rabbitoo "national anthem of unknown country"

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市野元彦さん率いるrabbitooの1stアルバムです。
このアルバムは、約1年前に発売が告知がされ、個人的には期待感を持って待ち態勢に入ったのですが、告知だけで発売のアナウンスがないまま1年が経過し..。こちら(聴く(買う)側)は、ただただ待つばかり。
2013年12月11日に、荻窪Velvet Sunにて先行発売ライブを行うと言う告知。
これは聴かねばならず、買ってこねばならぬと、平日でしたがいそいそとライブに赴いたのでありました。(当日、人身事故あって、大変でしたが..)
実は、これが初Velvet Sunで初rabbitooでした(^^;;

ということで、ライブを楽しんだ後にCDを購入して、メンバーの皆さんにサインをいただいて、いそいそとニヤけながら帰ってきたと..
正式の先行発売(一般流通でなく、直販の通販してるそうです。)は2月1日とのことなので約2カ月早く入手したことになります。(優越感) でも紹介は、正式の先行発売後。。orz


メンバーは以下の5人。佐藤さんのピアノは橋爪バンド等で聴いていて、あと市野さん、藤原さん以外は過去に聴いていないと思います。
市野元彦(G)、藤原大輔(Ts)、千葉広樹(B)、田中徳崇(Ds)、佐藤浩一(P)

演奏曲は下記12曲。全部オリジナルで良いと思います。しかし凄いタイトルが並んでいます(笑)
大半が6分前後までのあまり長くない曲で、最短は2分29秒。
1,3,4,5,7,8,12曲目が2012年9月の録音。2,6,9,10,11曲目が2013年7月の録音。最初のリリース告知が2012年末だったはずなので、後から5曲を追加したか録り直したかしているということでしょう。
01. 猿の正夢
02. 黄色いスープ、青のパン
03. 砂漠の水夫
04. 入り口から数えて五番目の席で待つ男
05. 森
06. subliminal sublimation
07. Eat Your Orange
08. Distance
09. 兎とコッペパン
10. n.a.o.u.c
11. 三番目の太陽
12. 入り口から数えて二番目の席で待つ女

冒頭、ギターの単調なフレーズの連続からベースの旋律が入ると徐々にテンポが上がって、テーマに流れ込むと言うドラマチックなオープニング。
テーマは、ベース、ギターが単調なフレーズを繰り返す上で、電気処理を施されたサックスが奏でます。
ちょっとメカニカルで、ちょっとミニマルで、ちょっとフリーで、なんとも格好良い演奏で、のけぞります。
2曲目は、ドラムの叩きだす単調なリズムからギター、ベースが入って、サックス、エレピが交互に演奏するテーマ。市野さんの延々演奏される単調なフレーズがなんとも格好良いというか。。。
ベースがミニマルなフレーズを演奏する上で、サックスとギターのユニゾンでメカニカルなテーマを演奏する4曲目。
・・・

基本構成は、ベースとドラムにもう1~2つの楽器で、ちょっと複雑でちょっとミニマルなベーストラックが形成され、そのうえで1~2の楽器が主旋律だったりソロだったりを奏でるスタイルで良いと思います。
そして曲は、ちょっとメカニカルでちょっとミニマルでクールなスタイルのものが多く、サックスだけがフリーだったり電気処理だったりと表情豊かなサウンドを奏でていきます。

ベース、ドラムが中心に奏でるミニマルなリズムの多彩さ面白さか、藤原さんの奏でる表情豊かなサックスサウンドあたりが聴いていて一番楽しめる部分になると思うのですが、全体をきっちり締めているのが市野さんのギターであることは間違いなく、このギターのフレーズを延々聴いているってのも、なかなか良い聴き方だと思います。
個人的に、市野さん贔屓に過ぎるだけかもしれませんが..

しかし、リリース告知から実際にリリースされるまで1年以上。
詳細は全然聞いてないですが、なにやら産みの苦しみがたくさんあったようで、それが、Special Thanksに記されたNo Trunksの2人に現れているとかいないとか。。

ベストは、疾走感の気持ち良い6曲目とします。だけど、これPMG臭いというかそんな雰囲気も..(^^;;


rabbitoo "national anthem of unknown country"(http://www.songxjazz.com/release/national%20anthem%20of%20unknown%20country.html)

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