DCPRG "Second Report From Iron Mountain Usa"
Date Course Pentagon Royal Garden改め、DCPRGのimpulseレーベルからの2枚目のリリースとなりましてスタジオ録音の作品となります。
ここのところの活動は第3期と言われていまして、自身のblogで紹介している第3期の音源は下記2つとなります。
"Alter War In Tokyo" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60889473.html)
"巨星ジークフェルド" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60778924.html)
タイトルが"Second Report From Iron Mountain Usa"というんですが、彼らの1枚目のアルバム名が"Report From Iron Mountain"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a46560240.html)と言いまして、初心に帰るような意識が働いたのかも知れません。
演奏曲は
1 キャッチ22
2 サークル/ライン
3 殺陣/TA-TE
4 マイクロフォン・タイソン
5 トーキョー・ガール
6 UNCOMMON UNREMIX
7 デュラン
1曲目が初期から演奏していて、ライブでも登場頻度の高いcatch22という曲で、これにラップというか語りというか、そんなのがのっかっています。
ちょっと悪ふざけな感じを受ける部分はありますが、そもそものラップがそんな感覚を持っている気もしているので、良いのですが。。 あるいは、言語という意味を持たせてしまうことが、個人的には。。(--;;
演奏としては、いわゆるcatch22な複雑なリズムを打楽器とベースで作り出す上で、さらに複雑感を醸すフロント陣という構図。というのは、DCPRGの真骨頂的な演奏を楽しめる演奏ではあります。
ラップを入れたのは、この演奏のどこかのリズムで踊るか、それが厳しいならラップを手がかりに踊るという選択肢が優しさになってるんだと思います(笑)
2曲目も、DCPRGではお馴染みのCircle Lineが入ってきます。イントロの中華風サウンド付加が目新しいところではありますが、演奏の基本は当初からの忠実なカバーに終始している印象。
3曲目からが新曲になると思いますが、基本的には
第2期で、リズムを複雑にして、旋律もわかりにくくして、どう踊るか聴衆に挑戦状を
叩きつけるような演奏が不評を買ったであろうことが容易に想像つくような、第1期に
近い雰囲気の曲を多く選んでいる印象で(相対比較で)踊りやすい演奏に寄ってきている ということなだと思います。
常人には、聴き馴れたことも含めてcatch22の複雑さまでが限度ということなんでしょう(苦笑)
ラップが、1,4,6,7の3曲に含まれていることになりますが、部分的にそれが"お経"(内容は全然違うが)に聞こえるところがありまして、逆説的に"お経"ってのもラップの一種なんだろうなと思わせてくれるところが。。(笑)
7曲目がちょっと異色で、乗ってる声がだれかの演説をちょっと加工しながら使っているんだと思いますが、その演説が妙に黒人ぽくて、演奏もそれに引っ張られてか、DCPRGらしくないと感じるのですが、リズムが単純で実に踊りやすそうな曲であるところがそう感じさせるのか。。。
で、本作のキモは、類家さんとか津上さん(が、大御所になるんでしょう。前面に出る頻度は高い気がする)も良い演奏を繰り広げている部分が多々ありますが、なんと言っても坪口さんのピアノ/キーボードなんだと思います。
要所で、あの個性的なサウンドでソロをばっちり入れ込むことで、場の雰囲気を演奏の色彩を形成することでDCPRG(はたまた菊地サウンド)のアイデンティティを注入していると言っても過言ではないような。。
ベストは5曲目ですかねぇ。第3期の先の2枚で"New York Girl"というMiles Davisのカバーを演ってましたが、そのアンサーソングじゃないでしょうけど、対になるオリジナルということになるんでしょう。
DCPRG "Second Report From Iron Mountain Usa" (http://www.hmv.co.jp/product/detail/4935616)
ここのところの活動は第3期と言われていまして、自身のblogで紹介している第3期の音源は下記2つとなります。
"Alter War In Tokyo" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60889473.html)
"巨星ジークフェルド" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60778924.html)
タイトルが"Second Report From Iron Mountain Usa"というんですが、彼らの1枚目のアルバム名が"Report From Iron Mountain"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a46560240.html)と言いまして、初心に帰るような意識が働いたのかも知れません。
演奏曲は
1 キャッチ22
2 サークル/ライン
3 殺陣/TA-TE
4 マイクロフォン・タイソン
5 トーキョー・ガール
6 UNCOMMON UNREMIX
7 デュラン
1曲目が初期から演奏していて、ライブでも登場頻度の高いcatch22という曲で、これにラップというか語りというか、そんなのがのっかっています。
ちょっと悪ふざけな感じを受ける部分はありますが、そもそものラップがそんな感覚を持っている気もしているので、良いのですが。。 あるいは、言語という意味を持たせてしまうことが、個人的には。。(--;;
演奏としては、いわゆるcatch22な複雑なリズムを打楽器とベースで作り出す上で、さらに複雑感を醸すフロント陣という構図。というのは、DCPRGの真骨頂的な演奏を楽しめる演奏ではあります。
ラップを入れたのは、この演奏のどこかのリズムで踊るか、それが厳しいならラップを手がかりに踊るという選択肢が優しさになってるんだと思います(笑)
2曲目も、DCPRGではお馴染みのCircle Lineが入ってきます。イントロの中華風サウンド付加が目新しいところではありますが、演奏の基本は当初からの忠実なカバーに終始している印象。
3曲目からが新曲になると思いますが、基本的には
第2期で、リズムを複雑にして、旋律もわかりにくくして、どう踊るか聴衆に挑戦状を
叩きつけるような演奏が不評を買ったであろうことが容易に想像つくような、第1期に
近い雰囲気の曲を多く選んでいる印象で(相対比較で)踊りやすい演奏に寄ってきている ということなだと思います。
常人には、聴き馴れたことも含めてcatch22の複雑さまでが限度ということなんでしょう(苦笑)
ラップが、1,4,6,7の3曲に含まれていることになりますが、部分的にそれが"お経"(内容は全然違うが)に聞こえるところがありまして、逆説的に"お経"ってのもラップの一種なんだろうなと思わせてくれるところが。。(笑)
7曲目がちょっと異色で、乗ってる声がだれかの演説をちょっと加工しながら使っているんだと思いますが、その演説が妙に黒人ぽくて、演奏もそれに引っ張られてか、DCPRGらしくないと感じるのですが、リズムが単純で実に踊りやすそうな曲であるところがそう感じさせるのか。。。
で、本作のキモは、類家さんとか津上さん(が、大御所になるんでしょう。前面に出る頻度は高い気がする)も良い演奏を繰り広げている部分が多々ありますが、なんと言っても坪口さんのピアノ/キーボードなんだと思います。
要所で、あの個性的なサウンドでソロをばっちり入れ込むことで、場の雰囲気を演奏の色彩を形成することでDCPRG(はたまた菊地サウンド)のアイデンティティを注入していると言っても過言ではないような。。
ベストは5曲目ですかねぇ。第3期の先の2枚で"New York Girl"というMiles Davisのカバーを演ってましたが、そのアンサーソングじゃないでしょうけど、対になるオリジナルということになるんでしょう。
DCPRG "Second Report From Iron Mountain Usa" (http://www.hmv.co.jp/product/detail/4935616)
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