山下洋輔 "Sentimental"

イメージ 1

山下洋輔さんのソロピアノ集です。
中古漁りをしていてなんとなく気になったので、あまり高くもなかったので買い込んできました。
山下さんが米国での武者修行?の最後(1985年)にNYで録音したものだそうです。

山下洋輔さんというと、フリージャズのかなり過激な演奏をするピアニストという認識でありまして、正直なところまだ彼の演奏に馴染み切れていない部分があります。
所有ディスクも非フリーなところで2~3枚といった惨状です。
ということで、本作も(フリーかどうかはあまり意識しなかったが)山下馴れを意図した購入である部分も多少なりともあったかなぁと。。

演奏曲は、ジャズとしてもちょっと異色なラインナップを含む全部で13曲で、以下の通りとなります。
1. Over the rainbow
2. My one and only love
3. Humoresque
4. Autumn leaves
5. Traumerei
6. Stardust
7. Summertime
8. Tea for two
9. Bolero
10. Secret love
11. Piano concert no.2 (Rachmaninov)
12. P.S. I love you
13. Good-bye

選んでいる曲を眺めてみると、非ジャズはクラシックやジャズで採用されにくい古い曲が多く並び、ジャズ曲は逆に手垢まみれの曲( My one and only love, Autumn leaves, Summertime, Tea for two...)を採用していて、なんらかの意図を感じさせるものになっています。が、その意図は良く判らん(汗)

演奏は、非ジャズな曲は主旋律はしっかり原曲を大きく崩さない演奏を繰り広げ、即興部分では山下らしい崩しを入れた展開となるわけですが、とはいえ逝ったきり戻ってこないような事態には陥らず、いつでも原曲を取り出せるところに潜ませた演奏なので安心して聴いていられます。
逆に、ジャズ曲はテーマからちょっと凝ったアプローチだったり、原曲を崩した演奏をすることで変化をつけています。とはいえ、ここでも(ちょっと遠くに行ったりしてますが、それでも)逝ったきり戻ってこないような演奏にはなっておらず原曲の微香漂う演奏に留まってはいます。


録音も、ソロピアノの良さをしっかり表出されるだけの良さがあり、ピアノの気持ち良い響き、ふんわりと漂うサウンドをしっかりと楽しむことができます。


ベストは2曲目のユーモレスクが、個人的にはかなりそそられてますかねぇ。。


山下洋輔 "Sentimental"(http://www.amazon.co.jp/dp/B0000CD7XU)

この記事へのコメント