John Ellis "It's You I Like"

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criss crossの6月の新譜です。今回は以下の4枚となります。
 John Ellis "It's You I Like"
 Luis Perdomo "Infancia Project"
 Zach Brock "Almost Never Was"
 David Kikoski "Consequences"
amazonに発注していたら3回に分けて発送されてきましたが、リリース時期が微妙にズレた(レーベルのせい)のか、メーカーからの入荷が微妙にズレた(運送業者のせい)だけなのか。(たぶん後者でしょう)

本作は、John Ellisのサックスは良いとして(笑)、他のメンツが結構豪華です。 というメンツは以下の通り。
John Ellisのリーダー作は個人的には初めてのはずです。
John Ellis(Ts)、Mike Moreno(G)、Aaron Goldberg(P)、Matt Penman(B)、Rodney Green(Ds)

演奏曲は全部他人の曲なので、下記曲目の後ろの()内に記しときます。Fred Rogers、Elliott Smithの曲を多く演っているのでなんかコンセプトがあるのかもしれません。
1 What Do You Do? (Fred Rogers)
2 Memory Lane (Elliott Smith)
3 It's You I Like (Fred Rogers)
4 Everything Means Nothing To Me (Elliott Smith)
5 Let's Think Of Something To Do (Fred Rogers)
6 Because We're Kids (Frederick Hollander)
7 You Are Special (Fred Rogers)
8 Waltz #1 (Elliott Smith)
9 It's Such A Good Feeling (Fred Rogers)
10 Won't You Be My Neighbor (Fred Rogers)

1曲目が4ビートの陽気な雰囲気を持った楽曲で、John Ellisのサックスが気持ちよく、でも丁寧にフレーズを紡ぐさまがとても気持ち良い演奏。延々かつ朗々と奏でているサックスを聴いているだけでも気分はかなり良いです。
(長続きしそうな感じではないんですが..)
で、それを下支えするピアノがまた秀逸で良いタイミングで良いフレーズでしっかり曲を盛り上げるのは、さすがAaron Goldbergと拍手したい気分です。
2曲目も判りやすいテーマのポップな曲ですが、ここではMike Morenoが(1曲目のAaron Goldbergと)同様に、良い味を出したバッキングとソロで良い味出しています。
Mike Morenoは、たぶん全曲に参加してないと思うんですが、登場すると秀逸な演奏で、聴いてる耳をがっつりつかんで離さないといっても過言ではない良い演奏を繰り広げています。

ということで、この盤はMike MorenoとAaron Goldbergに尽きると言ったら言い過ぎかもしれませんが、この2人の演奏を追っかけて聴いてるだけで、十分満足できると思います。
この2人のうまさをあらためて認識したようなところがあります。
John Ellisのサックスは、うまいし、丁寧に紡ぐようなフレーズはそれなりの良さを感じるんですが、なんかインパクトに欠けるというか引っかかってこないというか..

個人的には、9曲目をベストにしたいですかねぇ..

John Ellis "It's You I Like" (http://www.hmv.co.jp/product/detail/5042110)

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