Herb Ellis "After You've Gone"
ジャケ上は、メンツがタイトルの下に平行?に記載されているだけで、特に1人が際立っているわけではなく、国内盤の帯には"ハーブ・エリス&レイ・ブラウン"になっているので、オールスター的なセッションだったのかもしれません。
メンツは、そういうことで下記6人が並んでいることになりますが、ジャケの並び順に書いておきます。
個人的に、この辺の人って(もちろん知ってる名前が多く並んでいるのは事実ですが)あまりまともに聴いたこともなく、また70年代のということで、図書館で借りてきて聴いているアルバムとなります。
図書館ってのは、探すとなかなか興味深い品?揃えで、たまに(市内周遊してでも)深く漁ってみる価値はあるかもしれません。
Herb Ellis(G)、Ray Brown(B)、Harry "Sweets" Edison(Tp)、Jake Hanna(Ds)、Plas Johnson(Ts)、George Duke(P)
演奏曲は下記7曲。メンバーオリジナルとスタンダードとエリントンと・・という布陣となります。
1 After You've Gone
2 Mitch's Lament
3 Home Grown
4 Mood Indigo
5 Detour Ahead
6 Fatty McSlatty
7 Flintstones II
冒頭、ワンツーとカウントの入った後にドラムのイントロからスタートする、サックスの合いの手のもとでトランペットがご機嫌なテーマを奏でるアップテンポのともするとデキシーか?と思わせるような演奏で、ライブのオープニングには恰好の演奏と言えると思います。
ソロも、しっかり各人にまわっており、この辺もオールスターセッション的なものを感じさせるものがあります。
以降、ジャジーでブルージな演奏(笑)に、バラードを交えた演奏が繰り広げられます。
冒頭はアップテンポの盛り上げ系で、聴衆の気分を高揚させ、中間部で聴かせる演奏を数曲挟み、最後にアップテンポに戻って終了とライブの構成としては判り易いほどに明朗な構成になってます(笑)
この盤の聴きどころは、Harry "Sweets" Edisonの明瞭でありながらも甘いトランペットの音色と、リーダーHerb Ellisの絶妙なバッキングに尽きると言い切りたいところだけど、5曲目のベースとギターのデュオの演奏も捨てがたい魅力を放っています。
名盤と言われるような精彩を放っているようなアルバムとは感じられませんが、ライブの楽しさは伝わってくる演奏となっています。
ベストは、ブルージーな2曲目ですかねぇ
Herb Ellis "After You've Gone"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00004XNJZ/)
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