Virgil Donati "In This Life"

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Virgil Donatiというドラマーのリーダー作です。この人は、渡辺香津美の"Spinning Globe"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62354293.html)でドラムを叩いていた人で、この盤のリリース直後のリーダー作発表の報に思わずポチッとしてしまったと言う購入動機です。
あまりどういう音楽が聴けるのかとか気にせず買っているのですが、冷静に考えれば渡辺香津美盤と同系のサウンドが鳴り響くんだろうなということは容易に想像がつきますね。

メンツは、ベーシスト4人、ギタリスト6人。キーボードも4人で、他の奏者ちょろちょろといったメンバーとっかえひっかえ的に演奏していることになります。詳しくは↓
が、名前見ても知ってる名前ってほとんどないようで。。
Marco SfogliとAlex Argentoがイタリアの人で、Brett Garsed、Simon Hosfordがオーストラリア出身の人らしいです。

Virgil Donati(Ds)
Doug Shreeve(B:1, 3-5, 8, 10), Evan Marien(B on 2),Anthony Crawford(B:6, 9), Tom Kennedy(B:7)
Marco Sfogli(G:1-4, 8-10), Irwin Thomas(G:1, 4), Brett Garsed(G:3),Alex Machacek(G:5-6),Rafael Moreira(G:7)Simon Hosford(G:7, 10)
Ruslan Sirota(Key:2), Dennis Hamm(Key:3), Alex Argento(Key:4-5,8-10), Jeff Babko(Key:7)
Artyom Manukyan(Cello:5), Paul Sherman(Oboe, English Horn:6)

演奏曲は以下の10曲。すべてVirgil Donatiのオリジナルとなります。
1. Rhythm Zero
2. Eleven
3. In This Life
4. Red Air
5. Paradise Lost
6. The Fall Of Dreams
7. Iceland
8. Trinity
9. Voice Of Reason
10. The Empire

演奏ですが、これはハードフュージョンかプログレか、はたまたヘビメタかってな曲が怒涛のごとく現れる。。。というのは、おおよそ予想通り。
個人的見識からいくと、テクニック偏重系、超速サウンドで、楽器演奏する人は聴いて萌えるんだろうなといった類の音楽という認識になります。
非常にパワフルなドラムサウンドに導かれて、もの凄いテクニックのギター、ベース、キーボードがこれでもかと自己主張しまくる。
曲自体が変拍子だったり、よくわからなかったり、けっこう複雑な楽曲が多いんですが、ばっしばっしとキメをきめて圧倒されまくり。楽器演奏する人ほどその凄さに呆れるんじゃないかと思います。

しかもバラード系スローな演奏は皆無。ハードに攻めまくった演奏に終始します。しいていえば4曲目とかゆったりめの部類になるのかなぁと。。
しかし、1枚しっかり聴くと精神飽和状態になりますね。疲れます。。

ベストは、大仰な5曲目にしときます。


Virgil Donati "In This Life"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00EKXWAE2/)

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