橋爪亮督バンド

橋爪亮督さんは、平井さんのバンドで良く聴いているテナー奏者の方になります。
先日購入した"Wordless"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61120136.html)で、リーダーバンドがとてもおもしろそうだったので、いつものお店のオリジナルユニットになるリーダーバンドを見に行ってきたということです。

メンツは、以下の通り。2サックスのピアノ、ベースレスの4人編成となります。
橋爪亮督(Ts)、宮野裕司(As)、市野元彦(G)、池長一美(Ds)

相変わらずの2ndセットからの参戦で、9:20頃からスタート。聴衆は15人くらいだったんじゃないかと思います。
たしか、以下のような曲順だったと思います。

スティーブスワロウ
レニトリスターノ
市野オリジナル(JAZZと言うタイトル)
市野オリジナル(picnic)
stair way to stars
レニトリスターノ(アンコール)

橋爪リーダーバンドなので、アルバムを聴いた感じからもECMな雰囲気の濃い演奏を予想していたのですが、予想よりはレニトリスターノ系のクールジャズに近い雰囲気の演奏でした。

橋爪さんと宮野さんが、学校の先輩後輩になるんだと思いますが、この2人の息の合いかたが尋常でなくレニトリスターノ系のクールジャズなので、テーマはかなり複雑なタイミングを強いるものであるのですが、そこを"あうん"の呼吸とでも言いたいような絶妙なタイミングとバランスできっちりと決めてくるのは、聴いていてかなり気持ちの良い物があります。
市野さんのギターは、今回は一人舞台になるような状況は少ないのですが、ベース、ピアノレスというこのバンドでのギターの役割は裏方に近くなるのはしょうがない部分もあるのかなぁと。。
しかし、この2サックス、ギター、ドラムという編成の、絶妙なバランス感というのは演奏を聴いていてとても絶妙で良いものだなぁと感じるものがありました。
ドラムも、ブラシを主に使用することでバランスを合わせている感じで、聴いててかなり気持ちよい。

市野さんのオリジナルのpicnicという曲(前回のtime flowのライブでも聴いたような..)が、唯一のちょっとアップテンポの温度感高めの曲になるのですが、ここでの橋爪さんのソロが個人的には、かなり良いと思ったのですが、橋爪さんってこれくらいのテンポの曲を多く演奏したほうが良いんじゃないかと勝手に思っているのですが、本人の嗜好はもっと温度感の低いものなんですよね。きっと..

メンバー皆、終始にこやかな良い雰囲気でのライブは、クールジャズなのに、気持ちを温かにしてくれる演奏をたっぷり堪能させてもらいました。

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