Toninho Horta "Minas -Tokyo"

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先日、Manuel Rochemanとの双頭のアルバム(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61663233.html)をリリースした
ばかりにToninho Hortaの単独リーダーの新作がリリースされました。

その新作はなんと日本制作盤で、宮田茂樹さんというその方面での有名人(ジョアン・ジルベルトを日本に招聘、"Joao Gilberto in Tokyo"をプロデュース)というか偉人の方がプロデュースをしております。
ここのところTninho Hortaもそうなんですが、アジアに来ると日本をスルーして韓国から東南アジアに向かうようなツアーをする人が増えているような印象を持っていて、Tninho Hortaが日本人のプロデュースでアルバムを作ること自体がもの凄いなと感じております。
※Tninho Hortaは過去に韓国のギタリストJack Leeと共演しているアルバムを作っています。
 さらに"serenade"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a39417253.html)というアルバムは韓国でのライブでした。


演奏される楽器は、Tninho Hortaのギターだけとなりますが、nobieさんと言う女性のボーカルが3曲で入ります。
TONINHO HORTA(G,Vo)、NOBIE(Nobue Nagafuchi)(Vo:4,8,12)

演奏曲は以下の12曲。新曲と旧曲を交えていますが1曲(3曲目のJohn Coltrane)を除いてオリジナルだらけとなります。歌詞はnobieさんが書いているようです。
1 Shinkan Sem
2 Mocidade
3 Giant Steps
4 Beijo Partido
5 Infinit Love
6 Profunda Emocao
7 Quadros Modernos
8 Miki
9 Saguin
10 Teru
11 Voo dos Urubus
12 Samba for Rudi

1曲目から、Toninho Hortaらしいギターサウンドにボイスを乗っけた曲で、これが新幹線を歌った楽曲で途中で「♪シンカンセ~ン、トキオ、ナゴヤ、キヨト。。。」と歌われます。
聴きようによっては、新幹線に乗って田園風景を疾走しているようにも聞こえる楽曲。
3曲目のGiant Steps。この曲をToninho Hortaのギターで聴けるとは思いませんでした。冒頭1音ずつコードを変えて奏でるギターが、しっかりToninho Hortaになっているところは圧巻唖然とします。こういうところで、この人の個性っのもの凄いさをひしひしと感じます。
以降、ギターだけで奏でられる曲、Toninho Hortaのボイスが入る曲、nobieさんの歌が入る曲が並びます。
(先入観というか、刷り込みによるものではありますが)女性ボーカルが多少違和感を感じるのは(個人的には)事実でした。
さらにそれが、日本語ってのも(個人的には)逆にイメージを固定化されてしまうので違和感を感じる部分があるのもこれまた事実です。
ですが、聴き馴染むことでだいぶ払拭されてきているのも事実ではあります。
それ以上に、Toninho Hortaのギターサウンドの満足度が高いってのも事実であります。

最後が、Toninho Hortaとnobieさんのボイス(スキャット?)によるデュオによるサンバで、アルバム最後の曲としては実に気持ち良い演奏で締めくくられます。(この2声のボイスは、当初からあまり違和感は感じなかった)

ほぼ全曲が2~3分で収まる演奏になっているため、アルバム1枚があっというまに終わってしまう印象になり、それがあっけない感を増長させるところが不満点でしょうか..

ベストは、じっくりギターを楽しめる6曲目にしますが、基本的にどの曲もとても良いです。


Toninho Horta "Minas -Tokyo"(http://www.amazon.co.jp/dp/B009SZ3FKK/)

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