Fred Hersch "Alone at the Vanguard"
Fred Herschというピアニストも一部では熱狂的なファンを持ったピアニストで、以前"Keith Jarrettよりも断然彼の演奏を推す"というファンの方の話を聞いたことがあります。
個人的には、なぜだかあまり縁がなく(実は、彼の名前を知った頃ピアノトリオ盤て、乱立状態で、八方全部聞いてなんていられない状態だったので、だいぶ耳を塞いで無視してたのでした(笑))過去にピアノトリオを2枚聴いているだけであります。
"live at the Village Vanguard"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a42519413.html)
"Alive at the Vanguard"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61559678.html)
今回買ってきたのは、ソロ作品を1つ聴いてみようと思ったからなんですが、はからずも皆Village Vanguardでのライブ収録になっているのでありました。(断じて意図したわけではない)
ちなみにこれは2010年末のライブ収録で、2011年にリリースされた作品です。
演奏者は、ソロピアノなので彼1人だけです。
Fred Hersch(P)
演奏曲は、オリジナルが4曲に、他に5曲で全部で9曲となります。
1 In the wee small hours of the morning
2 Down Home
3 Echoes
4 Let's Dream
5 Pastorale
6 Doce de Coco
7 If ever I would Leave you
8 Work
9 Encore-Doxy
1,2曲とバラードが続いたあとは、テンポ速めの曲が2曲続きと、緩急をつけた選曲で演奏にメリハリをつけています。
"実に淀みなく流麗に奏でられるピアノの美しさ"というフレーズは、"Alive at the Vanguard"で書いた最初の文章ですが、ソロピアノではそれがよりいっそう際立たされた状態で引き出されたように感じられます。
トリオだと3者の交歓やバランスを取るべきところがすべて取り払われ、すべて淀みなく流麗なピアノの音に集約されたということだと思います。より純粋にピアノの音色に身を委ねられる快感というか..
スローな曲では1音1音しっかり気持ちを込めて鍵盤を押し込んでいるように感じとれるような演奏。
早めの演奏では、それが1フレーズごとに拡大されたような感じになり、こんこんと湧き出る美麗なフレーズに身を委ねる心地よさ..。
収録自体は6日間12セット分にたいして行ったようですが、結局は最後の最後のセットからの曲が採用されてこのアルバムが作られているとか..。
それがこの曲順通りだとすると、なかなか秀逸な構成だったんだろうなと感じさせられるものがあります。
2曲目に"dedicated to Bill Frisell"。4曲目に""dedicated to Lee Konitz"。5曲目に"dedicated to Robert Schumann"と、3曲に"**に捧ぐ"と言う冠を付与してありますが、それぞれが特筆的に冠の人の演奏を感じさせるかと言われると..。
ベストは6曲目になると思います。速めのテンポでありながら若干の哀愁を含んだフレーズは、日本人的にちょっとハマるもんがあると思います。
Fred Hersch "Alone at the Vanguard"(http://www.amazon.co.jp/dp/B004GIVKW4/)
個人的には、なぜだかあまり縁がなく(実は、彼の名前を知った頃ピアノトリオ盤て、乱立状態で、八方全部聞いてなんていられない状態だったので、だいぶ耳を塞いで無視してたのでした(笑))過去にピアノトリオを2枚聴いているだけであります。
"live at the Village Vanguard"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a42519413.html)
"Alive at the Vanguard"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61559678.html)
今回買ってきたのは、ソロ作品を1つ聴いてみようと思ったからなんですが、はからずも皆Village Vanguardでのライブ収録になっているのでありました。(断じて意図したわけではない)
ちなみにこれは2010年末のライブ収録で、2011年にリリースされた作品です。
演奏者は、ソロピアノなので彼1人だけです。
Fred Hersch(P)
演奏曲は、オリジナルが4曲に、他に5曲で全部で9曲となります。
1 In the wee small hours of the morning
2 Down Home
3 Echoes
4 Let's Dream
5 Pastorale
6 Doce de Coco
7 If ever I would Leave you
8 Work
9 Encore-Doxy
1,2曲とバラードが続いたあとは、テンポ速めの曲が2曲続きと、緩急をつけた選曲で演奏にメリハリをつけています。
"実に淀みなく流麗に奏でられるピアノの美しさ"というフレーズは、"Alive at the Vanguard"で書いた最初の文章ですが、ソロピアノではそれがよりいっそう際立たされた状態で引き出されたように感じられます。
トリオだと3者の交歓やバランスを取るべきところがすべて取り払われ、すべて淀みなく流麗なピアノの音に集約されたということだと思います。より純粋にピアノの音色に身を委ねられる快感というか..
スローな曲では1音1音しっかり気持ちを込めて鍵盤を押し込んでいるように感じとれるような演奏。
早めの演奏では、それが1フレーズごとに拡大されたような感じになり、こんこんと湧き出る美麗なフレーズに身を委ねる心地よさ..。
収録自体は6日間12セット分にたいして行ったようですが、結局は最後の最後のセットからの曲が採用されてこのアルバムが作られているとか..。
それがこの曲順通りだとすると、なかなか秀逸な構成だったんだろうなと感じさせられるものがあります。
2曲目に"dedicated to Bill Frisell"。4曲目に""dedicated to Lee Konitz"。5曲目に"dedicated to Robert Schumann"と、3曲に"**に捧ぐ"と言う冠を付与してありますが、それぞれが特筆的に冠の人の演奏を感じさせるかと言われると..。
ベストは6曲目になると思います。速めのテンポでありながら若干の哀愁を含んだフレーズは、日本人的にちょっとハマるもんがあると思います。
Fred Hersch "Alone at the Vanguard"(http://www.amazon.co.jp/dp/B004GIVKW4/)
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