Anton Goudsmit / Efraim Trujillo / Jeroen Vierdag / Martijn Vink "Live Op Het Dak!"

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この盤は、よくblogにコメントをいただくBettaTaroさんに教えていただいた盤で、音も大半は聴かせていただいていたのですが、なかなか良さそうだったので購入した次第であります。

昨今はThe Ploctones という名義で活動をしているらしいですが、年を経るに従って洗練されていってしまい初期の音源のほうが断然よい演奏だということで教えていただいた、The Ploctonesと命名される前の演奏ということになります。

ギタリストつながりで知ったユニットなので、どうしてもギタリストをトップに考えてしまいますが、Anton Goudsmitはオランダ人で今年45才くらいになるようです。
実際のところThe Ploctonesというユニット名での活動になってるし、この盤も4人並列記載なのでギタリストにこだわる必要はないんですけどね。。(汗)
このアルバムは2005年にリリースされたもので、この後はThe Ploctones名義で2枚アルバムが出ているようです。

で、メンツですが以下の通りとなります。ギタートリオにサックスが入る編成となります。
Anton Goudsmit(G)、Efraim Trujillo(Sax)、Jeroen Vierdag(B)、Martijn Vink(Ds)

演奏曲は以下の9曲。全部Anton Goudsmitのオリジナルのようです。
1 Tiderian Thief
2 Boom - Petit
3 Heroes
4 Desbarato
5 The Pigseye
6 Armed Response
7 L.h.t.s
8 Short Cuts
9 Wc

ライブということで、ギターの音だしチェックのようなサウンドに、ドラムのリズムが乗ってきて、曲としての体裁を整えていくようなオープニング。
この曲の体裁になる瞬間が格好良いんすよね。こういうの好きです。
ドラムが叩きだすリズムの上で、ギターのカッティングが色を添え、ゴリゴリ感が強いベースで厚みを出したところに、サックスが音数少なめに暴れるようなスタイル。
ドラムとベースの荒々しさを基調としたサウンドは、ぞくぞくするほど格好良い。

全体に、どこかにゴリゴリとしたサウンドが入るハードな雰囲気を持った演奏で、1曲目は前述の通りベースがゴリゴリ。2曲目は途中でギターがゴリゴリ演ってます。3曲目はテンポ速めの全体がゴリゴリ。
4曲目とかスローな演奏も入るが、全体には荒々しさが前面に出た演奏がずらっと並んだ演奏の勢いがとどまらないといっても過言ではない素晴らしいライブを堪能させてくれます。


このままの荒々しい路線で、作品を出し続けてくれていたら、次の作品、次の作品とアルバムを買っていたと思いますが、残念ながら近作はだんだんと洗練されていってしまっている感じで、以降の盤を買うことはないと思います。思いますがこの盤は良い演奏をたっぷりと楽しませてもらいました。

ベストは、これがライブのラストの盛り上がりの曲だったんだと思いますが、8曲目で良いと思います。
アルバム最長の9分弱じっくり演奏を聴かせてくれます。


Anton Goudsmit / Efraim Trujillo / Jeroen Vierdag / Martijn Vink "Live Op Het Dak!"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2777643)

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