Matteo Sabattini Msnyq "Metamorpho"
Matteo Sabattiniというイタリア系アルト奏者のアルバムです。これは迷うこと無きメンツ買い以外のなにものでもありません。
前作もFSNTからリリースされ(http://www.amazon.co.jp/dp/B004GP0NMK/)ていて、Mike Moreno, Lage Lundと参加ギタリストは充分食指を動かされるメンツではありますが、なぜかスルー(笑)
本作のメンツで引っかかったというのは、やっぱり他にめぼしいアルバムが無い時期だったということか..
Mike MorenoにAaron Parksがレギュラーで参加し、1曲とはいえChris Potterが参加しているとなると買う買わないは置いといても、チェックしたくなるアルバムであることは間違いありません。
ということで、期待のメンツは以下の通り。昨今の新作紹介系blogではお馴染みの面々が揃っていると行っても過言ではない面容となっています。
Matteo Sabattini(As)、Mike Moreno(G)、Aaron Parks(P)、Matt Clohesy(B)、Obed Calvaire(Ds)、Chris Potter(Ts:4)
演奏曲は以下の通りで Body & Soul 以外はオリジナルとなります。
1 Like A Butterfly
2 Tears Inside
3 Invisible Shield
4 Metamorpho
5 Painted Hills
6 Body & Soul
7 Yuna
8 Fooling The Mirror
9 Dreaming Loud
10 Qq
Mike MorenoにAaron Parksと2人の逸材を擁したところで、彼ら2人の特性を充分に発揮できるような楽曲を前半に並べているところは、実にツボを心得ていると言っても過言ではない状況でありまして。。
ということで、前半の数曲は実にコンテンポラリーな楽曲が並んでいる印象が強く、1,2,4あたりとか。
これは、Mike MorenoにAaron Parksの参加があったからこその選曲でしょうと言っても過言ではないところであります。
実に見事にその楽曲にマッチした演奏をしっかりと愉しませてもらえます。
ただ、Matteo Sabattini自身がやりたい演奏ってのは、実はコンテンポラリでちょっとアップテンポ気味の1,2,4ではなく3,5,6のような多少スロー目でじっくり料理するようなタイプの楽曲にあると思われまして、その辺でのメンツの起用と本人の嗜好にギャップがあるのかなぁと思う部分もあります。
Matteo Sabattiniのアルトソロは基本的に、一音一音を丁寧に紡ぎだしていくようなスタイルで、勢いで押し通すようなタイプとはちょっと違うなというのが、明瞭にうかがい知れるようなスタイルとなります。
聴いてる側のわがままを言わせてもらえば、勢いで押し通しているようでいながら実は・・、と言うスタイルが昨今では聴衆を唸らせる比率が高いようなところがあるので、そういう意味では、この盤のようなメンツを選ぶならもうちょっとブチ切れてくれてもいいのになと..
で、4曲目でChris Potterとの共演がきになるところですが、後半の掛け合いの部分とかなかなかにエキサイトな演奏にはなっていますが、Matteo SabattiniがChris Potterのテンションに一生懸命くっついて行ってる感じが好感触ではあります。でもって、ここでのギターが(後半の直前のような)前面に出てくるところは、実は結構ぞくぞくする展開でありまして.. なかなか良い演奏に仕上がっていると思います。
つまるところ、ピアノ、ギターが前面に出ているところでの曲の印象としては、実に現代的コンテンポラリな雰囲気を持った演奏を楽しめる部分が多く、こここそが聴きどころと言いたいのですが..。
後半になるとその聴きどころを逸した演奏が多め(全部ではない)になってしまうところが、惜しいというかもったいないというかそんな感想を持ってしまう次第であります。
Mike Morenoのアコギのしんみりした演奏が良いとか考えれば8曲目も聴きどころになると思いますが..
