Lionel Loueke "Heritage"
Lionel Louekeは、"Mwaliko"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a59681002.html)に続いて2枚目の入手となります。
本作は、最近話題のRobert Glasperが(Lionel Louekeと連名で)プロデュースをしているのが話題の作品となっています。
前作は、アフリカ臭が強すぎて、個人的嗜好だけの理由ですんなり入り込めない感じではあったのですが、この時期Robert Glasperが入る作品はどうしても気になるので購入してきているところがあります。
メンツはギタートリオを基本に数曲でRobert Glasperが客演しているような構成ということになります。
あと、2曲でGretchen Parlatoが入っています。
Lionel Loueke(G)、Derrick Hodge(B)、Mark Guiliana(Ds)
Robert Glasper(P:2,3,4,6,8,10), Gretchen Parlato(Vo:3,4)
演奏曲は、下記10曲。3,10がRobert Glasperで、4曲めが2人の共作で、残りがLionel Louekeのオリジナル
となります。
1 Ife
2 Ouidah
3 Tribal Dance
4 Hope
5 Freedom Dance
6 Chardon
7 Farafina
8 African Ship
9 Goree
10 Bayyinah
1曲目が思いっきりアフリカンなサウンドでLionel LouekeはやっぱりLionel Louekeか?とか思ったのですが、2曲目はどっかで聞いたことがある(Herbie Hancockとか好きそう?)ようなコンテンポラリな曲なんですがサビの単調なフレーズの繰り返しはRobert Glasperぽいアレンジ手法だなぁとしっかり感じさせてくれます。
3曲目はRobert Glasperの曲ですが、2曲目の雰囲気にとても近い楽曲。
Gretchen Parlatoがボーカルで入るんですがこんな大物を連れて来なくても良いような起用の仕方で、ちょっともったいない。
この曲も後半は単調なフレーズの繰り返しになって、いかにもRobert Glasperなサウンドになっているところが(笑)
と言う感じで、アフリカンに限らずいろいろな要素が垣間見れる、・・・Richard Bona調のアフリカンなサウンド、ブラコンな雰囲気の曲、いわゆるRobert Glasperな曲など・・・、多彩なサウンド作りではあります。
聴いててRobert Glasperの影響が大きい曲(あるいは部分)とか、Lionel Loueke臭が強そうな雰囲気の曲(部分)とかもあって。。。と、書くと散漫な印象になるんですが、それでもどことなく統一感を感じさせてくれたりするから不思議なもんです。
Lionel LouekeのボーカルはRichard Bonaほど粘らないのでそれほど違和感は感じない。が、彼のギターサウンドを楽しみにしていると、あまり前面に出ている感じでもなく印象的に響く感じでもなくちょっとがっかりするかも。
サウンドとして全体に効果的に響いているのがベースで、ちょっと硬質なエレベの音なのですが、このサウンドが全体の統一感をだすのに一役買っている可能性も高い。
Derrick Hodgeというベーシストですが、Kendrick Scottのアルバムに参加していたようですが、若手なのかあまり参加作が多い感じではなさそうです。
でもって、ドラムが、これまた格好良くもテンションの高い演奏をしてくれていまして、のけぞります。
このリズム隊の演奏だけ聴いてても、なかなか楽しめそう。
8曲目が電気的処理の入ったメカニカルなリズムにRobert Glasperのピアノが格好いい1曲。は、かなりTZBに近い印象。
9曲目がベースが形成するリズムが特徴的な1曲。 でも、これもどっかで聴いたことあるパターンの曲なんですが..10曲目は思いっきりRobert Glasperしてて、この曲だけ聴いたら、Robert Glasperだよね?と言われること請け合い(笑)
と言う後半の展開が実は結構格好良いのです。て言うか個人的にはとっても好き。この流れの勢いで1枚アルバムが作られてたらもっと絶賛されたかも。
でも、それはRobert Glasperのアルバムになってしまうのかな?
