矢野顕子 "飛ばしていくよ"

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GWの最初は、非ジャズです。

矢野顕子さんのアルバムもなんだかんだ買い続けています。
 "忌野清志郎を歌う"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61810856.html)
 上原ひろみさんとの "live In Tokyo"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61039225.html)
は記事になってますが、他にも全部ではないですが相当量のCDを秘蔵しています。

この新作は、テクノポップリバイバルのような電子音を駆使した作品という認識です。
メンツは矢野さんがピアノを弾いて、他はプログラミングが多そうですが、曲毎にいろんな人が関わっているようです。ジャズ的特筆としては、8曲目にMarc Ribotがベースとギターを弾いているところでしょう。

演奏曲は以下の通り。セルフカバー、他人のカバー含め多岐にわたっています。
01. 電話線
02. 飛ばしていくよ
03. YES-YES-YES
04. リラックマのわたし
05. 在広東少年
06. ごはんとおかず
07. ISETAN-TAN-TAN
08. 愛の耐久テスト
09. Captured Moment
10. かたおもい
11. Never Give Up on You

中身ですが、とりあえずは、曲のパワーと歌唱のパワーに圧倒されまくっているというのがすべてです。
どの曲も、実に魅力的に響いてきまして、個人的にはハマりまくっています。

演奏面では、メンツのところに書いたとおり、ほとんどの曲がコンピュータプログラミングで作られていて、ベース、ドラム、電子音のエフェクトに、弦楽器管楽器な音と、盛り沢山の音が盛り込まれていますがほとんどがサンプリングということになるわけで..
もっとも、ピアノは矢野さんが弾いていていて、これが全体を締めていると言うか、雰囲気をまとめ上げている感じはあると思います。矢野さんのピアノの力も強いものがあります。

宣伝文句(http://www.akikoyano.com/discographies/d/album)に「現代のEDM・ボカロ世代をも唸らせる」なんて記載があるのですが、ミニマルなビートを強調したサウンドだったり、ベースフレーズでグルーブを作っていくサウンドテクスチャは、往年のテクノポップよりも現代的な響きを感じさせるものもありますが、この辺もプログラマーの力量で曲毎のクオリティの差(判り易さの差)になっているのかなぁなんて思ってみたり..。

オフコースの3曲目は、エレクトリック色濃い現代無機的アレンジ。5曲目の往年の名曲は比較的オリジナルに近いスタイル。
あいだに入ったリラックマは、ほのぼの感あるサウンドでほっこり感が気持ちいい。

ベストは、・・なんか知らないけど、伊勢丹に惹かれているのでありましたw


矢野顕子 "飛ばしていくよ"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00I2FSLYW/)

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