横田寛之 Ethnic Minority "Startin'"

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この盤は、先日の異種格闘新譜視聴会で、気になって購入した盤となります。
横田寛之さんという方は全然知らなかったのですが、1981生で早稲田のハイソ出身で。。
というのは彼のサイト(http://www.gauchedavinci.com/profile.html)で容易に調べられます。
そして、過去に"横田寛之カルテット"名義で1作リリースしていて、これが"ETHNIC MINORITY"名義での1作目ということになるようです。

ということで、"ETHNIC MINORITY"のメンツは以下の3人と言うことになります。
横田寛之(Sax)、サトウヒロ(B)、島野和樹(Ds)

演奏曲は、以下の8曲。5曲のオリジナルとornette coleman, Deep Purpleなど3曲という内訳となります。
1 Minority D-
2 Times Square
3 Dr. Wild
4 Upper Summer Love
5 Black Night
6 Minority C-
7 Always There
8 BITMAP

演奏ですが、ドラムが作り出す強烈なリズムに、うねうねと絡むベースが生み出す強烈なグルーブの上でサックスが跳ねまわるような1曲目からかなりテンションの高い演奏が繰り広げられていて、ちょっと圧倒されるくらい。
2曲目、いかにもornette colemanなテーマをループを利用して、2管での演奏のようにアレンジして聴かせてくれるのですが、これも熱いというか痛快というか、楽しいというか。。。あぁたまらん(笑)
3曲目も、ドラムとベースが作り出す強烈強力なリズムが相当に気持ち良い演奏となりますが、ソロではここでもornette colemanを彷彿とさせるフレーズをいれてきたりするので、横田さんはornette colemanにかなり入れ込んでいるんだろうなと思わせるものがあります。
たしかに、ornette colemanも、"Virgin BEauty"とかファンクな強リズムの上で、変態フレーズを乗っけて笑っちゃうほどに痛快な演奏をしていたという意味では、似ている部分があるのかもしれません。
7曲目では、"My favorite things"のフレーズを織り込んだりして、しっかりジャズをリスペクトしていることをアピールしています。

しかし、全体にタイトで早くて痛快に気持ち良くノれる演奏を熱く熱く繰り広げていて、いや楽しい楽しい(笑)
ライブだとどうなっちゃうんだ?みたいな興味を持ちつつスケジュールを覗いてみると、まだまだ(2012.6調査)ストリート(しかも帰り道)でのライブを演っているようなので、こりゃちょいと演奏を聴いてこようかと画策する次第であります。

それと、この盤を聴いていて、藤原大輔さんがやっていたPhat(http://www.amazon.co.jp/dp/B00007GRCK)を、ちょっと思い出したことも追記しておきます。

ベストはラストの8曲目ですかねぇ。このノリが気持ち良いです。

で、映像がいくつかアップされています。
 http://www.gauchedavinci.com/ethnicminority/youtube.html
ライブ音源がダウンロードできます。
 http://www.gauchedavinci.com/ethnicminority/download.html
さらに、6/26にストリートライブを見てきたのですが、これが圧巻でした。
前半こそ、ウマさが際立つ演奏という感じだったのですが、後半聴衆にノリのいい人が何人か現れたらそっからテンションが上がりまくって、吠えまくりの熱い演奏をたっぷり楽しませてもらいました。
"ムーディな曲やれ~"にも応えてましたし、その次のMorning Danceには苦笑い(応えちゃいません)
という実況は、ココ(http://www.ustream.tv/recorded/23577122)で追体験できると思います。


まずは聴いてみてください。ぶっ飛ぶと思います。

横田寛之 Ethnic Minority "Startin'" (http://www.hmv.co.jp/product/detail/4927849)

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