どっちが好きかと言われると、それぞれにそれぞれの魅力があると 優等生な回答をしておきます(笑)
Jeremy Peltはちょっとかすれ気味なサウンドで渋みを醸し出すような感じの演奏。
J.D.Allenのノンビブラートなサウンドは、Wayne ShorterというよりJohn Coltraneを彷彿とさせる?Danny Grissetのピアノが全体をまとめ上げる良い仕事をしている Herbie Hancockばりかと言われるとちょっと違うとは思いますが(笑)
と、Miles Davisの黄金5と比較しちゃうと、リズムの2人はちょっと弱いと感じるのは気のせいと言うことにしておきます。
個性の強さの違いをそう感じると言われればそう言うことかも知れませんし。
6曲目で突然ボーカルが入るのですが、ちょっと意表を突く感じの流れで、アクセントにはなっているけど全体のアルバムのカラーは乱しちゃっているかなぁ。。
同じメンツの演奏が何枚か続いて、その進化がMiles Davisのサウンドを順に追っているような感じもしているので、次作あたりでは電気楽器が入ってくると邪推しますが、はてさて。。
ベストは。。全体の雰囲気が似通っているので、これと決められない感じですかねぇ(悩)
Jeremy Pelt "Soul"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/4931937)
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