と、言う意味も含めて1曲目のインパクトは絶妙なものがあると思います。
Matteo Sabattini Msnyq "Metamorpho" (http://www.amazon.co.jp/dp/B0089WT854/)
前作もFSNTからリリースされ(http://www.amazon.co.jp/dp/B004GP0NMK/)ていて、Mike Moreno, Lage Lundと参加ギタリストは充分食指を動かされるメンツではありますが、なぜかスルー(笑)
本作のメンツで引っかかったというのは、やっぱり他にめぼしいアルバムが無い時期だったということか..
Mike MorenoにAaron Parksがレギュラーで参加し、1曲とはいえChris Potterが参加しているとなると買う買わないは置いといても、チェックしたくなるアルバムであることは間違いありません。
ということで、期待のメンツは以下の通り。昨今の新作紹介系blogではお馴染みの面々が揃っていると行っても過言ではない面容となっています。
Matteo Sabattini(As)、Mike Moreno(G)、Aaron Parks(P)、Matt Clohesy(B)、Obed Calvaire(Ds)、Chris Potter(Ts:4)
演奏曲は以下の通りで Body & Soul 以外はオリジナルとなります。
1 Like A Butterfly
2 Tears Inside
3 Invisible Shield
4 Metamorpho
5 Painted Hills
6 Body & Soul
7 Yuna
8 Fooling The Mirror
9 Dreaming Loud
10 Qq
Mike MorenoにAaron Parksと2人の逸材を擁したところで、彼ら2人の特性を充分に発揮できるような楽曲を前半に並べているところは、実にツボを心得ていると言っても過言ではない状況でありまして。。
ということで、前半の数曲は実にコンテンポラリーな楽曲が並んでいる印象が強く、1,2,4あたりとか。
これは、Mike MorenoにAaron Parksの参加があったからこその選曲でしょうと言っても過言ではないところであります。
実に見事にその楽曲にマッチした演奏をしっかりと愉しませてもらえます。
ただ、Matteo Sabattini自身がやりたい演奏ってのは、実はコンテンポラリでちょっとアップテンポ気味の1,2,4ではなく3,5,6のような多少スロー目でじっくり料理するようなタイプの楽曲にあると思われまして、その辺でのメンツの起用と本人の嗜好にギャップがあるのかなぁと思う部分もあります。
Matteo Sabattiniのアルトソロは基本的に、一音一音を丁寧に紡ぎだしていくようなスタイルで、勢いで押し通すようなタイプとはちょっと違うなというのが、明瞭にうかがい知れるようなスタイルとなります。
聴いてる側のわがままを言わせてもらえば、勢いで押し通しているようでいながら実は・・、と言うスタイルが昨今では聴衆を唸らせる比率が高いようなところがあるので、そういう意味では、この盤のようなメンツを選ぶならもうちょっとブチ切れてくれてもいいのになと..
で、4曲目でChris Potterとの共演がきになるところですが、後半の掛け合いの部分とかなかなかにエキサイトな演奏にはなっていますが、Matteo SabattiniがChris Potterのテンションに一生懸命くっついて行ってる感じが好感触ではあります。でもって、ここでのギターが(後半の直前のような)前面に出てくるところは、実は結構ぞくぞくする展開でありまして.. なかなか良い演奏に仕上がっていると思います。
つまるところ、ピアノ、ギターが前面に出ているところでの曲の印象としては、実に現代的コンテンポラリな雰囲気を持った演奏を楽しめる部分が多く、こここそが聴きどころと言いたいのですが..。
後半になるとその聴きどころを逸した演奏が多め(全部ではない)になってしまうところが、惜しいというかもったいないというかそんな感想を持ってしまう次第であります。
Mike Morenoのアコギのしんみりした演奏が良いとか考えれば8曲目も聴きどころになると思いますが..
と、言う意味も含めて1曲目のインパクトは絶妙なものがあると思います。
Matteo Sabattini Msnyq "Metamorpho" (http://www.amazon.co.jp/dp/B0089WT854/)
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