Nsu Jazz Ensemble "On Cue-the Music Of Seamus Blake"
この盤は、webの新譜を漁っていて見つけたもので、2012年10月のリリースだったようですが、流通量が少ないのかすでに入手困難になっています。
Seamus Blakeという名前にひっかかったわけでありますが、Nsu Jazz Ensemble というのはノースイースタン州立大学のジャズバンドで、そこに彼(Seamus Blake)がゲストで入って彼の曲を演奏するという企画のようです。
調べてみると、過去にBobby Watsonを迎えて同様の企画のCDが2006年にリリースされており、本作が同様の企画の6枚目になるようです。
メンツは、学生バンド(日本人が1人いる!!)に、Seamus Blakeがソロイストとして入って、tommy pooleという人(バンドの顧問みたいです)が指揮(一部アレンジもやってます)をしていることがジャケに書いてあります。
演奏曲は以下の7曲。5曲目以外がSeamus Blakeの曲で、5曲目はVickie Yangという人の曲です。
この人は、他に2曲のアレンジも担当してます。
元曲は、"Call"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60647239.html)、
"Way Out Willy"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a57342510.html)からの
から2曲と、"Bellwether"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a58768275.html)と、
sangha quartet名義のアルバム(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a48553962.html)から1曲という内訳でした。
1 On Cue
2 Fear of Roaming
3 Trust in You
4 Way Out Willy
5 Shabu Shabu
6 The Song That Lives Inside
7 Zydeco
1曲目のベースの奏でるリズムから管が入ってくるイントロの格好良さから期待感を感じさせるものがあります。
テーマは管楽器のアンサンブルで奏でられ、重厚なサウンドでベースとなる部分を形成しています。
そこに、おもむろにSeamus Blakeのソロが入り込んでくるのですが、学生バンドにゲスト出演だからといって気の抜けたソロをするようなことはなくいろいろな技を駆使した温度感の高いソロを繰り広げます。
その後学生(Tp)のソロも交えながら演奏が凡庸ではない展開をしていって一気呵成に終了するという劇的な演奏。
2曲目以降も、独特のリズムをしっかり抑えたうえでテーマはほぼまっとうに演奏。ソロのあとに表情豊かなアレンジで演奏を盛りたてていくのが常套となるが、これが気持ちよく演奏を盛り上げてくれていて、秀逸なアレンジだと思います。
学生のソロが曲毎にちょこちょこあるのですが、これも(学生だから)シロウトと言うことになると思うが、
なかなかしっかりしたソロを聴かせてくれていて好感触。4曲目のギターとか、かなり良いと思う。
5曲目が、バンドオリジナルの曲になると思うんですが、ちょっとおとなしめのイントロから、テーマに入るとちょっと疾走感を醸した曲で
中盤でピアノソロから、Seamus Blakeのソロに続くのですが、このあたりの昂揚感はなかなか気持ちの良いものがあります。
全体を聴いてみて、印象に残る良い曲を選んでいるなというのが第一印象。ちゃんと記憶に残っている旋律が出てきます。
その元曲の良さをしっかり活かしたアンサンブルと、なかなか聴かせる(飽きさせない展開の)アレンジとで、さすがに驚愕の作品とまでは言いませんが、秀作と言える完成度を持ったアルバムに仕上がっているとは思います。
ベストは4曲目だと思います。曲も良いですし、アレンジも良い感じにまとまっていると思います。
Nsu Jazz Ensemble "On Cue-the Music Of Seamus Blake"(http://www.amazon.co.jp/dp/B009SX9B9Q/)
Seamus Blakeという名前にひっかかったわけでありますが、Nsu Jazz Ensemble というのはノースイースタン州立大学のジャズバンドで、そこに彼(Seamus Blake)がゲストで入って彼の曲を演奏するという企画のようです。
調べてみると、過去にBobby Watsonを迎えて同様の企画のCDが2006年にリリースされており、本作が同様の企画の6枚目になるようです。
メンツは、学生バンド(日本人が1人いる!!)に、Seamus Blakeがソロイストとして入って、tommy pooleという人(バンドの顧問みたいです)が指揮(一部アレンジもやってます)をしていることがジャケに書いてあります。
演奏曲は以下の7曲。5曲目以外がSeamus Blakeの曲で、5曲目はVickie Yangという人の曲です。
この人は、他に2曲のアレンジも担当してます。
元曲は、"Call"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60647239.html)、
"Way Out Willy"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a57342510.html)からの
から2曲と、"Bellwether"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a58768275.html)と、
sangha quartet名義のアルバム(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a48553962.html)から1曲という内訳でした。
1 On Cue
2 Fear of Roaming
3 Trust in You
4 Way Out Willy
5 Shabu Shabu
6 The Song That Lives Inside
7 Zydeco
1曲目のベースの奏でるリズムから管が入ってくるイントロの格好良さから期待感を感じさせるものがあります。
テーマは管楽器のアンサンブルで奏でられ、重厚なサウンドでベースとなる部分を形成しています。
そこに、おもむろにSeamus Blakeのソロが入り込んでくるのですが、学生バンドにゲスト出演だからといって気の抜けたソロをするようなことはなくいろいろな技を駆使した温度感の高いソロを繰り広げます。
その後学生(Tp)のソロも交えながら演奏が凡庸ではない展開をしていって一気呵成に終了するという劇的な演奏。
2曲目以降も、独特のリズムをしっかり抑えたうえでテーマはほぼまっとうに演奏。ソロのあとに表情豊かなアレンジで演奏を盛りたてていくのが常套となるが、これが気持ちよく演奏を盛り上げてくれていて、秀逸なアレンジだと思います。
学生のソロが曲毎にちょこちょこあるのですが、これも(学生だから)シロウトと言うことになると思うが、
なかなかしっかりしたソロを聴かせてくれていて好感触。4曲目のギターとか、かなり良いと思う。
5曲目が、バンドオリジナルの曲になると思うんですが、ちょっとおとなしめのイントロから、テーマに入るとちょっと疾走感を醸した曲で
中盤でピアノソロから、Seamus Blakeのソロに続くのですが、このあたりの昂揚感はなかなか気持ちの良いものがあります。
全体を聴いてみて、印象に残る良い曲を選んでいるなというのが第一印象。ちゃんと記憶に残っている旋律が出てきます。
その元曲の良さをしっかり活かしたアンサンブルと、なかなか聴かせる(飽きさせない展開の)アレンジとで、さすがに驚愕の作品とまでは言いませんが、秀作と言える完成度を持ったアルバムに仕上がっているとは思います。
ベストは4曲目だと思います。曲も良いですし、アレンジも良い感じにまとまっていると思います。
Nsu Jazz Ensemble "On Cue-the Music Of Seamus Blake"(http://www.amazon.co.jp/dp/B009SX9B9Q/)
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