Jaleel Shaw "Soundtrack of Things to Come"

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この盤は、新譜情報を見ていて見つけて、なんか気になっていたのですが若干値段が高めだったのでずっと躊躇していた盤となります。
※どうやら、George Colliganの"Facts"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61881692.html)で、良い演奏をしていて名前を覚えていたようです。
Jaleel Shawというアルト奏者のリーダー作で、このアルバムが3枚目のリーダー作となります。
1枚目がFSNT(FSNT-222)から、2枚目がCD BabyからのリリースでLage Lund, Robert Glasper, Johnathan Blakeと似たメンツで作ったアルバムがありまして、本作もCD Babyからのリリースですがメンツが変わってきてます。

Jaleel Shawと言う名前にあまり記憶はなかったんですが、過去記事探したらドラマーリーダーの3枚に名前がありまして、ドラマー受けする人材なのか?なんて推測してみたり..
 E.J.Strickland "In This Day"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a57940361.html)
 Johnathan Blake "Eleventh Hour"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61208817.html)
 Ulysses Owens Jr "Unanimous"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61227132.html)
 George Colligan "Facts"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61881692.html)

本作のメンツは以下の通り。上掲のJohnathan Blakeがドラム。同じく上掲のGeorge Colligan盤のベーシストBoris Kozlov。Lawrence Fieldsだけは知らない名前な。。。Jeff "Tain" Watts "WATTS"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a57612826.html)に1曲だけ参加していました。またドラマーだ(笑)
Jaleel Shaw(As,Ss)、Lawrence Fields(P)、Boris Kozlov(B)、Johnathan Blake(Ds)


演奏曲はすべてJaleel Shawのオリジナルとなります。
01. I Wish I Didn't Know
02. Conclusions
03. Ballerina
04. The Wheel of Life
05. The Understanding
06. Chroma
07. Sister
08. Leel's Tune
09. Song for Sid
10. Faith

変拍子多めのいわゆる現代ジャズのスタイルが大半で、少々シリアスめな演奏が紛れているような印象。
とはいえ、曲としても格好良い曲が多く、演奏の温度感も高めなので、ハードルはそう高くないと思います。

演奏の白眉は、Johnathan Blakeなんでしょう。演奏をしっかり鼓舞して煽って引っ張ってるのは、彼のドラムという印象です。
そこにLawrence Fieldsのピアノが彩りを添えていまして、このピアノも一筋縄ではいかない演奏でというかなかなか気持ち良く耳を弾きつける演奏を繰り広げてくれています。
そこにBoris Kozlovのベースが弾力のある良く歌うサウンドで気持ち良く絡んできます。
そして、Jaleel ShawのSAXはときに熱くときにシリアスに様々な表情をみせるサウンドで楽しませてくれます。

5曲目は、リズムにちょっとRobert Glasperが入った楽曲。ドラムにJohnathan Blakeが入っていることからRobert Glasper人脈だろうなとは想像してましたが、彼のHP(http://www.jaleelshaw.com/)にダウンロード音源があるのですが、半分にRobert Glasperが入ってまして、さもありなんと

ベストは、特に平易でウォームなテーマを持ってるけど良い演奏してる3曲目になると思います。


Jaleel Shaw "Soundtrack of Things to Come"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00BU9842G/)

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