Will Vinson "Live at Smalls"

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リーダー作はcrisscrossレーベルの"Stockholm Syndrome"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60068011.html)で
聴いている程度なんですが、サイド参加では、Jonathan Kreisberg "Shadowless"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60318377.html)を筆頭に Ari Hoenigのリーダー諸作(3枚ある)で結構いろいろ聴いていると思います。

本作のメンツは、以下の通り。かなりソソられる面容となっています。前述のリーダー作とギターピアノが同じ。
リズム隊が入れ替わった構成になっています。
Will Vinson(As)、Lage Lund(G)、Aaron Parks(P)、Matt Brewer(B)、Marcus Gilmore(Ds)

演奏曲は、4曲がWill Vinsonの曲。1曲Lage Lundがあって、Benny Golson,Duke Ellingtonで全7曲となります。
1 The Clock Killer
2 Star of Greece
3 Swagger
4 Stablemates
5 Squeeze
6 Morning Glory
7 Albemarle

非4ビートの曲を中心に選曲されていて、Benny GolsonのStablematesもテンポを速めて(4ビートではありますが)あまり4ビート感を出さないような演奏になっています。
Will Vinsonがテーマを演奏(時にギターとユニゾン)し、それをピアノのバッキングの彩りで聴かせ、その後各人のソロ回しになるというのがおおよその基本構成。
個人的に、なんかWill Vinsonのサックスって性に合わないような気がしてあまり惹かれるものを感じていないので、前面で彼が演奏していても特に感銘はないのですが、それでもメンツ的には聴くべきものがあるのは間違いありません。

Lage Lundのギターは、要所でのソロはしっかりと見事な演奏を繰り広げ、おぉぉっ!!と聴き惚れることしばし。
そして、Aaron Parksがソロも良いけど、バッキングがこれまたいい味を出していまして、思わず聴き惚れる瞬間ってのは多いと思います。
そして、リズムですがドラムは気持ち良く全体を煽ってくれていて、ベースは全体の雰囲気によく寄り添うような心地よいベースラインを奏でている印象で、これまたポイントが高い。

リーダーであるWill Vinsonが前面で目立つ場面が多いのはいたしかたないにしても、その横で裏で4者が奏でる演奏に聴き惚れているという、変な聴き方してます(笑)
Will Vinsonが大丈夫なら演奏全体の満足度はかなり高いと思います。
なんて、かなりの回数聴いてたらWill Vinsonにも馴れてきた(笑)

それと、このブログから"Live at Smalls"だけ抜き出してまとめたブログを作ったんで紹介しときます。
 http://blog.livedoor.jp/pabljxan-7126/

Will Vinson "Live at Smalls"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00CC9PB0G/)

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