菊地成孔とぺぺ・トルメント・アスカラール "戦前と戦後"
菊地成孔さんが、自主レーベルを立ち上げ、その第一弾としてリリースしたのが、このアルバムになるようです。
CDとDVDの2枚組でのリリースになってますが、ここではCD部だけの言及にします。DVDはまだ見てません。
きっと記事にしないと思います。
レーベル情報は http://taboolabel.net/
菊地さんの関わったアルバム、書籍も、相当数買っていまして、自blogで数えたら20以上の記事がありました。
最近のプロデュース作は買ってないのが数枚あります。配信だけリリースのはほとんど買ってません。
CDとして出たものは、たいがい買ってると思います。でも、全部じゃぁないですね..
ぺぺ・トルメント・アスカラール名義では下記3枚がリストされています。元になった"南米のエリザベステイラー"も記事があると思いますが見つかりませんでした(笑)(CDは持っている)
他に、hp見ると配信だけのライブがいくつかあるようですがこれらも購入してません。聴いてません。
"New York Hell Sonic Ballet"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a58840789.html)
"記憶喪失学"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a55787861.html)
"野生の思考"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a41109388.html)
メンツは・・、ジャケから書き写すの大変なんで割愛。web上にも情報は見つかりませんでした。
楽器編成は、ハープ、バンドネオン、弦楽器、打楽器・・というものであります。
演奏曲は、下記11曲。ディック・ミネの戦前作(11)、フランクオーシャン(10)、キップハンラハン(4)、薬師丸ひろ子(2)というカバーに、NHKドラマに提供していた曲(1)、小泉今日子に提供した曲(7)・・・と多彩な内容です。
1. 退行
2. Woman ~映画“Wの悲劇”より
3. ミケランジェロ
4. カラヴァッジョ
5. エロス+虐殺
6. I.C.I.C.
7. 大人の唄
8. 戦前と戦後
9. ヴードゥー/フルーツ&シャークス
10. スーパー・リッチ・キッズ
11. たゞひとゝき
最初の2曲が、菊地がボーカルをとる、いわゆる歌謡曲と言えるようなもの。
3曲目が、韻を踏みまくったラップをフィーチャした曲で、どうやらSIMI LABのメンバーが絡んでいるようです。最近の菊地さんはラップがかなり気に入っているようで、この作品にも入れてきたか..(萎)
というのが、正直な感想。
4曲目が、キップハンラハンですが彼の作品らしいゴージャスな楽曲。
5曲目が、弦楽器によるさまざまな表情を持ったラテン調の曲。タイトルがタイトルなので、両極端の狂気的を垣間見せているようなところもあるんでしょう。
旧来のペペトルメントの雰囲気は、この2曲の感じだったと思うんですが..
6曲目は、菊地自身のラップでバンドの紹介をしている前半から、女性とのデュオでおしゃれな歌詞を歌う。SPUNK HAPPYを彷彿とさせる曲。
7曲目は、日本語で歌うシャンソンでしょう。これも、曲調も軽く歌詞はもっと軽い内容です。
"大人の唄"というタイトルですが、若い女性が少し背伸びをしているような内容というか、高度成長期の銀座を彷彿とさせる
8曲目は、露骨に「銀座を口笛吹いて歩く」なんて歌ってました。これも7曲目の雰囲気を踏襲したアルバムタイトル曲。"戦中"の雰囲気は、みじんも入っていません。
・・・
本作は、カバー曲が多く菊地さんがボーカルをとっているものを含め歌ものが多くなっており、楽器編成こそ変わっていないものの、これまでのペペトルメントの雰囲気からはだいぶ変わってきていると感じます。
これまでは、もっともっと南米系ラテンサウンド色が色濃くストイックな演奏が多かったと記憶しているのですが、本作ではポップ色が強くほのぼの感を感じさせるというか、聴き易さが前面に出てきていると言うか..
