Antonio Loureiro "SO"
この後、
Misturada Orquestra "Misturada Orquestra"
Ramo "Ramo E A Liberdade Musical"
Andre Mehmari "Triz"
なんかを買ったり、買おうと思ってたりと控えている状況となります。
で、このアルバムですが、ただただ話題になっている。つぶやきをいくつか見ているとか、そう言う情報だけで購入しておりまして、それ以上の事前情報も、先入感もないところで購入を決めています。
正確には、この前のアルバム"Antonio Loureiro"を高橋健太郎さんが2010のミュージックマガジン上でのベスト1に
推していたというのがことの発端のようです。
演奏曲は、以下の通り
1. Pelas aguas
2. Reza
3. Cabe na minha ciranda
4. Lindeza
5. So
6. Parto
7. Passagem
8. Antidotodesejo
9. Boi
10. Luz da Terra
ミナス系ブラジル音楽といっても、そう明瞭にイメージが確立できているわけではありませんが、そのつたないイメージを元にこのアルバムを聴いていて、このサウンドにブラジル、ミナスサウンドを想起させられたかと言われると、そこまで造詣深くブラジル音楽を聴き込んでいるとは言い切れないもどかしさ..。
ただ、ポルトガル語の独特のイントネーションがブラジル感を想起させるとか、微妙なコード使い、コード進行(具体例は出せない)からブラジル感を感じている。という意味では、ブラジル、ミナスのサウンドを感じ取っている可能性はかなり高いと思います。
ブラジルテイストを持った米国のポップス(というのがあったとしても)それとは違う色合いは感じられているところはあると思っています。
ただ、そうはいっても相対的にはローカル感の強い音楽と言うよりは、世界的に通用するような音作りになっているんじゃないかと思わせるものがあるのも事実です。
そこが、ミナスの音楽に更なる進化を加えている鬼才と言われるAntonio Loureiroの才能なのかもしれません。
音作りとしては、フルート(笛系のサウンド)と、アコーディオンの音が印象的かつ効果的に使われていて、ベース、ドラムで作られるリズム(全体に、メロディよりもリズムが強い印象はある)に印象的な響きを添えているところが特徴なのかなと思っています。
と言う意味では、ブラジル音楽に影響されたPat Metheny Groupのサウンドを逆輸入して醸成された音楽と言う可能性も否定できないのかもしれません。
ベストは、最終曲になると思います。このサビは、かなりそそられます。癒されます。
Antonio Loureiro "SO"(http://www.amazon.co.jp/dp/B009H420A8/)
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