Brad Mehldau "Where Do You Start"
Brad Mehldauの新作は、カバー集ということのようです。そして、前作"ode"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61271055.html)と同じ録音日の演奏となります。
"ode"では2008年の演奏が8曲。2011年の演奏が3曲。本作では2008年の演奏が5曲。2011年の演奏が6曲という内訳となります。
前作のとき、「当初アルバムリリースを予定して録音に臨んだが何かが気に食わなくてお蔵入りさせちゃった」と推測したのですが、間違いだったようです。
おそらく、当初のコンセプトとリリース時のコンセプトに変化が生じて、その穴埋めに2011年に2枚のアルバムになるよう追加録音をして、オリジナル集とカバー集に仕立て上げたということなんでしょう。
メンツは、ここのところ不動の以下の3人。
Brad Mehldau(P)、Larry Grenadier(B)、Jeff Ballard(Ds)
そういうわけで、本作はオリジナルは1曲だけで、他は誰かのカバーということになります。
なんで、オリジナルを1曲残したんだろう。。
今回のハイライトは10曲目のToninho Hortaと言うことになると思います。
Brad MehldauがToninho Hortaをねぇ。。(感慨)
1 Got Me Wrong (Jerry Cantrell)
2 Holland (Sufjan Stevens)
3 Brownie Speaks (Clifford Brown)
4 Baby Plays Around (Elvis Costello & Cait O’Riordan)
5 Airegin (Sonny Rollins)
6 Hey Joe (Billy Roberts)
7 Samba e Amor (Chico Buarque)
8 Jam (Brad Mehldau)
9 Time Has Told Me (Nick Drake)
10 Aquelas Coisas Todas (Toninho Horta)
11 Where Do You Start? (Johnny Mandel, Marilyn Bergman & Alan Bergman)
カバー集ということですが、残念ながら普段ジャズばっかり聴いている身には、知らない曲も多数あるような状況です。
いろいろなサイトでそれぞれの曲の出自を紹介しているのでそれを参考にするのが吉かと思います。
たとえば(http://blog-shinjuku-jazz.diskunion.net/Entry/9457/)
出自が判れば、きっとyoutubeで原曲を聴くこともできるでしょう。
1曲目もAlice in Chainsというバンドの有名曲らしいですが・・・知りません(自爆)
youtubeで原曲を聴くと、ギターかき鳴らし系のアメリカンロックな荒々しさが気持ち良い演奏でサビがあまり印象的に響かないかなぁ..なんて聴いたのですが、これをピアノトリオで音数をぐっと減らしてリズムを際立たせつつ全体の音を洗練させ、主旋律から曲の良さを引っ張り出して、そこからの即興でサビを覆って格好よさ倍増したような感じ。
個人的には、こっち(Brad Mehldau)のバージョンのほうが好きであります。
2曲目は、バンジョーとピアノの演奏がオリジナルのようですが、これもオリジナルの温度感をぐぐっと下げたような印象で、主旋律の朴徳さを際立たせたような演奏に仕上げているようです。
全部、原曲と聴き比べはするつもりはないですが、Brad Mehldauの選曲と曲の料理方法のセンスの良さを際立たせたような演奏であることは疑う余地はありません。
曲の料理の仕方もさることながら、それを元にしっかりと独自の世界を作り上げ、いまや見事な個性となっているBrad Mehldauのピアノ(トリオ)サウンドを作り上げているところも、大したもんだと言わざるをえないところであります。
なんだかんだいって、Brad Mehldau恐るべしということに他ならないわけであります。
個人的には、Brad Mehldauに関してはオリジナルを聴いているよりもカバー曲を聴いているほうが(たとえ原曲を知らなくても)楽しいような気がしているのですが。。
と言う意味も含めて、この盤は結構好きです。
ベストは、7曲目の味わいのある曲と演奏が個人的には好きですかねぇ・・
原曲よりも冒頓とした演奏で味わいを出している感じでしょうか。。
