Sting "Last Ship"
具体的には、steely dan関連と、stingくらいしか買ってないってことなんですが..
前作は、25周年のベスト盤。その前がオーケストラを率いたライブ盤とスタジオ盤。
"Best of 25 Years"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61519422.html)
"Live In Berlin"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60224463.html)
"Symphonicities"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a59746658.html)
さらにその前がドイツグラモフォンからリリースの声楽曲的なもの
"If On A Winter's Night"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a58783731.html)
"SONGS FROM THE LABYRINTH"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a40732018.html)
と、クラシックに傾倒した作品が続いておりました。
そして本作は、「ニューキャッスルを舞台にした造船所を営む家族を書いたミュージカル"Last Ship"」
のために書いた音楽が元になっているようです。
ということで、今度はミュージカルでした。
このミュージカルの音楽をstingが担当していてるのは間違いなさそうですが、ここで演奏されている曲がミュージカルで使用されている曲そのものなのか、そこからインスパイアされた曲なのかが、解説を読んでも判然としません。
ちなみに、ミュージカル自体は2014年にブロードウェイで上演されるようです。
演奏曲は、下記12曲の本編と、5曲入ったボーナスディスクの2本立てとなります。
Disk1
01. The Last Ship
02. Dead Man's Boots
03. And Yet
04. August Winds
05. Language Of Birds
06. Practical Arrangement
07. The Night The Pugilist Learned How To Dance
08. Ballad Of The Great Eastern
09. What Have We Got?
10. I Love Her But She Loves Someone Else
11. So To Speak
12. The Last Ship Reprise
Disk2
01. Shipyard
02. It's Not The Same Moon
03. Hadaway
04. Sky Hooks And Tartan Paint
05. Show Some Respect
本編、冒頭ドラムレスの荘厳と言いたくなるような楽曲から、全般的には昨今のクラシックを嗜好した楽曲が多めの従来通りのアルバム構成を予想したのですが、トラックが進むに従って、ロックぽいアプローチが多めになってくるような感じでクラシック色は希薄になります。
とはいえ、バイオリンが入った男性合唱のアレンジとか、洗練されたサウンドというよりは、素朴だったり牧歌的だったり労働歌ぽかったりと、どちらかと言うとやぼったい印象の曲が多めですかえねぇ
「造船所を営む家族を書いたミュージカル」なんて刷り込みがあって聴いてるからってのもあるかもしれませんが、特に後半(8曲目とか9曲目とか)はいかにもな雰囲気の曲が含まれます。
が、それがあのstingの声に良い感じに合っていて、魅力的であることは間違いありません。
ベストは、このなかでは洗練された雰囲気を感じさせる3曲目でしょうか。これくらいの曲調がやっぱりstingには合っているような気がします。
Sting "Last Ship"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00D6DVRX2/)
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