Lionel Loueke "Heritage" (http://www.amazon.co.jp/dp/B0089G9G1G/)
本作は、最近話題のRobert Glasperが(Lionel Louekeと連名で)プロデュースをしているのが話題の作品となっています。
前作は、アフリカ臭が強すぎて、個人的嗜好だけの理由ですんなり入り込めない感じではあったのですが、この時期Robert Glasperが入る作品はどうしても気になるので購入してきているところがあります。
メンツはギタートリオを基本に数曲でRobert Glasperが客演しているような構成ということになります。
あと、2曲でGretchen Parlatoが入っています。
Lionel Loueke(G)、Derrick Hodge(B)、Mark Guiliana(Ds)
Robert Glasper(P:2,3,4,6,8,10), Gretchen Parlato(Vo:3,4)
演奏曲は、下記10曲。3,10がRobert Glasperで、4曲めが2人の共作で、残りがLionel Louekeのオリジナル
となります。
1 Ife
2 Ouidah
3 Tribal Dance
4 Hope
5 Freedom Dance
6 Chardon
7 Farafina
8 African Ship
9 Goree
10 Bayyinah
1曲目が思いっきりアフリカンなサウンドでLionel LouekeはやっぱりLionel Louekeか?とか思ったのですが、2曲目はどっかで聞いたことがある(Herbie Hancockとか好きそう?)ようなコンテンポラリな曲なんですがサビの単調なフレーズの繰り返しはRobert Glasperぽいアレンジ手法だなぁとしっかり感じさせてくれます。
3曲目はRobert Glasperの曲ですが、2曲目の雰囲気にとても近い楽曲。
Gretchen Parlatoがボーカルで入るんですがこんな大物を連れて来なくても良いような起用の仕方で、ちょっともったいない。
この曲も後半は単調なフレーズの繰り返しになって、いかにもRobert Glasperなサウンドになっているところが(笑)
と言う感じで、アフリカンに限らずいろいろな要素が垣間見れる、・・・Richard Bona調のアフリカンなサウンド、ブラコンな雰囲気の曲、いわゆるRobert Glasperな曲など・・・、多彩なサウンド作りではあります。
聴いててRobert Glasperの影響が大きい曲(あるいは部分)とか、Lionel Loueke臭が強そうな雰囲気の曲(部分)とかもあって。。。と、書くと散漫な印象になるんですが、それでもどことなく統一感を感じさせてくれたりするから不思議なもんです。
Lionel LouekeのボーカルはRichard Bonaほど粘らないのでそれほど違和感は感じない。が、彼のギターサウンドを楽しみにしていると、あまり前面に出ている感じでもなく印象的に響く感じでもなくちょっとがっかりするかも。
サウンドとして全体に効果的に響いているのがベースで、ちょっと硬質なエレベの音なのですが、このサウンドが全体の統一感をだすのに一役買っている可能性も高い。
Derrick Hodgeというベーシストですが、Kendrick Scottのアルバムに参加していたようですが、若手なのかあまり参加作が多い感じではなさそうです。
でもって、ドラムが、これまた格好良くもテンションの高い演奏をしてくれていまして、のけぞります。
このリズム隊の演奏だけ聴いてても、なかなか楽しめそう。
8曲目が電気的処理の入ったメカニカルなリズムにRobert Glasperのピアノが格好いい1曲。は、かなりTZBに近い印象。
9曲目がベースが形成するリズムが特徴的な1曲。 でも、これもどっかで聴いたことあるパターンの曲なんですが..10曲目は思いっきりRobert Glasperしてて、この曲だけ聴いたら、Robert Glasperだよね?と言われること請け合い(笑)
と言う後半の展開が実は結構格好良いのです。て言うか個人的にはとっても好き。この流れの勢いで1枚アルバムが作られてたらもっと絶賛されたかも。
でも、それはRobert Glasperのアルバムになってしまうのかな?
Lionel Loueke "Heritage" (http://www.amazon.co.jp/dp/B0089G9G1G/)
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