Brad Mehldau "Where Do You Start"(http://www.amazon.co.jp/dp/B008V635XE/)
"ode"では2008年の演奏が8曲。2011年の演奏が3曲。本作では2008年の演奏が5曲。2011年の演奏が6曲という内訳となります。
前作のとき、「当初アルバムリリースを予定して録音に臨んだが何かが気に食わなくてお蔵入りさせちゃった」と推測したのですが、間違いだったようです。
おそらく、当初のコンセプトとリリース時のコンセプトに変化が生じて、その穴埋めに2011年に2枚のアルバムになるよう追加録音をして、オリジナル集とカバー集に仕立て上げたということなんでしょう。
メンツは、ここのところ不動の以下の3人。
Brad Mehldau(P)、Larry Grenadier(B)、Jeff Ballard(Ds)
そういうわけで、本作はオリジナルは1曲だけで、他は誰かのカバーということになります。
なんで、オリジナルを1曲残したんだろう。。
今回のハイライトは10曲目のToninho Hortaと言うことになると思います。
Brad MehldauがToninho Hortaをねぇ。。(感慨)
1 Got Me Wrong (Jerry Cantrell)
2 Holland (Sufjan Stevens)
3 Brownie Speaks (Clifford Brown)
4 Baby Plays Around (Elvis Costello & Cait O’Riordan)
5 Airegin (Sonny Rollins)
6 Hey Joe (Billy Roberts)
7 Samba e Amor (Chico Buarque)
8 Jam (Brad Mehldau)
9 Time Has Told Me (Nick Drake)
10 Aquelas Coisas Todas (Toninho Horta)
11 Where Do You Start? (Johnny Mandel, Marilyn Bergman & Alan Bergman)
カバー集ということですが、残念ながら普段ジャズばっかり聴いている身には、知らない曲も多数あるような状況です。
いろいろなサイトでそれぞれの曲の出自を紹介しているのでそれを参考にするのが吉かと思います。
たとえば(http://blog-shinjuku-jazz.diskunion.net/Entry/9457/)
出自が判れば、きっとyoutubeで原曲を聴くこともできるでしょう。
1曲目もAlice in Chainsというバンドの有名曲らしいですが・・・知りません(自爆)
youtubeで原曲を聴くと、ギターかき鳴らし系のアメリカンロックな荒々しさが気持ち良い演奏でサビがあまり印象的に響かないかなぁ..なんて聴いたのですが、これをピアノトリオで音数をぐっと減らしてリズムを際立たせつつ全体の音を洗練させ、主旋律から曲の良さを引っ張り出して、そこからの即興でサビを覆って格好よさ倍増したような感じ。
個人的には、こっち(Brad Mehldau)のバージョンのほうが好きであります。
2曲目は、バンジョーとピアノの演奏がオリジナルのようですが、これもオリジナルの温度感をぐぐっと下げたような印象で、主旋律の朴徳さを際立たせたような演奏に仕上げているようです。
全部、原曲と聴き比べはするつもりはないですが、Brad Mehldauの選曲と曲の料理方法のセンスの良さを際立たせたような演奏であることは疑う余地はありません。
曲の料理の仕方もさることながら、それを元にしっかりと独自の世界を作り上げ、いまや見事な個性となっているBrad Mehldauのピアノ(トリオ)サウンドを作り上げているところも、大したもんだと言わざるをえないところであります。
なんだかんだいって、Brad Mehldau恐るべしということに他ならないわけであります。
個人的には、Brad Mehldauに関してはオリジナルを聴いているよりもカバー曲を聴いているほうが(たとえ原曲を知らなくても)楽しいような気がしているのですが。。
と言う意味も含めて、この盤は結構好きです。
ベストは、7曲目の味わいのある曲と演奏が個人的には好きですかねぇ・・
原曲よりも冒頓とした演奏で味わいを出している感じでしょうか。。
Brad Mehldau "Where Do You Start"(http://www.amazon.co.jp/dp/B008V635XE/)
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