George Colligan "Endless Mysteries"

イメージ 1

George Colliganのリーダー作もほぼかかさず買っているつもりです。嘘です。けっこう抜けてます。
前々作、その前と2作連続で買ってませんでした。
 "Facts"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61881692.html)
 "Living for the City"(http://www.amazon.co.jp/dp/B005OSP68Y/)
 "Meeting"(http://www.amazon.co.jp/dp/B004AV5H2Q/)
 "Runaway"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a56491169.html)

本作は、メンツがとりわけ良いので買わないわけにはいかななったと言うことで..
かく言うメンツは以下の通り。Larry GrenadierにJack DeJohnetteというのは相当強力です。
ピアニストが誰でも、買っていたと思います。 orz
George Colligan(P)、Larry Grenadier(B)、Jack DeJohnette(Ds)


そして演奏曲ですが、全部George Colliganのオリジナルとなります。
01 Waiting For Solitude
02 Song For The Tarahumera
03 Her Majesty
04 Liam's Lament
05 It's Hard Work!
06 Thoughts Of An
07 Outrage
08 Endless Mysteries
09 When The Moon Is In The Sky
10 If The Mountain Was Smooth, You Couldn't Climb It

美旋律な1曲目から、表現力豊かなGeorge ColliganのピアノとLarry Grenadierの良く歌うベース。
さらにさらに、それをアグレッシブに鼓舞すJack DeJohnetteのドラムが見事な音世界を形成してくれます。
中盤こそ若干中だるみ気味ではありますが、4曲目はメロディカ、5曲目はヘヴィで重めなサウンド、7曲目はフリー調と緩急織り交ぜて、なかなか斬新なアプローチを聴かせてくれます。
と、普通に及第点なコメントを書いていたのですが、これがGeorge Colliganのアルバムと考えると、George Colliganとしては、かなり斬新で新機軸多めのアプローチになっていまして、俄然興味の幅が広がってきます。

白眉は、Jack DeJohnetteのドラムで、この人の上手さってのはなんだかんだ際立っていると思います。凄い凄い。
ここのところ、おそらく本人も食傷気味のKeith Jarrettのstandardsのフラストレーションからか自由度の高い伸び伸びとしたドラミングで演奏を鼓舞している感じがありまして、それが相乗的に演奏のテンション向上に見事に貢献している感じが見られます。
でもって、Larry Grenadierもそのテンションにのっかって、多少の余裕があるのか自由度高く気持ち良いベースを演奏している感じがありありと見えまして、演奏全体が気持ち良くスウィングしているのが、とても心地良く聴いてて気持ちの良いアルバムであります。

ベストは文句なしに圧巻の演奏を堪能できる10曲目です。最後にこの演奏聴かされると、すぐに再度Playボタン押して、最初から聴き始めてることしばし..。


George Colligan "Endless Mysteries"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00F0MNH7G/)

この記事へのコメント