Courtney Pine "Traditional Beckoning"
実は素性もよく判らずに買ってきたのですが、Courtney Pineの古いアルバムなら面白いだろうという予測をたててみたのですが、はてさて。
このアルバムは1988のリリースで、1986にデビューアルバムが出ているようなので、極初期の演奏と言えると思います。
ちなみに、個人的にCourtney Pineを知ったのは1992の"To The Eyes Of Creation"だったはずなのでそれよりも前の演奏を聴くことになります。
ポリスターからの国内リリースでミニアルバムと言うのは中ジャケで後からわかりました。
この頃から国内盤を出していたことも、ちょっと驚きです。
ちなみに、メンツは中ジャケ記載なのでその辺は未確認で買い込んできています。
というメンツは、そういうわけで演奏を聴いてから確認しているのでありました。結構な大所帯になっています。
全部の曲に全部の人が入っているわけではなく、曲によって入れ替わりはあるようです。
Courtney Pine(Ts)、Juliet Roberts(Vo)、Leroy Osbourne(Vo)、Joe Bashorun(P)、Orphy Robinson(Vib)、Gary Crosby(B)、Mark Mondesir(Ds)、Cameron Pherre(G)、A.Spirit(Vo)
演奏曲は、購入前に裏ジャケで確認できました。しっかりスタンダードが並んでいる状況です。曲数は少なめですが..
1 What's New
2 As Time Goes By
3 Only For One Night
4 Softley As In A Morning Sunrise
5 Children of The Ghetto
ということで、アルバムの情報を一切確認しないまま、プレイボタンを押したわけですが、エレピの入ったスローなイントロからボーカルが出てきたところでのけぞりました(笑)
まさか、Courtney Pineがボーカルアルバムを作っているとは思ってもいませんでした。
もしかして、同名異人か?とも思ったですが、ジャケはサックス吹いているのでそんなことぁないはずで..
後から上記の通りメンツを確認すれば、ボーカルをフィーチャしたアルバムであることは判るのですが、このインパクトは(笑)
ちょっとスローで歌い上げるような楽曲を(おもに男性)ボーカルで聴かせ、ソロイストとしてサックスがちょろっと登場するような展開となります。
さすがに、期待の新人ではあったんでしょう。しっかりとしたフレーズの印象的なソロを聴かせていることは間違いありません。満足できる量かと言われると。。
冷静に考えれば、ここ最近の活動を見ていてもひとつの方向性での演奏を突き詰めていくというよりは、いろいろな方向性の活動を広く浅く続けていて、たまに良いアルバムが出来上がることもあるけど、全体には。。。
って感じなので、こんな毛色の作品があっても不思議じゃないというか。。。(苦笑)
と考えると、菊地成孔の活動に似ているのかなぁ、なんて思ってみたり。。
Courtney Pine "Traditional Beckoning"(http://www.discogs.com/Courtney-Pine-Traditions-Beckoning/master/74252)
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