Grant Stewart "live at smalls"
今回の"Live at Smalls"のリリースは以下の4枚となります。
Dezron Douglas "live at smalls"
Grant Stewart "live at smalls"
Tyler Mitchell "live at smalls"
David Schnitter "live at smalls"
このシリーズは全部買いすることにしているので、今回もリリース情報を見つけた時点で、一気に発注をしています。
かの国から直接取り寄せることで多少なりとも費用の節約をしているつもりですが、入手してから文章公開までの時間がかかり過ぎなのは。。orz
今回のリリースの4枚とも、あまり有名な人がリーダーってわけではないので地味な4枚ってことになります。
リーダーのGrant Stewartは、個人的には初聴きになるようです。他のメンツも聞いたことない名前だらけとなります。
というメンツは以下の通りの1ホーンカルテットとなります。
Grant Stewart(Ts)、Tardo Hammer(P)、David Wong(B)、Phil Stewart(Ds)
演奏曲は8曲で、ほとんどがスタンダード等古くからの他人の曲という構成になります。
1 Make someone happy
2 Mr lucky
3 Meaning of the Blues
4 Somewhere in the night / Billy May
5 Reflections / Monk
6 Tea for two / Vincent Youmans
7 Smoke gets in your eyes / Jerome Kern/Otto Harbach
8 Get out of town / Cole Porter
冒頭、サックスが奏でる気持ち良いフレーズのイントロから直球のMake someone happyのテーマになだれ込みます。
2曲目以降も、王道の技巧を凝らさないテーマからの典型的4ビートな演奏が繰り広げられます。
ベースが典型的なウォーキングを奏で、ドラムもシンバルレガートを基調としたこれまた典型的な4ビートドラミングを聴かせてくれます。
ピアノもけして凡庸ではないのですが、全体の邪魔をしないなバッキングで演奏の雰囲気作りに見事に貢献し、ソロもそれぞれの曲で相応の時間をかけてじっくりと見事な演奏を聴かせてくれています。
相応にこなれた演奏ができる面々が揃っていると感じられますが、どうやらこの4人がレギュラーグループと言うことのようで、4者の呼吸もあっているからか淀みなく気持ち良いスウィングを聴かせてくれます。
白人と東洋人のユニットだからだと思いますが、しっかり王道ハードバップでありながら、往年の黒人のゴリゴリした感じは希薄ですが、それが逆に全体の余裕感というか心地よさに繋がっていると感じられます。
Grant Stewartの骨太で、実に渋いサウンドでありながら、優しく温かな雰囲気を感じさせるサックスがハードボイルドな雰囲気を醸成させるというか。。3曲目のバラードとか、実に渋い演奏を聴かせてくれています。
しかし、まごうことなき、直球勝負は逆に清々しさに潔さを感じるくらいに渋くも格好良い演奏と言ってしまいしょう。
ベストは、Grant Stewartのサックスはスローな曲で映えると思えるので3曲目にします。
Grant Stewart "live at smalls" (http://www.amazon.co.jp/dp/B009LRJ7BQ/)
Dezron Douglas "live at smalls"
Grant Stewart "live at smalls"
Tyler Mitchell "live at smalls"
David Schnitter "live at smalls"
このシリーズは全部買いすることにしているので、今回もリリース情報を見つけた時点で、一気に発注をしています。
かの国から直接取り寄せることで多少なりとも費用の節約をしているつもりですが、入手してから文章公開までの時間がかかり過ぎなのは。。orz
今回のリリースの4枚とも、あまり有名な人がリーダーってわけではないので地味な4枚ってことになります。
リーダーのGrant Stewartは、個人的には初聴きになるようです。他のメンツも聞いたことない名前だらけとなります。
というメンツは以下の通りの1ホーンカルテットとなります。
Grant Stewart(Ts)、Tardo Hammer(P)、David Wong(B)、Phil Stewart(Ds)
演奏曲は8曲で、ほとんどがスタンダード等古くからの他人の曲という構成になります。
1 Make someone happy
2 Mr lucky
3 Meaning of the Blues
4 Somewhere in the night / Billy May
5 Reflections / Monk
6 Tea for two / Vincent Youmans
7 Smoke gets in your eyes / Jerome Kern/Otto Harbach
8 Get out of town / Cole Porter
冒頭、サックスが奏でる気持ち良いフレーズのイントロから直球のMake someone happyのテーマになだれ込みます。
2曲目以降も、王道の技巧を凝らさないテーマからの典型的4ビートな演奏が繰り広げられます。
ベースが典型的なウォーキングを奏で、ドラムもシンバルレガートを基調としたこれまた典型的な4ビートドラミングを聴かせてくれます。
ピアノもけして凡庸ではないのですが、全体の邪魔をしないなバッキングで演奏の雰囲気作りに見事に貢献し、ソロもそれぞれの曲で相応の時間をかけてじっくりと見事な演奏を聴かせてくれています。
相応にこなれた演奏ができる面々が揃っていると感じられますが、どうやらこの4人がレギュラーグループと言うことのようで、4者の呼吸もあっているからか淀みなく気持ち良いスウィングを聴かせてくれます。
白人と東洋人のユニットだからだと思いますが、しっかり王道ハードバップでありながら、往年の黒人のゴリゴリした感じは希薄ですが、それが逆に全体の余裕感というか心地よさに繋がっていると感じられます。
Grant Stewartの骨太で、実に渋いサウンドでありながら、優しく温かな雰囲気を感じさせるサックスがハードボイルドな雰囲気を醸成させるというか。。3曲目のバラードとか、実に渋い演奏を聴かせてくれています。
しかし、まごうことなき、直球勝負は逆に清々しさに潔さを感じるくらいに渋くも格好良い演奏と言ってしまいしょう。
ベストは、Grant Stewartのサックスはスローな曲で映えると思えるので3曲目にします。
Grant Stewart "live at smalls" (http://www.amazon.co.jp/dp/B009LRJ7BQ/)
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