Ron Miles "Quiver"
Ron Milesというトランペッターのリーダー作となりますが、この盤は完全なメンツ買い。
Bill Frisell、Brian Bladeと、2大名手の共演。
Ron Miles自体は、Bill Frisellのリーダー作3種("Floratone", "Floratone 2", "HISTORY, MYSTERY")で聴いていることになっています。
メンツは、3人だけとなります。
Bill Frisell(G)、Brian Blade(Ds)、Ron Miles(Tp)
演奏曲は以下の9曲。4,6,7が他人の曲で、残りがRon Milesのオリジナルとなります。
国内盤だと2曲追加にいなっているようです。
1 Bruise
2 Queen B
3 Mr. Kevin
4 There Ain't No Sweet Man That's Worth the Salt of My Tears
5 Just Married
6 Doin' the Voom Voom
7 Days of Wine and Roses
8 Rudy-Go-Round
9 Guest of Honor
Bill Frisellの個性ってのが、相当に強烈なんだと思いますが、この盤も大枠ではBill Frisellの影響範囲内の曲と言う印象を感じています。
基本的には4ビート基調の曲が大半で、頭でリズムを刻むことはできるのですが、ドラムがビートを刻み続けるような演奏ではないので難易度は高めってことになってしまいますかねぇ
ただ、こういう楽曲演奏でBrian Bladeがただただリズムを刻んでいたら、それはもったいないと言うかつまらないというかそういうことになりますから、問題はありません。
Ron MilesのTpが主に主旋律を奏で、Bill Frisellがつかず離れずの演奏で彩りを添えるような流れで、曲調としてはゆったりしたテンポで大枠では前述の通りBill Frisellの音世界の範疇になるような、ただ牧歌的というよりはジャズ色が濃いめの印象ではあります。
全体を通して、この印象が大きく変わるような楽曲はありません。
と言うことで、ビートを刻まないけど見事なまでに絶妙なドラミングを聴かせるBrian Bladeに、これまた絶妙なタイミングで絶妙なサウンドを醸し出すBill Frisellのギター、曲の雰囲気に合致した微妙な音色とフレーズで攻める(攻めない)Ron Milesの3者の絡みが、適度な空間感を持った中にちりばめられ見事に気持ち良いサウンドを醸成していると言えると思います。
これも、聴けば聴くほど味わいが感じられるアルバムだと思います。まだまだ飽きてない。
録音が"ライブ収録のような違うような?"と聴いていたんですが、3曲(1,5,7)だけライブで、他はスタジオ録音の音源を採用していました。全体としての違和感は感じられないんですが、なんか"おや?と思わせる、聴き耳を立てさせるスパイスにはなっているような..
ベストは5曲目で良いと思います。
Ron Miles "Quiver"(http://www.amazon.co.jp/dp/B008OJ295I/)
Bill Frisell、Brian Bladeと、2大名手の共演。
Ron Miles自体は、Bill Frisellのリーダー作3種("Floratone", "Floratone 2", "HISTORY, MYSTERY")で聴いていることになっています。
メンツは、3人だけとなります。
Bill Frisell(G)、Brian Blade(Ds)、Ron Miles(Tp)
演奏曲は以下の9曲。4,6,7が他人の曲で、残りがRon Milesのオリジナルとなります。
国内盤だと2曲追加にいなっているようです。
1 Bruise
2 Queen B
3 Mr. Kevin
4 There Ain't No Sweet Man That's Worth the Salt of My Tears
5 Just Married
6 Doin' the Voom Voom
7 Days of Wine and Roses
8 Rudy-Go-Round
9 Guest of Honor
Bill Frisellの個性ってのが、相当に強烈なんだと思いますが、この盤も大枠ではBill Frisellの影響範囲内の曲と言う印象を感じています。
基本的には4ビート基調の曲が大半で、頭でリズムを刻むことはできるのですが、ドラムがビートを刻み続けるような演奏ではないので難易度は高めってことになってしまいますかねぇ
ただ、こういう楽曲演奏でBrian Bladeがただただリズムを刻んでいたら、それはもったいないと言うかつまらないというかそういうことになりますから、問題はありません。
Ron MilesのTpが主に主旋律を奏で、Bill Frisellがつかず離れずの演奏で彩りを添えるような流れで、曲調としてはゆったりしたテンポで大枠では前述の通りBill Frisellの音世界の範疇になるような、ただ牧歌的というよりはジャズ色が濃いめの印象ではあります。
全体を通して、この印象が大きく変わるような楽曲はありません。
と言うことで、ビートを刻まないけど見事なまでに絶妙なドラミングを聴かせるBrian Bladeに、これまた絶妙なタイミングで絶妙なサウンドを醸し出すBill Frisellのギター、曲の雰囲気に合致した微妙な音色とフレーズで攻める(攻めない)Ron Milesの3者の絡みが、適度な空間感を持った中にちりばめられ見事に気持ち良いサウンドを醸成していると言えると思います。
これも、聴けば聴くほど味わいが感じられるアルバムだと思います。まだまだ飽きてない。
録音が"ライブ収録のような違うような?"と聴いていたんですが、3曲(1,5,7)だけライブで、他はスタジオ録音の音源を採用していました。全体としての違和感は感じられないんですが、なんか"おや?と思わせる、聴き耳を立てさせるスパイスにはなっているような..
ベストは5曲目で良いと思います。
Ron Miles "Quiver"(http://www.amazon.co.jp/dp/B008OJ295I/)
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