昨今の政情、情勢をニュースで聞きながら、こんな演奏を聴いていたら、いかにも今は戦前であることを感じさせられるというか、菊地さんの言動は、これまでも戦争前後を意識したものが多かったのも事実なのでまぁそういう意図を持ったアルバムなんだと思います。
ベストは、2曲目です。個人的ノスタルジも含めて良い雰囲気に唄われてました。
と思ったら、久々に無料再開されていた日記(http://www.kikuchinaruyoshi.net/n-k-blog/)で音程調整されていることを暴露してました(爆)
菊地成孔とぺぺ・トルメント・アスカラール "戦前と戦後"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00HILJKNM/)
CDとDVDの2枚組でのリリースになってますが、ここではCD部だけの言及にします。DVDはまだ見てません。
きっと記事にしないと思います。
レーベル情報は http://taboolabel.net/
菊地さんの関わったアルバム、書籍も、相当数買っていまして、自blogで数えたら20以上の記事がありました。
最近のプロデュース作は買ってないのが数枚あります。配信だけリリースのはほとんど買ってません。
CDとして出たものは、たいがい買ってると思います。でも、全部じゃぁないですね..
ぺぺ・トルメント・アスカラール名義では下記3枚がリストされています。元になった"南米のエリザベステイラー"も記事があると思いますが見つかりませんでした(笑)(CDは持っている)
他に、hp見ると配信だけのライブがいくつかあるようですがこれらも購入してません。聴いてません。
"New York Hell Sonic Ballet"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a58840789.html)
"記憶喪失学"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a55787861.html)
"野生の思考"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a41109388.html)
メンツは・・、ジャケから書き写すの大変なんで割愛。web上にも情報は見つかりませんでした。
楽器編成は、ハープ、バンドネオン、弦楽器、打楽器・・というものであります。
演奏曲は、下記11曲。ディック・ミネの戦前作(11)、フランクオーシャン(10)、キップハンラハン(4)、薬師丸ひろ子(2)というカバーに、NHKドラマに提供していた曲(1)、小泉今日子に提供した曲(7)・・・と多彩な内容です。
1. 退行
2. Woman ~映画“Wの悲劇”より
3. ミケランジェロ
4. カラヴァッジョ
5. エロス+虐殺
6. I.C.I.C.
7. 大人の唄
8. 戦前と戦後
9. ヴードゥー/フルーツ&シャークス
10. スーパー・リッチ・キッズ
11. たゞひとゝき
最初の2曲が、菊地がボーカルをとる、いわゆる歌謡曲と言えるようなもの。
3曲目が、韻を踏みまくったラップをフィーチャした曲で、どうやらSIMI LABのメンバーが絡んでいるようです。最近の菊地さんはラップがかなり気に入っているようで、この作品にも入れてきたか..(萎)
というのが、正直な感想。
4曲目が、キップハンラハンですが彼の作品らしいゴージャスな楽曲。
5曲目が、弦楽器によるさまざまな表情を持ったラテン調の曲。タイトルがタイトルなので、両極端の狂気的を垣間見せているようなところもあるんでしょう。
旧来のペペトルメントの雰囲気は、この2曲の感じだったと思うんですが..
6曲目は、菊地自身のラップでバンドの紹介をしている前半から、女性とのデュオでおしゃれな歌詞を歌う。SPUNK HAPPYを彷彿とさせる曲。
7曲目は、日本語で歌うシャンソンでしょう。これも、曲調も軽く歌詞はもっと軽い内容です。
"大人の唄"というタイトルですが、若い女性が少し背伸びをしているような内容というか、高度成長期の銀座を彷彿とさせる
8曲目は、露骨に「銀座を口笛吹いて歩く」なんて歌ってました。これも7曲目の雰囲気を踏襲したアルバムタイトル曲。"戦中"の雰囲気は、みじんも入っていません。
・・・
本作は、カバー曲が多く菊地さんがボーカルをとっているものを含め歌ものが多くなっており、楽器編成こそ変わっていないものの、これまでのペペトルメントの雰囲気からはだいぶ変わってきていると感じます。
これまでは、もっともっと南米系ラテンサウンド色が色濃くストイックな演奏が多かったと記憶しているのですが、本作ではポップ色が強くほのぼの感を感じさせるというか、聴き易さが前面に出てきていると言うか..
昨今の政情、情勢をニュースで聞きながら、こんな演奏を聴いていたら、いかにも今は戦前であることを感じさせられるというか、菊地さんの言動は、これまでも戦争前後を意識したものが多かったのも事実なのでまぁそういう意図を持ったアルバムなんだと思います。
ベストは、2曲目です。個人的ノスタルジも含めて良い雰囲気に唄われてました。
と思ったら、久々に無料再開されていた日記(http://www.kikuchinaruyoshi.net/n-k-blog/)で音程調整されていることを暴露してました(爆)
菊地成孔とぺぺ・トルメント・アスカラール "戦前と戦後"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00HILJKNM/)