Tyler Mitchell "Live at Smalls"

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今回の"Live at Smalls"のリリースは以下の4枚となります。
Dezron Douglas "live at smalls"
Grant Stewart "live at smalls"
Tyler Mitchell "live at smalls"
David Schnitter "live at smalls"

このシリーズは、全部買いすることにしているので、今回もリリース情報を見つけた時点で、一気に発注をしています。
かの国から直接取り寄せることで多少なりとも費用の節約をしているつもりですが、入手してから文章公開までの時間がかかり過ぎなのは。。orz

今回のリリースの4枚とも、あまり有名な人がリーダーってわけではないので地味な4枚ってことになります。
Tyler Mitchellというベーシスとがリーダーになるますが、この人は初聴きのようです。
Spike Wilner、Eric McPherson(Fred Hersch盤のドラマー)は聴いた名前ですが、Josh Evans、Abraham Burtonは知らないと思います。
という、メンツは下記の通りのオーソドクスな2管クインテットとなります。

Tyler Mitchell(B)、Josh Evans(Tp)、Abraham Burton(Ts)、Spike Wilner(P)、Eric McPherson(Ds)

演奏曲は、以下の5曲。Tyler Mitchellのオリジナル4曲と、Spike Wilnerの曲という構成になります。
1 A Time Called Now
2 La Tendresse
3 Caton (Mitchell)
4 Taking It With Me (Mitchell)
5 Taj's Theme (Mitchell)

"live at smalls"シリーズ自体が、日常のライブハウスの公演を切り取ったようなシリーズなので基本的にはあまり肩ひじ張らずに気軽に聴きたいライブ演奏ということになります。
本作も、基本4ビートのハードバップど真ん中の直球な演奏を楽しむことになります。

冒頭、cool struttin'を彷彿とさせるようないかにも日本人が好きそうなマイナー調単調リズムな曲からスタート、2曲目もリズムがSong for My Fatherな楽曲で往年のBLUENOTE盤を聴いているような気分になってきます。
その後もいかにもな4ビートジャズがひたすら演奏される展開となります。
ただ、個人的にジャズに入ったのが、4ビートハードバップの格好よさに惹かれた部分があるので、こういう演奏を聴いているのはとっても気持ちいいと感じているのは事実ですが、最新作で聴くべきかと、しいて問われると...答えられません。


この5人の中では、やっぱりピアノが良い仕事してんなというのが印象的ですかねぇ。。
1曲目の最初のソロをピアノがとるところからもこのメンツの中ではスペシャルゲスト的な扱いなのかもしれません。
それと、オーソドクスな4ビートなので趣向を凝らした演奏ってわけにはいかないんですが、タイトなサウンドでリズムとビートを刻むベース、ドラムがしっかりしているのも演奏を引き締めていることも間違いないでしょう。


Tyler Mitchell "live at smalls"(http://www.amazon.co.jp/dp/B009LRJ7RA/)

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