Enrico Pieranunzi "Permutation"
Enrico Pieranunziの新作は、若手?の新メンバーを従えた意欲作と感じています。
前回のトリオ作品 "Dream Dance"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a58068132.html)も相当良かったので、本作も期待感たっぷりでの購入となっています。
と言うメンツは以下の通り。まさか、Scott Colley、Antonio Sanchezとアルバムを作るとは思いませんでした。
Enrico Pieranunzi(P)、Scott Colley(B)、Antonio Sanchez(Ds)
演奏曲は、Enrico Pieranunziのオリジナルだけで全部で9曲となります。
1 Strangest Consequences
2 Critical Path
3 Permutation
4 Distance From Departure
5 Horizontes Finales
6 Every Smile Of Yours
7 Within The House Of Night
8 The Point At Issue
9 A Different Breath
1曲目のイントロから、ゾクゾクきますねぇ(笑)
強力なリズム陣が弾力感と力感のあるリズムを奏でる上で、それに負けないテンションでピアノをのせていく展開は...。
さらに、ベースが同じ音を延々響かせるところから音程を入れる瞬間。。と言う展開はmiles davisのsomeday my prince will comeの例を出すまでもなくの、ゾクゾク増長剤でありまして、たまらんもんがあります(笑)
満足度高いです。文句なしです。1曲目からこっちのテンションもぐぐっと上がっていきます。
2曲目も、テンポを落としてじっくり演奏すれば良いバラードにでもなりそうなくらいの美旋律を、ちょっと早めに演奏することで躍動感をだすあたり、リズム隊の凄さを前面に出すための演出なんだろうなと..。
そうかと思うと、4曲目で一気にスローな演奏へと鞍替えしピアノの叙情的なサウンドに酔いしれます。
これに絡むベースがちょっと固めの音色で、この対比というかバランス感が絶妙で。。
5曲目では、ちょっとラテンフレーズの混ざった演奏で、これもリズム隊をフィーチャしているということになるんでしょう。
と、緩急織り交ぜながらそれぞれに演奏の良さを存分に引き出している演奏は、圧巻としか言いようのない完成度と言えると思います。
しいていえば、全部が5分前後の曲なんですが、もうちょっと1曲をしっかりじっくり料理した曲がはいっていても良かったのかなぁというくらい。でも、これすら両刃感あるんで、絶対とは言い切れません。
このジャケが昨年のベストの1枚であるところのprysm(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60601060.html)を想起させるのが諮詢的というかなんというか、勝手なこじつけです。
でも、この盤が本年のベストに入る可能性は相当高いと思っています。
ベストは、1曲目のインパクトも相当のものがありますが、後半で畳みかける8曲目も捨てがたい。けど美旋律でありながら躍動感のある2曲目にしたいと思います。
Enrico Pieranunzi "Permutation"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/4930630)
前回のトリオ作品 "Dream Dance"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a58068132.html)も相当良かったので、本作も期待感たっぷりでの購入となっています。
と言うメンツは以下の通り。まさか、Scott Colley、Antonio Sanchezとアルバムを作るとは思いませんでした。
Enrico Pieranunzi(P)、Scott Colley(B)、Antonio Sanchez(Ds)
演奏曲は、Enrico Pieranunziのオリジナルだけで全部で9曲となります。
1 Strangest Consequences
2 Critical Path
3 Permutation
4 Distance From Departure
5 Horizontes Finales
6 Every Smile Of Yours
7 Within The House Of Night
8 The Point At Issue
9 A Different Breath
1曲目のイントロから、ゾクゾクきますねぇ(笑)
強力なリズム陣が弾力感と力感のあるリズムを奏でる上で、それに負けないテンションでピアノをのせていく展開は...。
さらに、ベースが同じ音を延々響かせるところから音程を入れる瞬間。。と言う展開はmiles davisのsomeday my prince will comeの例を出すまでもなくの、ゾクゾク増長剤でありまして、たまらんもんがあります(笑)
満足度高いです。文句なしです。1曲目からこっちのテンションもぐぐっと上がっていきます。
2曲目も、テンポを落としてじっくり演奏すれば良いバラードにでもなりそうなくらいの美旋律を、ちょっと早めに演奏することで躍動感をだすあたり、リズム隊の凄さを前面に出すための演出なんだろうなと..。
そうかと思うと、4曲目で一気にスローな演奏へと鞍替えしピアノの叙情的なサウンドに酔いしれます。
これに絡むベースがちょっと固めの音色で、この対比というかバランス感が絶妙で。。
5曲目では、ちょっとラテンフレーズの混ざった演奏で、これもリズム隊をフィーチャしているということになるんでしょう。
と、緩急織り交ぜながらそれぞれに演奏の良さを存分に引き出している演奏は、圧巻としか言いようのない完成度と言えると思います。
しいていえば、全部が5分前後の曲なんですが、もうちょっと1曲をしっかりじっくり料理した曲がはいっていても良かったのかなぁというくらい。でも、これすら両刃感あるんで、絶対とは言い切れません。
このジャケが昨年のベストの1枚であるところのprysm(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60601060.html)を想起させるのが諮詢的というかなんというか、勝手なこじつけです。
でも、この盤が本年のベストに入る可能性は相当高いと思っています。
ベストは、1曲目のインパクトも相当のものがありますが、後半で畳みかける8曲目も捨てがたい。けど美旋律でありながら躍動感のある2曲目にしたいと思います。
Enrico Pieranunzi "Permutation"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/4930630)
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