吉田沙良×ものんくる "SARA"

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2013年末にあった、国立パワージャズ(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62322629.html)のトップバッターが"ものんくる"だったんですが、ライブがことのほか良くて感激していたんですが、終演後、会場前の物販を眺めていたらその前にリリースされていた本盤を見つけ、これは買わねばならぬと買い込んできたものとなります。
菊地プロデュースのメジャーリリース盤"飛ぶものたち、這うものたち、歌うものたち"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62039921.html)はもちろん所有しております。

この盤のメンツは以下の通り。現在の"ものんくる"は、瀬田さん、西村さんを加えた4人編成(+ゲストで管)となりますが、このときは、吉田さん、角田さんを核にした2管の6人編成だったということなんでしょう。
タイトルが、"吉田沙良×ものんくる"となっているんで、元々は角田さん以下カルテットが"ものんくる"だったのかもしれません。
吉田沙良(Vo)、角田隆太(B)、兼松衆(P)、木村紘(Ds)、小西遼(As)、栗山雄暉(Tp)

演奏曲は以下の6曲。間にchick corea, Bobby Timmons等カバーを入れています。
2曲目が、次作でも演っている
1,桃
2,春を夢見る
3,Open your eyes,you can fly
4,Dat Dare
5,When She Loved Me
6,お魚のいない海

この盤での演奏は、新作に較べてジャズ感の強いものになっています。
特に、3~5曲目の英語で歌っているところは、それまで聴いていた"ものんくる"の雰囲気から大きく印象が違ってまして、選んでいる曲がジャジーであることも相まって、まるっきりジャズボーカルになってますねぇ。
自身のすりこみが、吉田沙良さんの日本語での歌唱だったことになるんで、この英語で歌っている部分が妙に違和感を感じてしまうのは...。
それと、角田さんのアレンジもオリジナルの日本語歌詞のもので力を発揮しているような印象がありますかねぇ..
でも、そんなのは私の偏見ってことで(笑)

演奏も、"飛ぶものたち、這うものたち、歌うものたち"ではアンサンブルを重視した、良い意味で作られた感の強い印象がありましたが、こっちではアドリブをしっかり前面に出した構成にあわせ、しっかりジャズな演奏を聴かせてくれています。

もっとも、ライブで「普段はジャズミュージシャンとして活動している」と話していたことから、もしかしたらこっちの演奏の感じのほうが、本人たちはしっくりきているのかもしれません。
5曲目の歌唱力とか、聴き惚れてしまいますよ。なんで、英語曲のほうを絶賛する人がいても全然不思議じゃないです。


ベストは1曲目にします。日本語の3曲のうち、2曲目は既出で残りの2曲のどちらかと言うと..と選びました。

※吉田沙良さん、キューピードレッシングのナレーションをやるそうで.. → http://www.kewpie.co.jp/dressing/regular2014/tvcm/

吉田沙良×ものんくる "SARA"(http://mononcle.aikotoba.jp/media.html)(http://www.dowland.jp/)

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